ツール導入
ネットショップ開業おすすめ16社比較!無料・有料カートを紹介!【2024年】
インターネットの普及やコロナ禍によるネットショップの需要拡大により、ネットで買い物をするユーザーが増加しています。
また企業としてネット販売を行うだけでなく、不用品販売やハンドメイド作品の販売で個人がネットショップを始める場合も多く、購入側も出店側もネットでの取引が増加中です。
ネットショップを始めるには「モールへ出品する」か、「ショッピングカートを利用して店舗を作る」といった方法があります。
モール型とカート型(ASPカート型)のそれぞれに特徴とメリット・デメリットがあるため、出店する前にチェックし、想定する店舗の規模や目標に合わせて出店方法を選ぶことが大切です。
- 高い集客力がある
- モール自体に信頼感があるため購入につながりやすい
- ユーザーの購入意欲が高い
- 独自のポイントシステムがありユーザーのリピート率が高い
- 価格競争が発生しやすい
- 基本料金や販売手数料が高め
本記事ではモール型はそれぞれのサイトの特徴を、カート型は無料のタイプと有料のタイプがあるため、それぞれでおすすめを選定して解説していきますね。
- 更新:
- 2024年05月16日
COLUMN INDEX
- ネットショップにはモール型とASPカート型がある
モール型の特徴(楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonなど)
ASPカート型の特徴(BASE・MakeShop・futureshop・STORESなど)
- モール型とASPカート型は何が違う?
- ASPカート型には有料カートと無料カートがある!違いはどこ?
サーバー容量の制限
- 手数料や固定費の違い
- デザインの自由度
- 機能に違いがある場合は集客効果に影響があることも
- 【5社比較】ネットショップの「有料カート」のおすすめ2選
- 豊富なサービスと充実したサポート体制が魅力の「Makeshop」
- デザインテンプレート80種以上!在庫連携やアクセス解析も可能な「カラーミーショップ」
- 【11社比較】ネットショップの「無料カート」のおすすめ5選
- カスタム可能なテンプレートが豊富!Instagram連携も可能で手数料も安めの「BASE」
- 専門知識不要で簡単に開設!保管・梱包・発送業務の代行も可能な「STORES」
- オーダーメイド商品に強い!商品画像の補正も可能な「イージーマイショップ」
- ハンドメイド作品を販売するなら国内最大級マーケットの「minne」
- オンライン決済の導入でキャッシュバックを受け取れる!フリーページも作成可能な「FC2ショッピングカート」
- ネットショップを開業する際にチェックしたいポイント
- ネットショップの開業に必要な費用がいくらになるか
- 利用できる決済方法は何か
- 利用したい機能は使えるか
- 店舗の規模とあっているか
- サポートは充実しているか
- ネットショップを開業する前に知っておきたい注意点
- 法律関連・届け出の必要性の確認が必要
- 確定申告が必要になる
- 初期費用だけでなく手数料も確認する
- ユーザーが信頼できるショップ作りが大切
- 複数店舗や実店舗があるなら在庫管理もチェック
- ネットショップに関するよくある質問
- ネットショップをはじめる方法は?
- 無料カートと有料カートはどちらがいいの?
- ネットショップを開業する際にみるべきポイントは?
- まとめ
- 参考サイト
ネットショップにはモール型とASPカート型がある
ネットショップを始める場合には「モール型」と「ASPカート型」の2種類の方法があり、店舗の規模や目的によって適した方法を選んで出店します。
「モール型」は既にあるショッピングサイトに商品を出品するタイプの出店方法をさし、代表的なモール型のサービスとしては楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングが該当するため、特徴や費用をチェックした上で選択しましょう。
「ASPカート型」はネットショップを始める際に必要になる受注システムやカートを提供してくれるサービスを利用して出店する方法です。
ASPカート型にはBASEやSTORESなどの基本料金が無料で出店できるタイプと、基本料金が発生する有料のタイプがあります。
無料タイプと有料タイプの違いについては「ASPカート型には有料カートと無料カートがある!違いはどこ?」の項目で解説しているのでチェックしてみてくださいね。
ではまず、モール型とASPカート型について、もう少し詳しくみていきましょう。
【モール型とASPカート型】
まずはモール型について、特徴と代表的なサービスについて解説します。
モール型の特徴(楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonなど)
モール型はショッピングサイトに商品を出品(店舗を出店)する形での出店方法です。モール型はAmazonやYahoo!ショッピング、楽天市場が該当します。
サイト自体に高い集客力があるため、大きな店舗でなくても商品を閲覧されやすい点が大きなメリットですが、同じ商品内で価格を比較されるため、価格競争が起こってしまう点に注意が必要です。
