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D2Cの成功事例とは?従来の通販との相違点やメリット・デメリットも解説

更新:
2023年12月12日

COLUMN INDEX

「自社でD2Cをすることになった。」

「どのようにD2Cを展開すればいいの?」

このように悩んでいる担当者もいるのではないでしょうか。

事前にノウハウを知っておくと、D2C対策のイメージがしやすくなるでしょう。

今回の記事ではD2C事業の成功事例から、従来の通販との相違点やメリット・デメリットを解説します。

化粧品がD2C事業に適している理由

D2C(Direct to Consumer)は、メーカーやブランドが自社製品を小売店を介さずに直接消費者に販売する手法です。インターネットとECサイトを活用し、販売プロセスを自社で管理し、消費者に直接的な商品体験と付加価値を提供します。

従来の販売では、商品のイメージ制作や企画・生産後の販売は他の企業を通じて行われていました。しかし、インターネットの普及により、資金が不足している事業者や企業でも直接消費者への販売が可能になり、D2Cが普及し始めているのです。

D2Cマーケティングを行う3つのメリット

ここからは、D2Cマーケティングを行う3つのメリットについて見ていきます。



それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.スモールスタートしやすい

D2Cは、小規模なスタートアップ企業や個人でも比較的容易に始めることができるビジネスモデルです。従来の流通業者や小売業者を介さずに、自社で商品を開発・製造・販売することができるため、費用や手続きが削減されます。

D2Cビジネスモデルでは、自社のウェブサイトやオンラインプラットフォームを活用し、直接顧客に商品を届けられます。小売店や卸業者への商品供給の手続きやコストを回避することができ、スモールスタートしやすいのです。

2.消費者と直接コミュニケーションが取れる

大手企業がD2Cに注目する一因は、ブランドと消費者との直接的な関係構築ができる点にあります。これにより、ブランドの魅力やストーリーを消費者に伝えることができ、ブランドロイヤリティを高められます。

従来のB2B2Cモデルでは、メーカーが中間商社や小売店を通じて商品を提供することが一般的でした。しかし、D2Cを取り入れることで、メーカーは中間商社や小売店を介さずに、自社のブランドと消費者同士が直接的な関係を築くことができます。

このような関係構築により、メーカーは商品価値の伝達や顧客満足度の向上を図れるのです。

3.利益率の向上が見込める

D2Cモデルでは、中間マージンや店舗運営費をカットすることによって、利益率を向上させることができます。

D2Cでは、商品を直接消費者に販売するために、卸売業者や大手ECモールへの販売手数料が不要です。そのため、中間マージンが発生せず、その分を商品開発やサービスの改善に投資することができます。その結果、より良い商品やサービスを提供することができるため、顧客満足度の向上や売上増加につながります。

また、店舗運営に関連する経費も削減できます。テナント料や光熱費、人件費などの費用がかからないため、実店舗を運営する場合と比較して費用を節約できます。これによって、利益率を高めることが可能です。

D2Cの成功事例4選

ここからは、D2Cの成功事例を紹介します。



それぞれ詳しく解説していきます。

1.snaqme/スナックミー

画像引用元:snaqme/スナックミー

株式会社スナックミーは、おやつの時間をより特別なものにするために、食材の質やお客様の声を大切にし、D2Cモデルを通じて革新的な商品開発とサービスを提供しています。

その代表的なサービスである「snaq.me」では、お客様の好みに合わせておやつBOXを独自のアルゴリズムでパーソナライズしています。このアルゴリズムは、お客様からの評価データを活用しており、過去の評価を基に新商品の開発にも役立てています。

同時にサブスクリプションモデルを採用することで、在庫にためる期間を最小限に抑え、顧客へタイムリーにお届けすることができます。保存料や人工添加物を使用せず、食品ロスを最小化したおやつの提供が可能となっています。

2.FABRICTOKYO/ファブリックトウキョウ

画像引用元:FABRICTOKYO/ファブリックトウキョウ

FABRIC TOKYOは、スマートフォンでスーツやビジネス関連商品を購入できるアパレルブランドです。

FABRIC TOKYOの最大の特徴は、オーダーメイドのスーツをスマートフォンで手に入れられることです。従来のスーツ購入では、お店に行って採寸し、スーツを注文する必要がありましたが、FABRIC TOKYOでは全てスマートフォンで手続きを実施できます。その結果、他のスーツ販売店との差別化に成功しました。

また、FABRIC TOKYOはテクノロジーを駆使しており、顧客がスーツのデザインや生地を自由に選ぶことができるなど、カスタマイズ性も高いのがポイントです。

オーダーメイドスーツのスマートフォン注文は、顧客のニーズに合わせた製品提供を可能にし、顧客満足度の向上につながっています。

3.17kg

画像引用元:17kg

17kg(イチナナキログラム)は、韓国系のD2C(Direct-to-Consumer)ブランドです。

17kgは、プチプライスのアイテムを提供することを特徴としています。特に10代の女性をターゲットにしており、若者からの支持が高いブランドとして知られています。

このブランドの創業者である塚原健司氏は、SNSの発展前の時代に、Instagramを活用したビジネスモデルに取り組んだことでも知られています。Instagramを通じてプロモーションを行い、若者たちにファッションアイテムを提案しています。

