マーケティング
D2Cアパレルブランドの成功事例を紹介!メリットや注意点も解説
- 更新:
- 2024年09月02日
COLUMN INDEX
- アパレル業界におけるD2Cの成功事例5選
- 1.17kg
- 2.消費者のライフスタイルの変化
- 2.COHINA
- 3.Kay me
- 4.GWT COMMUNICATIONS
- 5.IMCF CO., LTD.
- アパレル業界におけるD2Cの市場規模
- アパレル業界でD2Cが注目される背景
- 1.ライフスタイルが変化した
- 2.SNSが普及した
- アパレル業界でD2Cを始める3つのメリット
- 1.利益率を高められる
- 2.顧客のデータを収集できる
- 3.顧客との関係構築がしやすくなる
- アパレル業界でD2Cを成功させる3つのポイント
- 1.ブランディングに力を入れる
- 2.SNSを活用する
- 3.顧客のニーズに合わせて柔軟に対応する
- アパレル業界でD2Cを始める際の3つの注意点
- 1.手間がかかる
- 2.コストが膨らみやすい
- 3.マーケティング力が求められる
- D2C市場の現状と動向
- アパレル業界のD2Cでよくある質問
- 1.自社でノウハウがない場合はどうすればいいの?
- 2.オウンドメディアは運営した方がいいの?
- アパレルブランドD2Cのノウハウを理解して運営しましょう!
D2Cアパレルブランドを確立できれば、売上アップや顧客のファン化が期待できるため、多くの企業がD2C事業に注目しています。D2Cの市場規模は年々増加傾向にあり、アジアやヨーロッパなど海外へのD2C事業の展開を目指す企業も増えています。
しかし、D2C事業の立ち上げは簡単ではなく、専門の知識や人材が必要であり、ポイントや注意点などを押さえることも大切です。本記事では、アパレル業界におけるD2C販売の成功事例や注意点について解説します。
アパレル業界におけるD2Cの成功事例5選
アパレル業界におけるD2C事業の成功事例として、以下の5つをピックアップしました。
1.17kg
17kgは、若い年齢層の女性をターゲットに、韓国系のレディースファッションを販売するアパレル企業です。ECサイトやSNSなどオンラインでD2C販売を行っていますが、自社アプリでのD2C販売も行っています。
Instagramはフォロワーが41万人もいる大手アカウントです。しかし、SNSに依存せず、自社アプリを開発して導入した結果、アプリ経由での売上が増え、リピート率や顧客からのエンゲージメントの向上を成功させました。
2.消費者のライフスタイルの変化
2.COHINA
COHINAは、小柄な若い女性をターゲットにアパレルブランドを販売する企業です。COHINAのD2C販売の特徴としては、SNS上でのライブ配信でフォロワーの購買を販促している点が挙げられます。
ライブ配信を見に来るユーザーは見込み客であることが多く、配信を通じて質問に答える、商品の魅力を伝えるなどのコミュニケーションを取ることで、購買に繋げています。1200日以上も毎日ライブ配信を行い、双方的なコミュニケーションを取ることで、ユーザーのファン化にも成功しました。
3.Kay me
Kay meは、働く女性をターゲットに、自宅で洗濯できるスーツやワンピースの販売を行っているアパレルブランドです。Kay meの特徴としては、自宅でも無料で試着できるサービスを提供している点が挙げられます。
購入を検討している商品を自宅にお届けし、試着してもらうことで、顧客は雰囲気やサイズ感を確かめられます。実店舗へ足を運ばずにお気に入り商品の試着や購入が可能であるため、リピート率や売上の向上に繋がりました。
4.GWT COMMUNICATIONS
GWT COMMUNICATIONSは、D2CやOEM/ODM、カフェギャラリーの3軸でアパレルブランドを展開する企業です。クリエイターチームが商品開発から工場の選定までD2C事業の立ち上げに必要な業務をサポートし、13ものオリジナルブランドをを立ち上げ、販売しています。
現在はアジアやヨーロッパへの進出を目指しながら、自らのアイデアを形にし、数多くの顧客へお届けする取り組みを行っています。
5.IMCF CO., LTD.
