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楽天SEO対策とは?楽天サーチで上位表示させるコツやよくある質問を解説

更新:
2023年12月19日

COLUMN INDEX

「自社で楽天市場のSEO対策をすることになった。」
「楽天ではどのようにSEO対策すればいいの?」

このように悩んでいる担当者もいるのではないでしょうか。

楽天市場でのアクセス数を増やすためには、楽天検索結果画面で上位に表示されることが重要です。

事前にノウハウを知っておくと、楽天市場で上位に表示される楽天市場SEO対策のイメージがしやすくなるでしょう。

今回の記事では楽天市場SEO対策の基本的な手法と対策キーワードの選定方法について解説します。

これから楽天市場SEO対策を行う場合は、ぜひ参考にしてみてください。

楽天市場のSEO対策とは

楽天市場では、以下の条件で検索順位を決定しています。

楽天市場の商品検索において、主に以下の項目をスコアリングして検索順位を決定しています。

①自然言語処理による検索キーワードと商品の関連性
②検索キーワード毎の商品の人気度

また、上記要素を常にモニタリング、反映しているため検索順位は常に変動します。

楽天市場の商品検索には様々な方法がありますが、その中でも売上の7割を占めるのは楽天サーチと言われています。

画像だけで商品コンテンツをただ制作するだけではなく、商品ページには対策キーワードを組み込むのが大切です。複数のキーワードに対してもSEO対策を行うことで、より多くの集客効果が期待できます。

楽天市場でSEO対策が重要な理由

ここからは、楽天市場でSEO対策が重要な理由について3つ見ていきます。

1.見込み客の多くは楽天サーチで商品を探している
2.上位表示されている商品ほど購入される確率が上がる
3.コンバージョン率の高いキーワードを狙えば購入確率が上がる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

見込み客の多くは楽天サーチで商品を探している

楽天市場では、見込み客のほとんどが楽天サーチを利用して商品を探しています。実際に、楽天市場内のショップへのアクセスの70%は楽天サーチ経由です。したがって、検索順位が低くなると、見込み客にアプローチできる機会が減少します。

自社のショップへの流入を増やすためにはSEO対策を行い、商品を検索結果の上位に表示させましょう。

上位表示されている商品ほど購入される確率が上がる

楽天市場では、楽天サーチの上位に表示される商品ほど購入されやすい傾向にあります。アクセスを集めるためには、楽天サーチの検索結果で上位に表示させることが重要です。

そのため、楽天サーチのアルゴリズムに合わせたSEO対策を行って自社の商品を多くの見込み客に見てもらうことが必要です。

コンバージョン率の高いキーワードを狙えば購入確率が上がる

楽天市場で売上を増やすためには、コンバージョン率の高いキーワードを狙う必要があります。検索数の多いキーワードはビッグワードと呼ばれ、上位表示は難しい傾向にあります。一方で検索数の少ないミドル・スモールワードは競合が少なく、上位表示を目指しやすいのが特徴です。

ミドル・スモールワードは複数のワードを組み合わせて検索されることが多く、ユーザーの具体的な検索意図が反映されています。そのため、上位表示できれば高いコンバージョン効果が期待できるのです。

楽天SEOの3つの特徴

次に、楽天SEOの3つの特徴について見ていきましょう。

1.楽天の商品購入は自然検索が基本
2.商品名が最も重要なSEOの要素
3.広告を打つ場合もSEO対策が必要

それぞれ詳しく解説します。

楽天の商品購入は自然検索が基本

楽天市場では、ユーザーが楽天トップページから商品名を検索して購入することが基本的なフローです。このフローを前提として、SEO対策を行っていないと、検索結果でユーザーの目に触れる機会を得ることができません。

商品名が最も重要なSEOの要素

楽天のSEOにおいて検索対象となる商品情報項目として、以下が挙げられます。

【楽天SEOの検索対象となる商品情報項目】

•商品名
•商品番号
•PC用キャッチコピー/モバイル用キャッチコピー
•PC用商品説明文/スマートフォン用商品説明文
•PC用販売説明文
•カタログID
•ショップ名
•ジャンル名

