成功事例
D2C事業の成功要因とは?成功するポイントや事例を解説
- 更新:
- 2024年09月02日
COLUMN INDEX
- D2C事業とは
- D2C事業の成功要因
- スマートフォンに親しむ世代の増加
- 消費者の価値観の変化
- SNSの普及
- 少量生産に対応可能な商品生産体制の整備
- D2C事業へ参入するメリット
- EC市場の成長が継続している
- 仲介業者への費用が不要である
- 商品やブランドのストーリーを伝えることができる
- 商品やサービスの改善が容易である
- D2C事業へ参入するデメリット
- ECサイトの構築や運営にリソースが必要である
- 集客に必要なコストやノウハウが必要
- 黒字化するまでに時間がかかる
- D2C事業の成功に必要なポイント
- 独自の世界観を持つ
- 商品に関連するコンテンツを充実させる
- SNSを活用して顧客とのコミュニケーションを図る
- 商品そのものを販売することより最高の顧客体験を提供する
- D2C事業の成功事例
- 1.FUJIMI/フジミ
- 2.FABRICTOKYO/ファブリックトウキョウ
- 3.snaqme/スナックミー
- D2Cの成功要因を知ることが事業成功の第一歩!
「自社でD2Cをすることになった。」
「どのようにD2Cを展開すればいいの?」
このように悩んでいる担当者もいるのではないでしょうか。
事前にノウハウを知っておくと、D2C対策のイメージがしやすくなるでしょう。
今回の記事ではD2C事業の成功要因とはなにか、成功するポイントや事例を解説します。
これからD2C対策を行う場合は、ぜひ参考にしてみてください。
D2C事業とは
D2Cは「Direct to Consumer」の略で、事業者や企業が商品を企画・製造し、直接消費者に販売する手法です。
従来の販売では、商品のイメージ制作や企画・生産後の販売は他の企業を通じて行われていました。しかし、インターネットの普及により、資金が不足している事業者や企業でも直接消費者への販売が可能になり、D2Cが普及し始めています。
D2C事業の成功要因
ここからは、D2C事業の成功要因について見ていきましょう。
1.スマートフォンに親しむ世代の増加
2.消費者の価値観の変化
3.SNSの普及
4.少量生産に対応可能な商品生産体制の整備
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スマートフォンに親しむ世代の増加
スマートフォンに親しむ世代は年々増加しており、D2C事業を行ううえで有利な環境になりました。総務省によると、個人におけるスマートフォンの保有率は67.6%となっています。
保有率も2013年以降高まっており、どの世代でもスマートフォンを利用する人が増えているのが特徴です。今後もこの流れは続いていくことが予想されており、D2C事業を行いやすい環境といえるでしょう。
消費者の価値観の変化
かつては、モノを所有することが重要視される考え方が一般的でした。しかし、現在では、商品やサービスを購入することで得られる価値が重要視される傾向があります。
D2Cは、商品の世界観やライフスタイルに合った体験や付加価値を提供することが可能です。顧客は単にモノを購入しただけでなく、サービスを利用した経験や価値も享受できます。
SNSの普及
D2Cマーケティングでは、顧客に有益な情報を提供することが必要不可欠です。SNSが進化したことで、販売業者は顧客と直接やり取りを行えるようになりました。
女性向けのおしゃれなアイテムで写真映えする商品なら、Instagramが最適です。それぞれのメディアの特性を理解し、自社の商品やターゲットに最適な手段を選択することが成功への近道となります。
少量生産に対応可能な商品生産体制の整備
最近では、サプライチェーンの変化により、少量生産の取り組みが増えています。これにより、顧客のニーズを敏感に把握し、より柔軟に商品を生産することが可能になりました。
その結果、ユーザーのニーズに合わせて素早く商品を提供することが可能です。トレンドに合わせて、最適な商品を販売しやすくなりました。
D2C事業へ参入するメリット
ここでは、DC2事業へ参入するメリットを紹介します。
1.EC市場の成長が継続している
2.仲介業者への費用が不要である
3.商品やブランドのストーリーを伝えることができる
4.商品やサービスの改善が容易である
それぞれ詳しく見ていきましょう。
EC市場の成長が継続している
2021年の国内BtoC-EC市場は、物販、サービス、デジタルの3分野を合わせて20兆6,950億円の規模に達しました。これは前年比で11兆4,171億円も増加した数値です。
経済産業省の調査によると、EC市場は引き続き拡大しており、前年の19.3兆円や前々年の19.4兆円と比べて7.35%も成長しています。この傾向は物販系の市場にも見られ、D2C市場だけでなく、EC市場全体の規模が広がっていることが分かります。
仲介業者への費用が不要である