またモール型はユーザーが欲しい商品を求めて来店するため、商品を直接検索して検討が可能なうえに、購入意欲が高い点もメリットといえます。
Amazonや楽天市場などユーザーの利用頻度が高いサイトに出店するため、ユーザーがサイトに信頼感をもっていること、また出店する際に規約を守って出店していることがわかっているため、ユーザーの購入につながりやすいという点もメリットです。
一方でサイトに出店するためにサイトの規約を遵守すること、またトンマナを意識してあわせること、サイトのシステムにあわせてショップを作成することが必要になるため、店舗独自のカスタマイズが難しい場合もある点に注意が必要になります。
モール型のメリットとデメリットをまとめると以下のとおり。
- 高い集客力がある
- サイト自体に信頼感があるため購入につながりやすい
- ユーザーの購入意欲が高い
- 独自のポイントシステムがありユーザーのリピート率が高い
- 価格競争が発生しやすい
- 基本料金や販売手数料が高め
では実際にモール型のサービスである「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「Amazon」のそれぞれのサイト特徴と必要になる費用についてみていきましょう。
実際に楽天市場とYahoo!ショッピング、Amazonのサイト特徴を比較した表は以下のとおり。
販売手数料
※年間一括払
+60,000円
年間一括払
3.5~7.0%
※6ヶ月ごと2回払
+60,000円
半年ごとの2回分割払
2.0~4.5%
※6ヶ月ごと2回払
+60,000円
半年ごとの2回分割払
2.0~4.5%
商品ごとに販売手数料あり
販売された商品1点ごとに
100円の手数料
商品ごとに販売手数料あり
キャンペーン原資負担:1.5%〜
アフィリエイトパートナー報酬原資:1%~15%
アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬原資の30%
- ※すべて税込価格
モール型の楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonの特徴
それではひとつずつ特徴をみていきましょう。
「楽天市場」の特徴と費用
まずは「楽天市場」についてみていきましょう。
楽天市場は楽天グループ株式会社が運営する総合ショッピングサイトで、楽天市場を利用するごとに楽天ポイントが付与されたり、RakutenスーパーSALEやお買い物マラソンなどの大規模イベントが都度開催されているためお得に利用できるサイトです。
ニールセン デジタル株式会社が2021年12月時点でのオンラインモール視聴者数を調査した結果、楽天市場が5,104万人ともっとも多く、次いでAmazonが4,729万人、Yahoo!ショッピングが2,288万人と4位以降を大きく引き離した数値を記録しているため、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングを利用するユーザーが多いことがわかります。
楽天市場に出店する場合には出店プランが3種類あるため、目的や店舗の規模でプランを選んで出店しましょう。
ネットショップ運営の経験が少なく、これからショップ運営を始めたいと考えている場合には基本料金が割安な「がんばれ!プラン」を、月商約140万円以上を目的としている場合には「スタンダードプラン」を、たくさんの商品を登録したい場合には「メガショッププラン」がおすすめです。
それぞれのプランで必要になる費用は以下のとおり。
19,500円×12ヶ月分=234,000円(※年間一括払)
+60,000円
【スタンダードプラン】
50,000円×6ヶ月分=300,000円(※6ヶ月ごと2回払)
+60,000円
【メガショッププラン】
100,000円×6ヶ月分=600,000円(※6ヶ月ごと2回払)
+60,000円
19,500円/月(年間一括払)
【スタンダードプラン】
50,000円/月(半年ごとの2回分割払)
【メガショッププラン】
100,000円/月(半年ごとの2回分割払)
販売手数料
月間売上高の3.5~7.0%
【スタンダードプラン】
月間売上高の2.0~4.5%
【メガショッププラン】
月間売上高の2.0~4.5%
5,000
【スタンダードプラン】
20,000
【メガショッププラン】
無制限
500MB
【スタンダードプラン】
5GB
【メガショッププラン】
無制限
- ※すべて税込価格
なお楽天市場では基本料金や販売手数料のほかに、メールマガジンを配信する場合に1通あたり1.1円の料金や、楽天ポイントのポイント原資(通常1.0%)の負担が必要になります。
そのほか必要になる金額について、詳しくは以下のとおり。
【楽天ポイント】
ポイント原資(通常1.0%)の負担が必要
【モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料】
0.1%(税別)
【楽天スーパーアフィリエイト】
パートナーサイトに掲載のリンクを経由して売上が発生した場合に必要
【R-Messe利用料】