IMCF CO., LTD.は、日本初のグローバルブランドを創出することを目標に、ERVERZE(パーバーズ)やLEINWANDE(ラインヴァンド)などのブランドをオンラインで販売している企業です。IMCF CO., LTD.の特徴としてはデザイン力が挙げられます。
業務分担によりクリエイターが働く環境を整備することで、パフォーマンスの最大化に繋げており、魅力的なデザインのアパレルブランドを制作しています。D2C事業は専門のマーケターが担当し、売上に繋げている組織体制です。
アパレル業界におけるD2Cの市場規模
D2Cとは、企業がダイレクトに顧客と取引を行うことを意味します。ECはインターネット上での取引全般を意味しているため、D2CはECの一部といえます。
2021年の衣類、服飾雑貨におけるECの市場規模は、2兆4,279億円と年々大きくなっており、インターネットやSNSでの購買は当たり前となってきている点がポイントです。
一方で、ECの市場規模が大きくなるにつれ、仲介業者を利用しないD2C事業にも需要が集まっています。ただし、D2C事業は簡単に成果を出せるわけではなく、運用難易度が高いため、十分な体制構築を準備しましょう。
アパレル業界でD2Cが注目される背景
アパレル業界でD2Cが注目される背景として、次の内容が挙げられます。
1.ライフスタイルが変化した
昨今は大量生産や大量消費のライフスタイルが当たり前だった時代から、体験やサービスの価値が求められる時代に変化しました。そのためアパレル業界では、商品のコンセプトやライフスタイルにどのような影響を与えるといった体験が重要視されるようになっています。
自社の魅力を十分に伝えるには、直接的なコミュニケーションを取ることがカギであるため、企業と顧客が直接的に繋がって取引を行うD2Cに注目が集まっています。
2.SNSが普及した
SNSの普及により企業と顧客がオンラインでも直接コミュニケーションを取れるようになりました。顧客と直接コミュニケーションが取れた方が、狙った層に宣伝もしやすい傾向にあります。
また、SNSの拡散力の高さから、企業の認知拡大やファンの獲得もしやすくなりました。SNSを通じて顧客データの獲得や声を直接聞けるため、効果的な施策立案が可能になったこともD2Cが広まった理由として挙げられます。
アパレル業界でD2Cを始める3つのメリット
アパレル業界でD2Cを始める3つのメリットは次の通りです。
1.利益率を高められる
販売経路に仲介業者を挟む必要がなくなり、手数料がかからなくなるため、利益率を高められます。また、オンラインで顧客に直接商品を販売できれば、実店舗のコストも削減できます。実店舗の運営では光熱費や人件費などさまざまなコストがかかりますが、割合を調整することで実店舗の運営コストを削減可能です。
2.顧客のデータを収集できる
顧客データを収集できる点は、売上拡大に効果的です。いつ誰がどんな商品を買ったのかデータとして可視化できるため、効果的なアプローチ方法の考案に繋げられます。
リピート率が高い顧客には積極的な情報提供をする、潜在顧客にはファン化対策をするなど、アプローチ方法を変えられるのが強みです。効果的な取り組みが可能となるため、費用対効果の改善も実現できるでしょう。
3.顧客との関係構築がしやすくなる
企業と顧客が直接コミュニケーションを取れるため、関係構築がしやすくなる点もメリットです。自社ブランドの価値観を伝えることで、エンゲージメント向上に繋げられます。
ただし、D2Cではオンライン上でのやり取りで印象が大きく変わるため、丁寧な対応が大切です。顧客が自社ブランドのファンになってくれるよう、優しいやり取りを心掛けましょう。
アパレル業界でD2Cを成功させる3つのポイント
アパレル業界でD2C事業を成功させるためのポイントは次の通りです。
1.ブランディングに力を入れる
顧客のファン化を促すためにも、ブランディングに力を入れる必要があります。顧客のエンゲージメントは売上に直結するため、積極的に自社のファンになってもらうことが大切です。
D2C事業は施策の自由度が高いため、ブランディングの確立には最適です。ストーリーや世界観を伝えることで、自社のブランディングを確立できます。
