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D2Cブランドの成功事例とは?従来の通販との相違点やメリット・デメリットも解説

更新:
2023年12月18日

COLUMN INDEX

「「自社でD2Cをすることになった。」
「でも、どのようにD2Cを展開すればいいの?」

このように悩んでいる担当者もいるのではないでしょうか。

0から始めるのではなく事前にノウハウを知っておくと、D2C対策のイメージがしやすくなるでしょう。

今回の記事ではD2Cの成功事例をもとに、従来の通販との相違点やメリット・デメリットも解説します。

これからD2C対策を行う場合は、成功事例を参考にしながらぜひ実践してみてください。

そもそもD2Cとは?

「D2Cは「Direct to Consumer」の略で、事業者や企業が企画し、製造した商品を直接消費者に販売する手法です。従来の販売では、商品イメージの制作や企画・生産後の販売は別の企業を通して行われていました。

しかし、インターネットの普及により、資金が少ない事業者や企業でも直接消費者に商品を販売できるようになり、D2Cが広まっていったのです。

D2Cの成功事例

「ここからは、D2Cの成功事例について見ていきましょう。

1.BASEFOOD
2.土屋鞄製造所
3.17kg
4.snaqme/スナックミー
5.FUJIMI/フジミ
6.COHINA
7.FABRICTOKYO/ファブリックトウキョウ

それぞれ詳しく解説していきます。

1.BASEFOOD

 
引用:BASE FOOD

「BASE FOODは、人間が必要な栄養をすべて摂取できる「完全栄養食」を提供しています。

パンやパスタなどの主食を通じて、主要な栄養素を簡単に摂取できることを目指し、事業開始から3年後には海外展開も始めました。健康を実現するための明確なコンセプトを設定し、共感を得たユーザーがリピーターとなり、口コミで評判が広がっていきました。

独自のアイデアでユーザーからの支持を受けて大きな成功を収めている、D2Cの代表的な企業と言えるでしょう。

2.土屋鞄製造所


引用:土屋鞄製造所

「土屋鞄製造所は、1965年に創業された伝統ある鞄製造所でありながら、新たなニーズにも応え続けている企業です。

鞄ブランド「HINON」は、ビジネスウーマンを美しく見せることをコンセプトにしたブランドです。デザインにこだわりながらも、使い勝手や機能性にも配慮されています。上品かつスタイリッシュなデザインが特徴で、ビジネスシーンにぴったりな鞄が揃っています。

一方「OTONA RANDSEL」は、背負える仕事用鞄を提供するブランドです。「背負うことによって手や肩を解放し、快適に仕事ができる」と評判で、多くのリピーターを生んでいます。

どちらのブランドも、使い勝手や品質にこだわりながら、大人のニーズに合わせた鞄を提供しています。

3.17kg


引用:17kg

「「17kg(イチナナキログラム)」は、韓国系のアパレルブランドであり、プチプライスのアイテムが特徴です。特に10代の女性から支持を集めており、2021年8月現在、Instagramのフォロワー数は52.1万人にのぼっています。
17kgの創業者である塚原健司氏は、Instagramを活用したビジネスモデルの可能性に早く気付き、SNSが発展する前の時代に基づいたD2Cビジネスに取り組みました。

最初は収集したデータの活用に課題がありましたが、ECサービスの乗り換えにより、リピート率やコンバージョン率を詳細に計測することができるようになりました。これにより、よりターゲットにダイレクトにアピールできるD2Cビジネスを実現しました。

顧客の行動データやフィードバックを踏まえて製品やサービスの改善を行いながら、ファンを増やし続けることができています。

4.snaqme/スナックミー


引用:snaqme/スナックミー

「株式会社スナックミーは、おやつの時間をより価値あるものにするために、食材の美味しさを最大限に活かし、テクノロジーを駆使してお客様の声を反映させた商品開発を行うおやつD2Cブランドです。

2016年2月にスタートしたサブスクリプションサービス「snaq.me」は、お客様の好みに合わせておやつBOXを独自のアルゴリズムでパーソナライズしています。そのアルゴリズムは、過去にお客様から頂いた評価データを活用しており、さらに新商品の開発にも役立てています。

また、サブスクリプションモデルにより、在庫期間を最小限に抑え、タイムリーにお届けすることで、保存料や人工添加物を使用しないおやつのみを提供し、食品ロスを最小化しています。

5.FUJIMI/フジミ


引用:FUJIMI

「パーソナライズスキンケアブランドの『FUJIMI(フジミ)』は、2021年2月現在、無料の美容診断を通じて、ユーザーの肌の状態を詳しく測定し、パーソナライズサプリメントとパーソナライズフェイスマスクの2種類を販売しています。

診断結果に基づいて、肌の状態や油分バランス、目指す肌について解説し、最適な製品(サプリメント)を提案してくれます。さらに、LINEを使ってコンシェルジュに相談することも可能で、まさにD2Cの代表的なブランドです。

6.COHINA


引用:COHINA

「COHINAは2017年11月に、小柄の女性向けのセットアップ1つから始まったD2Cブランドです。当時の2人の大学生創業者は、「小柄でも似合う服が欲しい」という思いからCOHINAを始めました。

最初は400人のフォロワーしかいなかった公式Instagramアカウントも、現在では20万人を超えるまで成長しました。COHINAは365日インスタライブを通じて、小柄な女性モデルが洋服を着ている様子を配信し、商品のコンセプトやブランドの世界観を消費者に伝えています。

