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楽天市場に出店するメリット・デメリット一覧!楽天市場の特徴と一緒に解説

更新:
2023年12月19日

COLUMN INDEX

楽天市場に出店することは、オンラインビジネスにおいて大きなメリットをもたらしますが、一方でデメリットも存在します。

今回の記事では楽天市場の特徴とともに、楽天市場に出店するメリットとデメリットを解説します。ショップの成功事例も記載しているので、合わせて参考にしてみてください。

楽天市場とは?

楽天市場は、楽天が運営しているオンラインモールであり、約5万店舗が出店しています。楽天市場には40以上のジャンルがあり、楽天が保有する経済圏へのアプローチが可能です。また、楽天カード、楽天トラベル、楽天ビューティーなどのサービスと連携することで、多様なユーザー層にアプローチできるのが強みといえます。

お買い物マラソンや楽天スーパーSALEなどのイベントではポイントUPキャンペーンが行われ、ポイントがたまるキャンペーンが多く用意されています。

楽天市場に出店する5つのメリット

ここからは、楽天市場に出店する5つのメリットを紹介します。



それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.圧倒的な集客力・EC市場シェア率がある

楽天市場の最大のメリットは、その圧倒的な集客力です。楽天市場のIDを持つユーザーは2022年度通期及び第4四半期の決算説明会資料によれば1億人以上であり、売上も前年比12.3%増の5.6兆円となっています。

これは全体的なECモールの成長に加えても、楽天市場が非常に大きなマーケットであることを示しています。実際、楽天市場はインターネット通販全体のシェアで28.0%を占めており、特に生活雑貨では40%以上のシェアを誇っているのが強みです。

自社だけでのECサイトの運営をスタートすることは難しいかもしれませんが、楽天市場なら適切な施策を打ち出すことで、出店当初から売上の拡大が期待できます。

2.楽天独自の大型イベントがあり、CMなどで集客してくれる

楽天独自の大型イベントがあり、CMなどで集客してくれることにより、モール全体へのリピーター獲得を促しています。

特に「楽天スーパーSALE(セール)」は最大のイベントであり、テレビCMなどを通じて集客に力を入れています。この期間中は「お得な商品がある!」や「ポイントが●倍になる!」などの魅力的なオファーで、多くの楽天会員が楽天市場に集まります。

さらに、「お買い物マラソン」では、複数の店舗で買い物をするほどポイントがアップする仕組みがあります。

これらのセールやキャンペーンは、楽天市場がユーザーの購買意欲を刺激し、利用者数の増加やリピート率の向上に寄与しています。

3.楽天ポイントによる集客が可能

楽天ポイントは「使わないともったいない」という心理的なトリガーを働かせ、ユーザーに対して楽天市場へのリピート訪問を促すことがあります。

さらに、楽天市場ではSPU(スーパーポイントアッププログラム)も実施しており、楽天グループのさまざまなサービスを利用するほど、楽天市場でのポイント倍率が高まる仕組みです。楽天ポイントによる集客によって、楽天グループのサービスから楽天市場へのユーザーの集客が促進されています。

4.アフィリエイトサービスを介した販促ができる

楽天市場では「楽天アフィリエイト」というサービスを通じて、出店者が自動的にアフィリエイト販促をすることが可能です。

アフィリエイトは出店者にとって有益な販促手段であり、楽天市場の集客力のさらなる向上に貢献しています。

楽天アフィリエイトを利用しているユーザーは非常に多く、自身のウェブサイトやブログを通じて楽天市場の商品を紹介することで、楽天市場の集客力を高める貢献をしています。アフィリエイターが独自の視点で商品を紹介することによって、ネットショップの新たな魅力を多くの人に知ってもらう機会にもなるでしょう。

5.ネットショップのノウハウを提供する「楽天大学」を提供している

楽天市場では、出店店舗向けに「楽天大学」という講座を提供しています。この講座では、楽天大学講師だけでなく、各分野の専門講師による講座も受講することができます。

特に、Eラーニング形式の講座「RUx」では約900本の動画が用意されており、他の店舗の事例などを通じて、ネットショップ運営に必要な知識、ノウハウを自分のペースで学べます。

「マイナビD2C」では、ECサイト構築のサービスを提供しています。ライトプランではECサイトをスムーズに開始でき、プロフェッショナルプランではさまざまな機能を組み込めます。的に合わせたECサイトの展開が可能です。

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楽天市場に出店する3つのデメリット

ここからは、楽天市場に出店する3つのデメリットを紹介します。



それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.プロモーションが自由にできない

楽天市場では、プロモーションやお客様のメールアドレスのダウンロードといった操作が制限されていることがデメリットとされています。

楽天市場では、一つの店舗が誤ってお客様の個人情報を漏洩させてしまうと、その影響が楽天市場全体に及ぶ可能性があります。個人情報漏洩は、システム上の問題だけでなく、人為的なミスによっても起こり得るためです。

このような人為的なミスによる個人情報漏洩を防ぐために、お客様の個人情報を容易に持ち出せない仕組みが必要とされています。

出店者にとっては制約となるかもしれませんが、楽天市場全体として信頼性を高めるために重要な取り組みであり、個人情報保護の観点から、重要なポイントであると言えるでしょう。