自社ECサイトを介して消費者に直接販売することにより、仲介業者の中間マージンが発生しません。
中間マージンが発生しないため、その分を商品開発やサービスの改善に投資することができます。その結果、顧客満足度の向上につながるので、売上を増やしやすい環境を作ることが可能です。
商品やブランドのストーリーを伝えることができる
D2Cでは、自社で売り方や商品のプレゼンテーションを自由に行うことができるため、ブランドのメッセージを効果的に伝えることができます。
顧客との接点は、カスタマーサポートや商品の同梱物など様々な形で存在します。商品への想いやブランドを伝えることは、消費者の心を捉え、リピーターを増やすうえで欠かせない要素となります。
商品やサービスの改善が容易である
顧客と直接対話できるD2Cは、顧客の感想や意見を簡単に集めることができるため、商品やサービスの改善に活かしやすくなります。
たとえば、定期購入の解約理由でよく聞かれる「商品を使い切れない」といった意見に注目し、具体的な使用方法を提案したり、製品の内容量を調整して使いやすくするなどの改善を実現できます。
より顧客の悩みに寄り添えるだけではなく、スピード感をもった改善が可能です。
D2C事業へ参入するデメリット
ここからは、DC2事業へ参入する上でのデメリットを紹介します。
1.ECサイトの構築や運営にリソースが必要である
2.集客に必要なコストやノウハウが必要
3.黒字化するまでに時間がかかる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ECサイトの構築や運営にリソースが必要である
ECサイトの構築と運営には、費用や人材のリソースが必要です。
最近では、低コストでECサイトを構築・運営できるECプラットフォームも増えていますが、それでも運営するための人材は欠かせません。
例えば、サイトの更新や受注処理にはスタッフが必要です。また、サイトの規模が大きくなるにつれ、サイトを調整する人材を確保する必要が出てきます。
カスタマーサポートや在庫管理などの業務はアウトソーシングすることが多く、サイトの月額料金以外にも固定費用がかかるケースがあることを理解しておきましょう。
集客に必要なコストやノウハウが必要
ECサイトの集客には、継続的なコストが必要です。SEOやSNS集客など、施策ごとにコストが発生します。
また、あらかじめノウハウを知っていない限り、早期での売上アップは望めません。事前に予算の確保や、ノウハウを持つ人材の確保を実施しておきましょう。
あらかじめ、集客方法を計画しておきましょう。
黒字化するまでに時間がかかる
D2Cビジネスモデルの魅力は、直接顧客の声を聞き、そのニーズに合わせた製品やサービスを提供できることです。しかし、それを実現するためには、集客やブランド構築に力を注ぐ必要があります。
自社でリソースが足りない場合、黒字化するまでに長期にわたって時間がかかることも考えられるでしょう。
そこでもし、より早くD2Cで成功したいのであれば「マイナビD2C」にお任せください。マイナビD2Cでは、ECサイト構築のサービスを提供しています。ライトプランではECサイトをスムーズに開始でき、プロフェッショナルプランではさまざまな機能を組み込むことが可能です。
また、専門のサポート部隊が集客支援も実施するので、早い段階での売上アップが期待できます。
詳細は、以下のページから資料をダウンロードして確認できます。ECサイトを最速最短で成功させたい事業者の皆様は、ぜひお問い合わせください。
D2C事業の成功に必要なポイント
次に、D2C事業の成功に必要なポイントについて確認していきます。
1.独自の世界観を持つ
2.商品に関連するコンテンツを充実させる
3.SNSを活用して顧客とのコミュニケーションを図る
4.商品そのものを販売することより最高の顧客体験を提供する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
独自の世界観を持つ
D2C商品を作る際には、「ブランドのアイデンティティ」が重要です。このアイデンティティは、自社独自のこだわりや価値観を明確に伝えるものです。
自社独自のストーリー、制作秘話などをあらかじめ固めておく必要があります。事前にどのような思いを伝えたいのか、考えておきましょう。
商品に関連するコンテンツを充実させる
商品に関連するコンテンツを充実させることで、商品の認知度向上を図れます。より多くの人に、自社の商品やサービスをアプローチすることが可能です。
また、コンテンツを通して商品のストーリーやブランドイメージを伝えることで、商品への共感や興味を喚起することができます。ファン化を促しやすいので、有効な施策といえるでしょう。
SNSを活用して顧客とのコミュニケーションを図る
InstagramやX(旧:Twitter)などのSNSを活用することで、顧客とのコミュニケーションを図ることが可能です。顧客がブランドや商品に対して、どのような思いを抱いているのか把握しやすくなります。