7.FABRICTOKYO/ファブリックトウキョウ


引用:FABRICTOKYO/ファブリックトウキョウ

「FABRIC TOKYOはスマートフォンからスーツ・ビジネス関連商品を購入できるアパレルブランドです。

最大の特徴は、オーダーメイドのスーツをスマホで手に入れることができる点です。従来はお店に行って採寸し、スーツを注文しなければなりませんでしたが、FABRIC TOKYOは全てスマホで完結するので、他のスーツ販売店との差別化に成功しました。

D2Cのメリット・デメリット

「ここからは、D2Cのメリット・デメリットについて確認します。

メリット1.D2Cがもたらす収益性の高さ
メリット2.顧客との距離が縮まり、データ収集がしやすい
デメリット1.初期コストがかかる可能性がある
デメリット2.安定的な売上に達するまで時間がかかる場合がある

それぞれ詳しくみていきましょう。

メリット1.D2Cがもたらす収益性の高さ

「他社が運営するECサイトやECモールを利用、もしくは小売店や代理店と契約して販売する場合、利用手数料や販売手数料が発生します。

しかし、D2Cの場合、商品やサービスの企画開発から販売までを自社で行うため、小売店や代理店を経由して販売する際にかかる手数料やコストを抑えられます。

この結果、利益率の向上や収益性の向上が期待できるでしょう。

メリット2.顧客との距離が縮まり、データ収集がしやすい

「D2Cビジネスでは、自社で販売を行うために直接的に消費者の声を受け取ることが可能です。

これにより、消費者のニーズや要望をより正確に把握することができます。顧客からのフィードバックを収集し、商品やサービスの改善や開発に活かすことで、より満足度の高い商品を提供できるでしょう。

また、顧客の声をもとにマーケティング戦略を立てることも可能です。顧客との直接的な関係を築くことで、顧客ロイヤルティの向上や口コミ効果も期待できます。

デメリット1.初期コストがかかる可能性がある

「D2Cビジネスモデルの魅力は、顧客の声を直接受け取り、ニーズに合わせた製品やサービスを提供することができる点ですが、そのためには、集客やブランド構築に力を注ぐ必要があります。

また、D2Cのビジネスモデルでは顧客のニーズや要望を直接反映することができますが、その一方で顧客の認知度や信頼度の構築にも時間とコストを要します。ある程度、時間がかかることも見越して運営を行いましょう。

デメリット2.安定的な売上に達するまで時間がかかる場合がある

「ユーザーが直接購入するD2Cでは、知名度の低い商品はなかなか手に取ってもらえません。そのため、D2Cで成功するためには、商品やブランドの知名度を高めるためのマーケティング施策が不可欠です。

しかし、知名度を上げることは簡単ではなく、時間がかかるというデメリットもあります。顧客数を確保し、安定的な売上を維持しながら、リピーターを増やすためにも、中長期的な計画を立てましょう。

もし、より早くD2Cで成功したいのであれば「マイナビD2C」にお任せください、マイナビD2Cでは、ECサイト構築のサービスを提供しています。ライトプランではECサイトをスムーズに開始でき、プロフェッショナルプランではさまざまな機能を組み込めます。的に合わせたECサイトの展開が可能です。

詳細は以下のページから資料をダウンロードしてご確認いただけます。

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D2Cで成功するためのポイント

「最後に、D2Cで成功するためのポイントについて見ていきます。

独自のアイデンティティを持った商品やブランドを打ち出す
顧客とコミュニケーションを取れるSNSを活用する

それぞれ詳しくみていきましょう。

独自のアイデンティティを持った商品やブランドを打ち出す

「D2C商品を作る際には、必ず「アイデンティティ」が必要です。このアイデンティティは万人に受けるものではなく「◯◯な人にだけ刺さる」ような自社のこだわりや想いを直球で伝えるものです。

D2C商品では、「インパクト×コンパクト」を念頭に、商品のコンセプトを決めましょう。短い言葉で商品の本質を表現することが重要です。D2Cの特徴として、自社のファンと一緒になって商品を盛り上げていくことも大切です。

また、顧客へのアフターフォローとして、メルマガ、会報誌、お礼状、DM、アウトバウンドなどを活用しましょう。これらの手法を通じて、顧客との関係を築き、リピーターを増やしていくことにつながります。

顧客とコミュニケーションを取れるSNSを活用する

「SNSや広告など、集客の方法は複数に渡ります。特にSNSは費用がかからないため、D2Cを目指す企業にとって有効な手段です。

しかし、質の高い投稿を継続するには人材と時間が必要です。ですので、InstagramやTwitter、YouTube、ブログなど、複数の手段に手を出しても質の維持が難しくなる場合があります。だからこそ、1つの手法に集中して始めることが重要です。

例えば、女性向けの商品で写真映えするおしゃれなアイテムなら、Instagramが最適です。一方、斬新で話題性を持つサービスを展開する場合は、二次拡散の狙えるTwitterが適しています。SNSの各々のユーザーの特性と商品の相性を考慮して、どの媒体を活用するかを慎重に決めましょう。

D2C成功事例を参考に効果的なマーケティングを実施しましょう!

「D2C(Direct-to-Consumer)の成功事例は、従来の通販とは異なる新しいアプローチを取ることが鍵となっています。

成功するためには、ブランドの独自性や価値を明確にし、顧客との関係を重視することが重要です。また、効果的なマーケティング戦略や顧客対応の強化も欠かせません。

D2Cは、デジタル化の進展によりますます注目を浴びるビジネスモデルとなっています。企業が効果的なD2C戦略を構築することで、新たな市場機会を活かすことができるでしょう。

「マイナビD2C」では、ECサイト構築サービスを提供しています。スピーディーにECを始められるライトプランから、さまざまな機能を搭載できるプロフェッショナルプランまで、事業者の用途に応じたECサイトの展開が可能です。

サービスの詳細については、以下のページから資料をダウンロードできます。
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