2.出店料が高い

楽天市場のデメリットとして、出店料が高いことが挙げられます。

楽天市場では3つの出品プランがあり、ショップの運営経験や目指す売上に応じて適切なプランを選択することができます。

各プランには6万円の初期費用や月額費用、システム利用料などのコストがかかるため、安くはありません。

しかしながら、人気エリアでの実店舗出店の場合、10坪でも月額40万円ほどのテナント料がかかることを考えると、楽天市場の出店料は比較的リーズナブルであるといえます。

3.競合が多い

楽天市場には多くの競合他社が存在しています。2022年3月時点での出店店舗数は約56,000店舗となっており、すべてが競合になるわけではありませんが、それでも相当数の出店店舗が存在します。

しかし、楽天市場の競合他社数は、他のECサイトと比較してまだまだ少ないと言えます。例えば、Amazonでは約40万店舗(2021年7月での推測)、Yahoo!ショッピングでは117万店舗(2021年8月)の出店店舗数があります。そのため、楽天市場はまだ競争環境が緩やかであり、十分なチャンスがあるといえるでしょう。

楽天市場に出店しているショップの成功事例

ここからは、楽天市場に出店しているショップの成功事例を3つ紹介します。



それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.やさしい靴工房 Belle and Sofa

画像引用元:【楽天市場】やさしい靴工房 Belle and Sofa

「やさしい靴工房 Belle and Sofa」の魅力は、まず「日本製」であることです。神戸市長田区で日本製の素材を使って靴を作っており、楽天のトップページにも「Made in Japan」というバナーが掲載されており、日本製であることを前面に出しています。

さらに、「やさしい靴工房 Belle and Sofa」の靴は柔らかくて履きやすいのが特徴です。素材には本革と合成皮革の良さを併せ持つ国産の「MFレザー」を使用しています。また、特に「sofaシリーズ」の靴にはコンフォートインソールが使用されており、高反発性があり快適な履き心地を約束します。

実際に、楽天では、「すべての靴をベル製に買い替えた」というレビューも多く寄せられます。靴や足に悩んでいる方は意外と多く、商品に満足したお客様は喜びからか、細かいレビューを書いてくれることが少なくありません。

足のサイズや購入した商品の良さなどが述べられたレビューは、新規顧客に対して効果的なアピールにつながっています。

2.博多やきとり・もつ鍋若杉

画像引用元:もつ鍋・水炊き 博多若杉

「博多やきとり・もつ鍋若杉」の実店舗は福岡の郊外にありますが、売上が落ち込んだ時にネットショップを始めることで打開策を見つけました。

小さなお店では難しいことも、楽天がサポートをしてくれるので、安心して挑戦できます。また、ECコンサルタントからのアドバイスも参考にして、もつ鍋の「お試しセット」を作り、楽天の効果が高そうな広告を利用し、一気に注文が増えました。

売上を伸ばすためには、リピーターの数を増やすことも重要です。そこで、以前は新規客に限定していた「お試しセット」をリピーターにも購入してもらえるようにしました。

楽天は多くの店舗のノウハウを取り入れることができ、共に売上アップを目指す環境があります。「博多やきとり・もつ鍋若杉」のように思い入れのある商品を扱い、売り方を工夫することで、売上アップを実現できるでしょう。

3.家電のSAKURA

画像引用元:家電のSAKURA 楽天市場店

「家電のSAKURA」は、明確な販売ターゲットを設定し、そのお客様に受け入れてもらえるページ作りに取り組んでいます。主に30~40代の主婦層をメインターゲットにしており、彼女たちが好みそうなページの要素を分析しました。

その結果、シンプルかつスッキリとした画面構成で、必要な情報がわかりやすく伝わることが重要であるという結論に至っています。

例えば、トップページでは「注目の売れ筋商品」へのリンクを配置したり、「家事家電売り場」「キッチン家電売り場」といったボタンを設置し、商品名と画像を整然と並べるようなデザインになっています。

また、家電以外の型番商品の拡充も進めており、時計やゴルフ用品、収納家具、日用品などを取り扱うようにしました。さらに、お客様に「型番商品は『家電のSAKURA』で何でも買える」という便利なイメージを植え付けることを目指し、お酒の販売やゴルフ用品コーナーの拡大なども今後の展望として考えているとのことです。

楽天市場のメリット・デメリットを理解して運営をスタートしましょう!

楽天市場は、多くの店舗が出店している日本最大級のECサイトであり、出店することには様々なメリットが存在します。例えば、楽天市場は広告やプロモーションの手段が充実しており、集客力が高いといえます。また、楽天の強力なサポートや幅広いノウハウを活用し、売上を伸ばすことが期待できます。

しかし、楽天市場に出店する際にはデメリットも考慮する必要があります。例えば、楽天市場は多くの出店店舗が競合しているため、競争が激化しやすいという点があります。また、出店費用や手数料もかかるため、コスト面の負担も考慮する必要があります。

それぞれの事業者の特性や目標に応じて、楽天市場に出店するかどうかを慎重に検討することが重要です。

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