この中で、SEO対策において最も重要な要素は商品名です。

単にキーワードを並べるだけでは、対策になりません。楽天市場では、商品ページの説明文(商品説明文・販売説明文)に、関連性のないキーワードを羅列する行為は禁止されています。

したがって、楽天市場の禁止事項に違反しない範囲で、対策を行うようにする必要があります。詳しい流れは楽天SEOに強い商品名を決める6ステップとして後述します。

広告を打つ場合もSEO対策が必要

RPP(Rakuten Promotion Platform)広告は月予算5,000円からの広告枠を購入することで、検索結果の上位に商品を表示させることができる仕組み。一方、SEOは商品ページの最適化を行い、自然検索で上位表示を狙うための対策です。

RPP広告は効果的な広告対策であり、短期的な効果を期待できます。しかし、広告出稿費用がかかるため、長期的にコストをかけずに上位表示を維持するためには、SEO対策も欠かせません。

関連性の高いキーワードを含めることで、安価で狙ったキーワードの広告枠を獲得できます。

RPP広告では、上位3商品(スマートフォンの場合は上位5商品)に商品が表示されます。この広告枠を獲得するためには、商品ページにキーワードを効果的に組み込み、商品とキーワードの関連性を高めることが大切です。

つまり、SEO対策をおこなうことは、RPP広告を効果的に活用するための重要な要素となります。

楽天SEOに強い商品名を決める6ステップ

ここからは、楽天SEOに強い商品名を決める6ステップを順に紹介していきます。

1.重要な情報を入力する
2.サジェストキーワードを追加する
3.競合商品で上位表示されているキーワードを追加する
4.クリック率向上を意識して魅力的な文言を追加する
5.ディレクトリID、タグIDが不足していないか確認する
6.季節のイベントキーワードを追加し、定期的にメンテナンスする

それぞれの項目で重要なことも一緒に見ていくので、合わせて確認してください。

1.重要な情報を入力する

商品名は最大127文字まで入力可能です。

以下のように、重要な情報から順に入力すると良いでしょう。

1.固有の商品名(例:さくさくチーズクッキー)
2.商品ジャンルを示すビッグワード(例:さくさくチーズクッキー│スイーツ お取り寄せ)
3.商品の特徴で外せない内容(例:さくさくチーズクッキー│スイーツ お取り寄せ お徳用パック)
4.店舗の特徴で外せない内容(例:さくさくチーズクッキー│スイーツ お取り寄せ お徳用パック 工場直送 送料無料)

このアプローチは楽天のSEOアルゴリズムに効果的なだけでなく、関連キーワードが商品タイトルに適切に含まれている場合、ユーザーがクリックしやすくなり、売上にも良い影響を与えます。

2.サジェストキーワードを追加する

楽天では、関連キーワードが商品名などの検索結果に表示される「サジェストキーワード」があります。具体的な商品名や大きなキーワードを検索し、サジェストキーワードの中に商品に適したものがあれば活用しましょう。

また、Google検索などのサジェストキーワードを広く取得できる「ラッコキーワード」などを使い、より深いサジェストキーワードを探ることもおすすめです。反映できるキーワードがあれば積極的に利用していきましょう。

3.競合商品で上位表示されているキーワードを追加する

キーワードがニッチ過ぎると、文字数を圧迫するだけでSEO効果は望めません。キーワードを選ぶ前に実際に検索して市場規模を調査するのがおすすめです。上位表示されているライバル商品を確認すると、大まかな市場規模を把握できます。