メガプラン・スタンダードプラン…月額5,500円(税込)
その他…月額3,300円(税込)
- ※現在無料期間中(終了時期未定)
【楽天ペイ(楽天市場決済)】
利用額に応じて変化
〜100万円
〜200万円
〜300万円
〜500万円
〜1,000万円
〜3,000万円
〜1億円
〜5億円
5億円〜
【R-SNS(アール・エス・エヌ・エス)利用料】
3,300円(税込)
R-Mail(メールマガジン配信)】
1通あたり1.1円(税込)
楽天スーパーアフィリエイトの料金については、取り扱う商品などによって細かく料金が変化するため、検討する際に店舗の商品ジャンルやアフィリエイト利用予定などを加味してチェックしてみてくださいね。
「Yahoo!ショッピング」の特徴と費用
Yahoo!ショッピングはYahoo!JAPANが運営するショッピングサイトで、初期費用や月額料金・システム利用料などが無料で出店できる点が大きなポイントです。
Yahoo!ショッピングで必要になる費用は以下のとおりで、基本料金の部分ではなくストアポイントの原資負担やアフィリエイト手数料で費用が必要になります。
販売手数料
キャンペーン原資負担:1.5%〜
アフィリエイトパートナー報酬原資:1%~15%
アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬原資の30%
- ※すべて税込価格
またYahoo!ショッピングはPayPayが利用できるため、PayPayを日常的に利用しているユーザーにはお得に利用できるサイトといえます。
基本料金が無料で出店できるため、初期投資を抑えて出店したい場合におすすめのサイトです。
「Amazon」の特徴と費用
AmazonはAmazon.com, Inc.の関連会社が運営するショッピングサイトで、ニールセン デジタル株式会社が調査したオンラインモールの視聴者数では楽天市場に次いで第2位の視聴者数を記録しています。
出品プランとしては「大口出品」と「小口出品」の2つのプランがあり、どのプランの場合も初期費用は不要です。
小口出品の場合は月額料金も不要ですが、基本成約料として販売された商品1点ごとに100円の手数料が必要になります。
大口出品の場合は月額料金として4,900円が必要ですが基本成約料は必要なく、小口出品と同じく商品ごとの販売手数料が必要です。
4,900円
【小口出品】
無料
販売手数料
基本成約料なし
商品ごとに販売手数料あり
【小口出品】
基本成約料:販売された商品1点ごとに100円の手数料
商品ごとに販売手数料あり
- ※すべて税込価格
なお、小口出品・大口出品ともに大量に出品する場合は大量出品手数料が必要になる点は覚えておきましょう。
ASPカート型の特徴(BASE・MakeShop・futureshop・STORESなど)
ASPカート型は受注システムやカートを提供してくれるサービスを利用して出店する方法ですが、独自に店舗を作成するため、モール型とは異なり同じ商品内での競合が起きづらい点がメリットといえます。
またモールの規則に則った店舗作成を行わなくて良いため、独自性のあるショップ作成が可能です。
一方で集客力はモールと比較すると劣ってしまうため、SNS連携や広告運用などで集客を計る必要がある点は注意しましょう。
ASPカート型のサービスとしてはBASE・MakeShop・futureshop・STORESなどがありますが、大きく分けると無料でショップ作成ができるサービスと、有料のサービスに分けられます。
無料カートと有料カートの違いについては「ASPカート型には有料カートと無料カートがある!違いはどこ?」の項目で解説しているのでチェックしてみてくださいね。
また今回は無料カートと有料カートのそれぞれについて、複数のサービスを比較しておすすめを紹介しているので、ASPカート型での出品を検討している場合は参考にして、目的と店舗の規模にあったサービスを選びましょう。
モール型とASPカート型は何が違う?
ここまでネットショップの出店方法として「モール型」と「ASPカート型」を紹介してきましたが、それぞれどう違うのかまとめてみましょう。
モール型とASPカート型をそれぞれ集客力・初期費用・維持費用・商品価値(価格競争)・独自性・導入のしやすさ・利益率で比較した結果は以下のとおり。
◎
モール自体に集客力がある
△
広告やSNS運用で
集客する必要がある
△
無料の場合もあるが高め
○
安い
△
高め
○
安い
×
起こりやすい
◎
起こりづらい
△
規約を守る必要がある
○
規約が少なく
独自デザインを作りやすい
テンプレートを利用した場合は別
○
基盤が出来上がっているため
導入しやすい
△
サービスによっては難しい
△
手数料が高め
◎
高め
モール型とASP型それぞれに特徴があり、得意としている分野が異なります。
モール型は全体的に費用がかかってしまいますが、導入がしやすく集客力も高いという特徴があり、ASPカート型は集客力は低いものの費用が安くすみ、利益率も高い点が特徴です。
では実際に利用する場合にはモール型とASPカート型のどちらがいいのか、少し具体的に次の項目でみていきましょう。
ネットショップを始めるならモール型とASPカート型のどちらがいい?
