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ジュエリー業界におけるD2C販売の企業事例5選!メリットや注意点も解説

更新:
2024年02月13日

COLUMN INDEX

ジュエリー業界ではD2C事業への注目度が高まっており、多くの企業でSNSやWebサイトを活用した取り組みが進められています。D2C事業では、世界観を魅力的に伝える、口コミをサービス改善に反映するなど顧客との関係構築が大切です。

コンセプトや販売経路の設計も重要であるため、D2C事業には専門的な知識や人材が求められます。本記事では、ジュエリー業界における企業事例や成功のためのポイントについて解説します。

ジュエリー業界におけるD2Cの企業事例5選

ジュエリー業界におけるD2C販売の企業事例を次項で紹介します。



1.MELE MELE

引用:MELE MELE

MELE MELEは「普段の生活でダイヤモンドを身に着けて欲しい」というコンセプトのブランドを販売している企業です。すべての商品に高価なダイヤモンドを使用しているため、価格レンジは約1万〜10万円となっています。

しかし、D2C販売を通して、販売価格を抑え、購入までのハードルを低くしている点が特徴的です。

2.ARTIDA OUD

引用:ARTIDA OUD

ARTIDA OUDは、原石と金属の魅力をそのまま活かしたジュエリーブランドを販売している企業です。ブランドは誕生後にSNSで一気に注目を集め、認知が拡大しました。

D2C販売の活用により、適正価格での販売やリーズナブルの商品を販売するなど、施策の幅が広がっているのもポイントです。売上の一部を発展途上国や教育に支援するといったストーリー性や世界観も大切にしており、多くのファンを獲得しています。

3.HELICAL CHORD

引用:HELICAL CHORD

HELICAL CHORDは、リブランディングにより人気や認知を拡大したジュエリーブランドです。D2Cビジネスモデルを導入し、実店舗といったオフライン販売は顧客がブランドに触れる場所、オンラインは商品を購入する場所と切り分ける体制を取っています。

商品のコンセプトはストーリー性を大切にしており、たとえば1つのダイヤモンドの原石をカップルや家族で分け合い、それぞれのジュエリーを作るといった事例が挙げられます。

4.ROOM

引用:ROOM

ROOMは「わたしらしいアクセサリーで部屋を埋め尽くしたい」というコンセプトで、ブランドを立ち上げました。ライフスタイルを良くするといった視点でコンセプトを設計した事例のブランドです。

商品一つひとつの利益を求めるのではなく、個数をたくさん販売することで利益を上げる販売モデルとなっています。そのため、価格帯は安く、購入のしやすさが魅力的なブランドです。

5.gray

引用:gray

grayは、国産のジュエリーブランドを販売する企業です。D2C販売を活用することで、クオリティの高い商品をリーズナブルに販売可能になりました。

顧客は気軽に商品を購入でき、コーディネートやおしゃれを楽しめるブランドとして確立しています。

ジュエリーはD2C向けの商材

ジュエリー業界でD2C販売が注目される背景として、次の2つが挙げられます。

・ECの市場規模の高まり

・安価な商品もオンラインで販売できる

ECの市場規模は年々増加傾向にあり、2021年の物販系分野においては13兆2,865億円ほどです。オンラインでの商品販売が当たり前となっていきている現代において、D2Cにも需要が高まっています。

また、これまでオンライン上での販売は、仲介業者の手数料を考慮したうえで、商品を決める必要がありました。しかし、D2Cでは仲介手数料を必要としないため、安価なジュエリーの販売も可能です。高額なジュエリーだけでなく、安価な商品をオンライン上で販売できるようになれば、売上拡大が期待できるでしょう。

ジュエリーをD2Cで販売するための3つの取り組み

ジュエリー業界におけるD2C販売では、販促のために次の取り組みを行っています。



1.オンライン上でのショッピング体験

オンライン上でのショッピング体験とは、オンラインでも試着を体験できることを意味します。例えば、実際にジュエリーを身に付けた自分の姿をバーチャル世界で確認できたり、商品を顧客の自宅へお届けし、試着できたりするサービスなどが事例です。

質感や色、サイズなどを自分の目で見て確認できるため、正確なイメージを持てます。ECサイトで商品を買ったところ、想像していたイメージと違ったという問題への対策となります。

2.オンライン接客

オンライン接客とは、ビデオ通話を通じて企業の従業員がオンラインで接客をすることです。オンライン接客では顧客の商品を買う際の不安や心配事を解決し、購買に繋げます。

リモートで接客できるため機会損失を防げたり、費用対効果を高められたりするといったメリットがあります。ただし、オフラインでの接客と同様、押し売りにならないよう、顧客の状況に合わせた対応が大切です。

3.SNSの活用

D2C事業の拡大に必須であるSNSの活用も進めています。SNSの強みは顧客と双方向にコミュニケーションを取れる点です。

写真を投稿すると顧客からのコメントを受け取れる、アンケート機能を活用すると需要やニーズを把握できるなどのメリットがあります。媒体ごとに合わせた情報発信により、さまざまな年齢層にアプローチできます。

ジュエリーをD2Cで販売する3つのメリット

ジュエリーをD2Cで販売するメリットは次の3つです。


1.利益率を高められる

仲介業者にかかる手数料を削減できるため、D2C販売では利益率を高められます。商品製造から販売まで、すべて自社で取り組みを進めるため、仲介業者を必要としないためです。

また、少ない人的リソースでも、オンラインを通じて不特定多数の顧客に対して接客が可能であるため、人件費の削減に繋がります。さらにメディアやSNSでの集客力が高ければ、売上の拡大が期待できます。