市場規模が分かったら、サジェストキーワードに加えて、レビュー数の多い上位商品の商品名に使用されているキーワードを取り入れてみましょう。

4.クリック率向上を意識して魅力的な文言を追加する

クリックされる商品名にするためには、魅力的な文言を冒頭に【】を使って記載することが重要です。記載する際は値引きやポイント訴求などの情報を載せましょう。

ただし、文字数に空きがない場合は、必要のない文言・訴求度の低そうなワードなどを削って調整する必要があります。

5.ディレクトリID、タグIDが不足していないか確認する

検索しても表示されない・上位に来ない場合は、正しい「全商品ディレクトリID」と「タグID」が設定されていない可能性があります。

これらのIDは、楽天市場内で商品をジャンル分けするためのものです。「全商品ディレクトリID」は、「スイーツ・お菓子>クッキー・焼き菓子 >各種クッキー・焼き菓子セット >クッキー」のように、商品を探す際に使用されます。楽天市場が正しく機能するためには、これらのIDが適切に設定されていることが重要です。

タグIDは、ジャンル内のより具体的な分類を選択するためのものです。たとえば、全商品ディレクトリIDで「クッキー」を選択している場合、ブランド、クッキーの種類、配送サービスなどの詳細な設定が可能です。

タグIDによって、顧客がより具体的な条件で商品を絞り込むことが可能です。商品名の設定だけでなく、ディレクトリIDやタグIDも見逃さずに確認しましょう。

6.季節のイベントキーワードを追加し、定期的にメンテナンスする

商品名は一度設定するだけではなく、定期的なメンテナンスが重要です。 定期的なサジェストチェックや季節のイベントに合わせたキーワードの追加が必要です。

この例では、「バレンタイン」「ホワイトデー」キーワードなど、お菓子にまつわる行事が高い関連性を持っています。「敬老の日の贈り物」「クリスマスプレゼント」なども季節に関連するキーワードとなりますので、適宜使い分けましょう。

基本的な楽天SEO対策3選

ここからは、基本的な楽天SEO対策を3つ紹介します。

1.回遊導線を改善して、重要なキーワードから流入を増やす
2.高評価レビューを獲得する
3.適切なカテゴリを選択する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

回遊導線を改善して、重要なキーワードから流入を増やす

ユーザーは関心を持った商品をクリックし、詳細ページまで閲覧してくれるため、適切なキーワード導線を配置することで購買意欲を高めることができます。

通常、サイト内回遊リンクではカテゴリページや特設ページをリンク先に設定しますが、検索結果をリンク先に設定する試みも有効です。

つまり、商品ページから商品ページに遷移させるのではなく、キーワードでの検索結果画面から商品ページへの導線を作ります。そうすることで、キーワード経由のクリックやCVなどの実績を作り、キーワードと商品の関連性を高められます。

店舗内検索と楽天市場内の検索の連動により、ユーザーにとって必要な商品をスムーズに見つけることができるため、ユーザーエクスペリエンスの向上にも役立つでしょう。

高評価レビューを獲得する

楽天SEOのアルゴリズムはGoogleSEOとは異なり、売上を重視しています。直接的にSEOへの影響はありませんが、高評価なレビューをたくさん獲得することで売上を伸ばす効果があります。

星4以上のレビュー数が多いと購入の貢献度も高まるため、意識すると良いでしょう。レビューを増やすには、クーポンや割引などのメリットを提供することが有効。口コミ投稿するメリットが多ければ多いほど、ユーザーに投稿してもらいやすくなります。

適切なカテゴリを選択する

商品登録時には、同じような商品がどのカテゴリに登録されているかを参考にして適切なカテゴリを選択しましょう。

カテゴリとは、ディレクトリIDのところで説明した「スイーツ・お菓子>クッキー・焼き菓子 >各種クッキー・焼き菓子セット >クッキー」といった商品の分類です。

正しいカテゴリ選択がされていないと、検索結果に表示されにくくなる可能性がありますので、注意してください。

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楽天SEOのコツを理解して運営を行いましょう!

楽天市場のSEO対策は、広告費をかけずにアクセス数を増やす方法です。RPP広告と組み合わせて実施することで、より多くのユーザーにアプローチが可能です。

対策キーワードを決定したら、それに関連するサジェストや類似キーワードもページに組み込みます。また、楽天サーチのサジェスト、競合他社の上位表示ページも必ず確認してください。

各商品に適したキーワードを設定し、ページの改善も含めて対策を行うことで、店舗のアクセス数と売上向上を目指しましょう。

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