2.SNSを活用する
D2C事業には、SNSの活用が必須です。SNSの強みは拡散力とコミュニケーションの取りやすさであり、認知拡大や顧客との関係構築に効果的です。
定期的な情報発信により、企業のブランディング確立にもつながるため、積極的に活用します。ただし、SNSには炎上によるイメージダウンのリスクがあるため、過度な内容の情報発信は控えましょう。
3.顧客のニーズに合わせて柔軟に対応する
D2C事業では顧客の声やデータを獲得できるため、ニーズに合わせた取り組みが可能です。ただし、ニーズを把握するためには、顧客に対する理解が求められます。
顧客がどのようなブランドを求めているのか、どのようなシーンで自社商品を活用するのかなどを考えましょう。トレンドによってニーズは大きく変化するため、顧客だけでなく競合他社の動きを見ることも大切です。
アパレル業界でD2Cを始める際の3つの注意点
アパレル業界でD2Cを始める際、次の3点に注意が必要です。
1.手間がかかる
D2C事業では商品の製造から販売までの経路を、すべて自社で取り組む必要があるため、手間や時間がかかります。具体的な取り組みは優秀な人材の確保、販売経路の構築などさまざまです。利益率が上がる分、運用の負担も大きくなるため、中長期的な取り組みが必要となります。
2.コストが膨らみやすい
D2C事業は初期投資のコストが膨らみやすい点に注意が必要です。立ち上げの際は、サイトの構築やマーケティング人材の確保、必要であれば商品開発など、さまざまな取り組みに費用がかかります。
はじめから大きなコストをかけてしまうと、失敗した時のリスクも大きくなってしまうため、小規模から始めることがポイントです。取り組みを進めるなかで、不要なコストは徹底的に削減する必要があります。
3.マーケティング力が求められる
D2Cでは大手ECサイトや複合商業施設の集客力が活用できないため、認知拡大やブランディングなどの取り組みはすべて自社で行う必要があります。
集客ができないと売上は上がらないため、D2C事業にはマーケティング力が必須です。SNSやWeb広告、メディアを活用した集客施策を考案できる人材の確保は早期に行いましょう。
D2C市場の現状と動向
アパレル業界のD2Cでよくある質問
アパレル業界のD2Cでよくある質問として、次の2つが挙げられます。
1.自社でノウハウがない場合はどうすればいいの?
自社にD2Cのノウハウがない、専門的な人材がいないといった場合は、D2C支援サービスの活用をおすすめします。D2C支援サービスとは企画立案や施策出し、販売経路の設計など、D2C事業に関する業務のサポートを受けられるサービスです。
支援サービスを活用することで、未経験からでも短期での成果につなげられます。D2C事業への参入を検討しているのであれば、支援サービスであるマイナビD2Cにお問い合わせください。
2.オウンドメディアは運営した方がいいの?
新規顧客の獲得やユーザーとの関係構築、ブランディングの強化を実現したいのであれば、オウンドメディアの運用をおすすめします。オウンドメディアはユーザーとの接触回数を増やし、見込み客から優良顧客へ教育するために効果的なマーケティング手法です。
質の高い顧客の集客や広告費の削減、利益の向上などが期待できます。ただし、成果が出るには時間がかかる、運用コストがかかるなどのデメリットに注意が必要です。
アパレルブランドD2Cのノウハウを理解して運営しましょう!
D2Cアパレル事業の拡大は売上アップや顧客のファン化につながるため、企業価値や業績の向上に期待ができます。企業の成功事例を参考に、自社アプリ開発やライブ配信などD2C事業の成功への取り組みを進めてみましょう。
自社にノウハウがない、専門知識を持つ人材がいないといった場合でも、支援サービスを活用すれば、企画立案や販売経路の設定など、プロ目線で効果的な取り組みが進められます。D2C事業立ち上げのサポートをしてもらいたいと検討しているのであれば、ぜひマイナビD2Cへお問い合わせください。
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