ここまでネットショップを始める方法として「モール型」と「ASPカート型」を紹介してきましたが、どちらのサービスを利用する方が良いのかは、どこまでの規模を目指したいかで変わります。
ネットショップを経営の主軸において、今後規模を拡大していきたい場合には「ASPカート型」で独自性を持たせ、カスタマイズをして運営するのがおすすめです。
趣味程度でお小遣い稼ぎのためにネットショップを始めたい場合にも「ASPカート型」がおすすめですが、ASPカート型の中でも無料のタイプのサービスで店舗を作成し、運営するのが初期費用を抑えることができるためおすすめになります。
またすでに実店舗やネットショップがあり、さらにユーザーがアクセスする窓口を増やしたいと考えている場合や、集客を重視したい場合には「モール型」のサービスに出店するのがおすすめですよ。
ASPカート型には有料カートと無料カートがある!違いはどこ?
ASPカート型には大きく分けて「有料カート」と「無料カート」の2種類があります。
それぞれどんな違いがあるのか、項目を分けてみていきましょう。
ASPカート型の有料カートと無料カートの違い
サーバー容量の制限
有料カートと無料カートの違いのひとつに「サーバー容量の制限」があります。
無料カートの場合、サーバー容量に制限があることがほとんどのため、制限内におさまる範囲でしか商品登録や画像登録ができません。
サーバー容量だけでなく商品登録上限にも制限が設けられている場合もあり、無料カートでは無制限に登録できない場合もあるため、たくさんの商品を登録したい場合や、容量を気にせずでたっぷり利用したい場合には有料カートの方がおすすめですよ。
なお無料カートの中にもサーバー容量の制限が設けられていないサービスもあります。
サービスを比較して検討する場合には、容量の制限がないかをチェックしておきましょう。
手数料や固定費の違い
有料カートと無料カートでは「手数料や固定費」が異なります。
無料カートの場合初期費用や月額料金が無料で利用できる場合がほとんどのため、固定費がかからない場合が多くあります。
一方で無料カートでは販売手数料が有料カートよりも高く設定されている場合があるため、多くの注文を受ける可能性がある場合には、初期費用と月額料金の安さだけを重視するのではなく、販売手数料も考慮しての選択が必要です。
有料カートは初期費用や月額料金の固定費がかかるものの、無料カートと比べると販売手数料が安く設定されていることがあるため、それぞれのカートでシミュレーションを行うことが大切になります。
デザインの自由度
有料カートと無料カートでは「デザインの自由度」に違いがあります。
無料カートの場合、あらかじめ用意されているデザインテンプレートから選ぶなど、あまりショップのデザインを自由に変更ができない場合も。
デザインテンプレートに気に入ったデザインや、店舗イメージに合うデザインがある場合には問題ありませんが、イメージに合わない場合には適切なショップ作成が難しくなるでしょう。
有料カートの場合はテンプレートだけでなく、より複雑なデザイン設定や一からデザインが可能な場合があるため、しっかりデザインまでこだわりたい場合は有料カートの方がおすすめです。
機能に違いがある場合は集客効果に影響があることも
有料カートと無料カートでは、利用できる機能に違いがある場合があります。
サービスのなかで有料プランと無料プランが用意されている場合に多く、有料プランだと利用できる機能が無料プランでは利用できない場合があるため注意が必要です。
たとえば有料プランと無料プランのあるASPカートサービスのひとつである「STORES」では、有料プランでは使えても、無料プランでは使えない機能として以下のものがあります。
- 品番管理
- 独自ドメイン
- 代引き、Amazon Pay決済設定
- 決済手段カスタマイズ
- アクセス解析機能
- ロゴの非表示
- 送り状CSV出力
- 動画埋め込み
STORESを例にあげると、決済方法に代金引換決済を利用したいと考えていた場合でも、無料プランを選択すると代金引換決済は利用できません。
またSNS連携などの機能に違いがある場合には、集客に影響が出る可能性もあり、アクセス解析機能が無い場合はユーザーの動向をチェックして店舗運営に役立てることも難しくなります。
そのため、本来使いたかった機能が無料プランを選んでしまったから使えない、ということが無いように検討段階で有料プランと無料プランではそれぞれどんな機能が使えるのかをチェックしておくことが大切です。
【5社比較】ネットショップの「有料カート」のおすすめ2選
モール型とASPカート型での出品についてそれぞれ特徴など解説してきましたが、ASPカート型でも有料カートと無料カートには違いがあります。
詳しい有料カートと無料カートの違いについては以下のとおりです。