2.顧客との関係構築がしやすくなる

D2Cでは顧客と直接コミュニケーションを取る機会が増えるため、関係構築がしやすく、ファン化に効果的です。顧客データの獲得も可能であるため、ターゲット一人ひとりに合わせたアプローチも可能です。

さらに顧客の意見やニーズを自社ブランドに取り入れることで、エンゲージメント向上に繋がり、強固な信頼関係を構築できます。

3.マーケティング施策の自由度が高くなる

ECサイトや複合商業施設による制限がないため、自社の好きなようにマーケティング施策を考案、実行できます。規制が厳しいと似たような商品と一括りにされて、競合との差別化が難しくなります。

しかし、施策の自由度が高ければ、自社ブランドの世界観や魅力を正確に表現した上で差別化が可能です。また、顧客の声をすぐにサービス改善に反映できるため、スピード感を持って取り組みを進められる点もメリットです。

ジュエリーのD2C販売を成功させる3つのポイント

ジュエリーのD2C販売を成功させるポイントは次の通りです。



1.世界観を分かりやすく伝える

自社ブランドの世界観を正確に伝えるためには、分かりやすさが必要です。ユーザーが理解しづらい情報を発信し続けても、自社ブランドに興味を持たせることはできません。

世界観を正確に伝えることで、ブランディングを確立でき、競合との差別化に繋がります。また、情報発信の内容にストーリー性を持たせると、ユーザーは自社ブランドをより魅力的に感じ、ファン化が期待できます。

2.顧客の声を反映する

集めた顧客データや声を反映させ、成果に直結する施策の考案も重要です。顧客の状況ごとにタイミング良くアプローチすることで、費用対効果の向上が期待できます。

しかし、トレンドに合わせて顧客のニーズは変化するため、柔軟な対応が求められます。顧客と直接コミュニケーションを取ったり、競合他社を分析したりなどの対策が重要です。

3.スムーズな物流体制を整備する

D2C事業ではスムーズな物流体制を構築することも大切です。商品の種類や量などの管理が複雑化するためです。

運用の負担が大きくなると、ヒューマンエラーや在庫不足などの問題が生じる場合があるため注意が必要です。売上を落とさないためにも、管理システムの導入や外注などを活用して物流体制を整えます。

ジュエリーはD2C向けの商材

ジュエリーをD2Cで販売する際の注意点は次の通りです。



1.中長期的な取り組みが必要である

D2C事業の立ち上げ期は、販売サイトの構築やマーケティング施策の立案、専門的スキルを持つ人材の確保などさまざまな取り組みが必要です。

手間や時間がかかるため、中長期的な目線で取り組みを進めます。D2C事業の目標も中長期的な内容に設定し、目標に合わせてKPIを立てるイメージを持ちましょう。

2.大きなコストがかかる場合もある

ECサイトの構築や人材の雇用など、立ち上げ期の取り組みにはコストもかかります。企業の状況や規模によっては大きなコストが必要となるケースもあるため注意が必要です。

立ち上げの際は、できる限り小規模から取り組み始めることがポイントです。初期コストをかけ過ぎてしまうと失敗した時のリスクも大きくなるため、不要なコストは可能な限り削減します。

3.集客力が必要である

大手ECサイトや複合商業施設の集客力を活用できないため、自社のみの力で集客する必要があります。SNSやWeb広告などを活用して集客するイメージです。

マーケティングに知見のある人材が自社にいれば、短期間での成果が期待できます。自社にオンラインでの集客手段やノウハウがない場合は、専門スキルを持つ人材の雇用やD2C支援サービスに頼るなどの対策が重要です。

ジュエリーのD2C販売でよくある質問

ジュエリーのD2C販売でよくある質問として、次の2つが挙げられます。



1.自社にノウハウがない場合は?

自社にD2C販売のノウハウがない、専門知識を持つ人材がいないといった場合は、支援サービスの活用をおすすめします。支援サービスを活用すれば、未経験からでもプロの運用ノウハウを活用できるため、早期での成果が期待できます。

具体的には、D2C販売に必要な準備や集客のための施策出しなどの支援を依頼可能です。支援サービスについて詳しく知りたい場合は、マイナビD2Cにぜひお問い合わせください。

2.D2C販売を始めるまでの流れは?

D2C販売は次の手順で進めます。

・ニーズ調査

・コンセプト設計

・商品の開発

・集客、物流方法の決定

・モニタリング

顧客のニーズ分析からはじめ、どんな商品に需要があるのか確認します。顧客の悩みや求めている商品が明らかになったら、商品をどんな属性の人に、どんな表現方法で販売するかを考えるコンセプト設計に移ります。

コンセプトが決まった次は、商品の開発です。販売する商品を製造しますが、はじめは試験的に始め、実際に顧客に需要があるのかを確認することが大切です。商品の販売にあたって集客方法と物流方法を具体的に決めた後は、実践による検証と改善を繰り返し、より質の高い商品開発につなげます。

ジュエリーのD2C販売で事業を拡大しましょう!

ジュエリーのD2C販売は施策や企画の幅が広がるため、認知拡大や売上の向上が期待できます。ただし、専門的な知識や人材が必要となるため、自社にノウハウがない場合には、D2C支援サービスの活用をおすすめします。

D2C事業における企画立案やコンセプト設計、施策考案をプロにお願いしたいと考えているのであれば、ぜひマイナビD2Cへお問い合わせください。

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