
インタビュー
【お客さまインタビュー】AIで一人ひとりの顔を認識する学校写真販売サービス「oriori!」マイナビD2Cで実現したシステム開発【株式会社ジーティービー】
- 更新:
- 2025年01月28日
COLUMN INDEX
株式会社ジーティービー
取材にご協力いただいた方:株式会社ジーティービー 福田 敦さま
ホームページ:株式会社ジーティービー(https://www.jp.gtb.co.jp/)
サービス:oriori!(https://www.jp.gtb.co.jp/oriori)
たくさんの学校写真の中から我が子の写真を集めて24時間いつでも注文可能な学校写真販売サービス。
今までの卒業アルバム制作の大変な工程は一度忘れてほしい。

Q.事業内容を教えてください。
弊社は基本的にシステム開発を行っており、約35年の歴史があります。もともとは画像処理ソフトウェアを開発しており、印刷会社向けのソフトやシステムをずっと開発してきました。
会社のメインの製品は検査ソフトやハード、システムであり、大日本印刷や凸版印刷などの大手企業や一部の公官庁でも使用される検査装置を提供しています。
また、20年以上前には写真やキャラクターを使ったオンライングッズ制作サイトを立ち上げ、クラウドサービスも展開していました。その後、クラウド上でデータを作成し、インターネットを通じてコミュニケーションを図るための卒業アルバム作成システムとサービスを構築しました。このサービスでは、印刷会社が卒業アルバムを印刷し、撮影を行う写真館や学校、生徒がデザインや写真を共有して作業を行える仕組みを整えています。このようなサービスを10年間展開してきており、現在に至ります。
Q.BtoB向け製品から今回BtoC向け製品を制作しようと思ったきっかけを教えてください。
写真館の方々が卒業アルバムを作る際には、別の印刷会社に写真をアップロードし、ネット写真を販売する際には別の業者に写真をアップロードするという形になっていて、管理が二元化、三元化していたためです。
もう一つの理由は、実際に卒業アルバムを作る際に、生徒の顔を一人ひとり数えることや、追加の写真を探す大変さを減らせたらと考えたからです。卒業アルバムは全員が写っているか、平均的に写っているか確認する必要があるため、先生が正の字を書いて確認しています。
その際に足りない写真を探すときに、卒業アルバムを依頼した印刷会社には写真がなく、別のところ等から一生懸命探していたりします。卒業アルバム作成システムと写真販売サービスをつなげることによって、卒業アルバムを作成中に「足りない子はどこにいるのか」となったときに、その子の写真を販売サービスから自動で探してくることができるようになります。こうした連携をさせてシステムを作ることができるので、我々の方で作って提供することに決めました。
色々な要望に即した形で対応ができるマイナビD2Cに依頼を決める。
Q.マイナビD2Cにご依頼いただいた経緯を教えてください。
立ち上げた時から、写真販売セットはあり、もともと社内では写真から一人を探して何かするようなものを作りたいという声はあったのですが当時は顔認証機能はありませんでした。
最近ではAIを使って顔認証を行い、一人ひとりを見つけることができるようになっていますので、今が一番動きやすい時期だと判断しました。
ただ、どうしても少子化が進んでいるため、(卒業アルバムの)ビジネス規模がどんどん小さくなっていくので、より効率的にやらないと利益が出ないといったこともありましたが、このシステムを作ることによって新たなビジネス展開にも繋がるのではないかと思い、着手し始めましたね。

Q.マイナビD2Cへの依頼の決め手を教えてください。
最初は「こういうサポートができますよ」と出している所をネットで探して順番に見ていました。知り合いからの紹介でも探していましたがなかなか今回の要望に応えられる会社がありませんでした。
開発には我々のシステムと繋げるとか、もともと作っていたものから組み込んでもらえるとか、他にも専門用語など色々あったので複雑にはなっていたかと思います。我々としても基本的に開発はBtoB関係で、BtoCのシステムも経験はあるものの決済面に関してはある程度知見のある方に携わっていただいた方が確実だと考えていたのでサポートいただける会社を探していました。
また、IT補助金を使用したいということもあり、その時にマイナビD2Cが補助金関連で広告を出されていたのを見たことから知りました。
我々の要望に即した形で対応していただけるのがマイナビD2Cで更に補助金も使用できたので依頼することに決めました。
ゆくゆくは卒業アルバムもパーソナライズされたものを購入できるようにしたい。
Q.このシステムの完成後はどのような形で運用されるのでしょうか?
一人ひとりの顔が見分けられることを使って個人にフォーカスされた卒業アルバムをサイト上で作って購入いただけるような仕組みにしようと考えています。
3月に貰える卒業アルバムと写真販売がずっと続くという形がありますが、その後に個人がフューチャーされた自分のパーソナルな卒業アルバムを購入していただけるような形ですね。
たくさんの人が写っている中で自分がどこにいるのかを探すとか、過ごした学校を見るとか、保護者の方も見たい内容だと思いますし、それが卒業アルバムの楽しみだと思っています。もう一つのアルバムを持つことで、更に思い出になるのではないかと思います。
Q.今後の展望について教えてください。
今後もこの分野のシステムを拡張していくことを考えています。
また、少子化が進んでいるため写真館の方々が子どもを撮影する機会が少なくなっているという現状があります。そういった点についても、私たちがサポートできることを考えていかなければならないと思っています。
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