4.FUJIMI/フジミ

画像引用元:FUJIMI

FUJIMI(フジミ)は、パーソナライズスキンケアブランドとして知られるD2Cブランドです。

FUJIMIでは、無料の美容診断を通じて、ユーザーの肌の状態を詳しく測定し、個々の肌に合わせたパーソナライズサプリメントとパーソナライズフェイスマスクを販売しています。

美容診断では、肌の状態や油分バランス、目指す肌などについてアドバイスが提供されます。そして、診断結果に基づいて最適な製品(サプリメント)が提案されます。

さらに、FUJIMIではパーソナライズスキンケアの一環として、LINEを利用してコンシェルジュに相談することもできます。個々の肌の状態や悩みに応じて最適なケアを提案することを特徴としており、ユーザーに合わせた解決策を提供を可能としています。

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D2Cで成功している企業の共通点

ここからは、D2Cで成功している企業の共通点を3つ紹介します。



それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.ユーザーの声や市場のトレンドを理解している

D2Cで成功している企業の多くは、ユーザーの声や市場のトレンドを理解しています。

D2C企業は、自社で直接顧客との関係を築けるため、顧客の声を直接受け取り、リアルタイムでフィードバックや改善点を把握できます。トレンドの理解により、顧客のニーズや傾向を把握し、それに合わせて商品やサービスを開発・提供することが可能です。

また、市場のトレンドを把握することが重要です。市場の流行や需要の変化に敏感であり、競合他社との差別化を図るために、市場のトレンドや先行者の成功事例を注視し、商品やサービスの改善や新たなアイデアの導入が可能となります。

2.SNSを積極的に取り入れている

D2C企業が集客やプロモーションにSNSを活用することは重要です。SNSはリーチが広く、費用を抑えられるため、比較的低コストで多くの人々に商品やブランドの魅力を伝えられます。

ただし、それぞれのSNSプラットフォームには独自の特性やユーザーの属性があるので、一度に多くのSNSに手を出すと質の維持が難しくなる可能性があります。

したがって、企業は自社の商品やブランドの特性、ターゲット市場、顧客の行動パターンなどを考慮し、どのSNSを活用するかを慎重に検討することが重要です。それぞれのSNSプラットフォームの特性を理解し、適切な媒体を選択することで、有効な集客手段となるでしょう。

3.ブランドの世界観をうまく伝えている

D2Cでは、商品だけでなく、ブランドや顧客との関係構築にも注力することが成功の鍵となります。

D2C商品を作る際には、アイデンティティやブランドのこだわり、想いを明確に伝えることが重要です。その結果、特定の人々に訴求することができ、顧客との強いつながりを築けます。

また「インパクト×コンパクト」という考え方も重要です。商品のコンセプトや魅力を短く分かりやすく伝えることで、顧客の注意を引き、興味を持ってもらえます。

D2Cで成功するためのポイント

最後に、D2Cで成功するためのポイントを3つ紹介します。



1つずつチェックしていきましょう。

1.独自のアイデンティティを持った商品やブランドを打ち出す

D2C商品を作る際には、ブランドのアイデンティティを明確にすることが非常に重要です。

ブランドのアイデンティティは、自社独自のこだわりや価値観を顧客に伝えるための重要な要素です。自社のストーリーや制作秘話など、商品やブランドに関連するエピソードを用意することで、顧客に対して独自性や特別感を与えられます。

2.顧客が求めるコンテンツを展開するマーケティング力を持つ

顧客が求めるコンテンツを展開するマーケティング力は、D2Cで成功するための重要なポイントです。

顧客のニーズや要望を把握するために、調査やアンケート、ソーシャルメディア上でのフィードバックを収集しましょう。顧客の声を元に、どんなコンテンツが求められているかを把握することで、ユーザーが求めるコンテンツを作成できます。

また、下記に掲載するSNSだけでなくブログ、YouTube、メールマガジンなど、複数のチャンネルを活用してコンテンツを展開しましょう。顧客の好みや行動に合わせて、情報を届ける方法を選ぶことも効果的です。

3.顧客とコミュニケーションを取れるSNSを活用する

SNSはD2C企業にとって、有効なツールです。特にInstagramやX(旧Twitter)は、商品やブランドの魅力を発信し、顧客とのコミュニケーションを図る上で重要な役割を果たします。

SNSを活用することで、顧客がブランドや商品に対してどのような感情やフィードバックを抱いているのかを把握しやすくなります。商品やブランドの改善点やニーズに応じた新しい提案を行えるでしょう。

さらに、SNSを通じた双方向のコミュニケーションは、顧客との関係を強化し、ファン化やリピーターの増加につながります。顧客との対話を大切にし、彼らの意見や反応に対して適切に反応することで、顧客ロイヤリティの促進が可能です。

D2C成功事例を参考に効果的なマーケティングを実施しましょう!

D2Cの成功には、従来の通販モデルとは異なるアプローチが重要です。企業が効果的なD2C戦略を構築し、市場のニーズと顧客の要望に応えることができれば、事業が成功する可能性が高まるでしょう。

今回の記事では、参考事例も記載しているのでぜひ参考にしてみてください。

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