また、双方向でコミュニケーションを行えるので、ファン化しやすいのもうれしいポイントです。顧客とのコミュニケーションを図り、ファン化の促進を行いましょう。
商品そのものを販売することより最高の顧客体験を提供する
D2Cビジネスでは、自社で販売を行うことで直接消費者からの声を受け取ることができます。
消費者のニーズや要望をより正確に把握することができます。顧客からのフィードバックを収集し、商品やサービスの改善や新商品の開発に活かすことで、より満足度の高い商品を提供することが可能です。
商品そのものを販売することに固執するのではなく、より良い顧客体験を提供することを意識しましょう。
D2C事業の成功事例
ここからは、D2C事業の成功事例について見ていきましょう。
1.FUJIMI/フジミ
2.FABRICTOKYO/ファブリックトウキョウ
3.snaqme/スナックミー
それぞれ詳しく紹介します。
1.FUJIMI/フジミ
引用:FUJIMI
『FUJIMI(フジミ)』というパーソナライズスキンケアブランドは、D2Cの代表的なブランドと言えます。
2021年2月現在、無料の美容診断を通じてユーザーの肌状態を詳しく測定し、パーソナライズサプリメントとパーソナライズフェイスマスクの2種類を提供しています。
診断結果に基づいて、肌状態や油分バランス、目指す肌について詳しく解説し、最適な製品(サプリメント)を提案してくれるのも特徴です。
2.FABRICTOKYO/ファブリックトウキョウ
引用:FABRICTOKYO/ファブリックトウキョウ
FABRIC TOKYOは、スマートフォンからスーツやビジネス関連商品を購入できるアパレルブランドです。
このブランドの最大の特徴は、オーダーメイドのスーツをスマホで手に入れることができることです。従来は店舗で採寸し、スーツを注文する必要がありましたが、FABRIC TOKYOでは全てをスマホで完結させることができます。これにより、他のスーツ販売店との差別化に成功しています。
3.snaqme/スナックミー
引用:snaqme/スナックミー
スナックミー株式会社は、テクノロジーを活用して顧客の声を反映させた商品開発を行うD2Cブランドです。
2016年2月に開始されたサブスクリプションサービス「snaq.me」は、顧客の好みに合わせておやつボックスを独自のアルゴリズムでパーソナライズしています。このアルゴリズムは、過去に顧客から受け取った評価データを活用しており、さらに新商品の開発にも役立てられています。
D2Cの成功要因を知ることが事業成功の第一歩!
D2Cの成功には、従来の通販とは異なるアプローチが必要です。ブランドの独自性や価値を明確にし、顧客との関係を重要視することが成功の鍵です。
また、効果的なマーケティング戦略や顧客対応の強化も欠かせません。デジタル化が進む中、D2Cはますます注目されるビジネスモデルです。効果的なD2C戦略を構築することで、新たな市場機会が得られるでしょう。
「マイナビD2C」では、ECサイト構築のサービスを提供しています。ライトプランではECサイトをスムーズに開始でき、プロフェッショナルプランではさまざまな機能を組み込めます。企業のニーズに合わせたECサイトの展開が可能です。
詳細は以下のページから資料をダウンロードしてご確認いただけます。
ECサイトを成功させたい事業者の皆様は、ぜひお問い合わせください。
人気記事
PICK UP
注目のキーワード
資料ダウンロード(無料)
OUR SERVICE
サービス紹介
マイナビD2Cは、お客様の自社ECサイト作成、物流・CS体制の構築に至るまでECに必要な内容を全面的にサポートするEC支援サービスです。
ECスペシャリストによるECサイト構築からユーザー動向のリサーチ、SNSを活用した露出・販促活動のバックアップまで、
お客様と売れるECサイトに育てていきます。
-
ECサイト制作
日本11位のドメインレートを持つマイナビD2CのECパートナーが徹底サポート。
-
コンサルティング
データを活用し、売上最大化のためのアクションが途切れない活発なショップへ。
-
物流支援
物流システム(WMS)・発送業務を得意とする倉庫の選定など、安心・安全な物流フローを 構築。
-
マーケティング支援
なかなかリソースを割けない広告運用やカスタマーサポートを支援し、ケアの行き届いたサービスを実現。
CLIENT WORKS
事例紹介
抱える課題が違えば、適切なソリューションはそれぞれ異なります。
多くの企業様と様々なメディアの成長を見守ってきたノウハウが、私達の財産です。
PICKUP COLUMN
おすすめ記事
CONTACT
資料請求・お問い合わせ
デジタルソリューションを導入したいが何から始めたら良いか分からない。
既存のメディアをもっと有効に活用し、成長させたい。
自社にリソースがなく、導入から運用までアウトソーシングしたい。
上記のようなお悩みレベルのご相談がある企業様、課題を探すところから
サポートが必要な企業様もぜひお気軽にお問い合わせください。