ASPカート型の有料カートと無料カートの違い
では実際に有料カートを検討したいと考えた場合でも、複数のサービスがあるためにどのサービスを選べばいいか迷ってしまいますよね。
この項目ではASPカート型の中でも「有料カート」のサービスを比較し、おすすめを紹介していきます。
ネットショップの「有料カート」のおすすめ
実際にサービスを比較した結果は以下のとおり。
販売手数料
アカウント数
JCB/American Express/Diners:3.49%
+月額費用1,100円
JCB/American Express/Diners:3.49%
常時SSL(企業証明書付き):27,720円
常時SSL(EV証明書付き):年額148,500円+税(月額12,375円+税)
半年契約時:145,200〜343,200円
年間契約時:273,900〜636,900円
固定費用:1,500円
3円/1件(売上・返金)
Visa/Mastercard:3.2%
JCB/AMEX/Dinners:3.5%
半年契約時:534,600円
年間契約時:997,700円
固定費用:1,500円
3円/1件(売上・返金)
Visa/Mastercard:3.2%
JCB/AMEX/Dinners:3.5%
後払い4.0%~
コンビニ払い130円~
代引き決済280円~
Amazon Pay月額2,000円 + 3.9%
楽天ペイ月額2,000円 + 4%
LINE Pay月額2,000円 + 3.45%
PayPay月額2,000円 + 3.45%
後払い4.0%~
コンビニ払い130円~
代引き決済280円~
Amazon Pay月額2,000円 + 3.9%
楽天ペイ月額2,000円 + 4%
LINE Pay月額2,000円 + 3.45%
PayPay月額2,000円 + 3.45%
海外/Amex:3.9%
JCB:4.15%
外部サービス:2.0%
海外/Amex:3.85%
JCB:4.1%
外部サービス:1.0%
海外/Amex:3.8%
JCB:4.05%
外部サービス:0.5%
- ※すべて税込価格
ネットショップの「有料カート」のおすすめ
それではおすすめの2つのサービスについて、ひとつずつ見ていきましょう。
豊富なサービスと充実したサポート体制が魅力の「Makeshop」
有料カートをサービスの豊富さとサポート体制の充実さで選びたいなら「MakeShop」がおすすめです。
MakeShopではネットショップの構築に役立つ機能から、運営に役立つ機能まで幅広く揃っており、こんな機能が欲しい!と思う機能が充実しています。
MakeShopで利用できる機能
- 100種類を超えるデザインテンプレート
- レスポンシブデザイン
- クレジットカード・コンビニ・後払い・Amazon Pay・LINEPay・楽天Pay・PayPayなど多彩な決済方法
- BtoB販売・会員制ショップの構築
- CSVでの商品データ・会員データの一括登録
- クーポン機能
- まとめ買い割引機能
- 販売予告機能
- 在庫アラート・再入荷のお知らせ
- 会員のランク分けや割引額・ポイント付与などの充実した会員管理
- 決済・店舗管理・販促における外部サービス連携
- Instagram連携
- 海外販売連携
- Yahoo!ショッピング連携(Yahoo!ショッピングへの出品・販売を代行)
- リターゲティング広告
- Google商品リスト広告
- アフィリエイト
またMakeShopではサポート体制が充実している点も魅力で、MakeShopのECアドバイザーが契約後から開店後までステップに合わせたサポートを行ってくれます。
ECアドバイザーはネットショップの運営や集客の相談を無料で利用できます。
MakeShopのECアドバイザーに相談できる内容(一例)
- 配送・決済・ドメイン取得などネットショップ構築設定の相談
- 商材に合わせたショップ運営のアドバイス
- 集客の相談
- 運営の効率化
- 売上アップの方法
- デザイン周りの困りごと
など
サポート体制としては以下のような複数の窓口があり、あらゆる体制でサポートが可能です。
MakeShopのサポート体制
- 電話サポート
- メールサポート
- 質問掲示板
- デザイン質問掲示板
- 新規出店セミナー(無料)
- スマホ対策セミナー(無料)
- SNS対策セミナー(無料)
- 開店マニュアル
- ECアドバイザーへ相談(無料)
- オンラインマニュアル
- ショップ制作ナビゲーション
- チャットボット
- MakeShopサポート
MakeShopについて、必要になる費用など基本情報は以下のとおり。
11,000円
【エンタープライズプラン】
110,000円~
11,000円
【エンタープライズプラン】
55,000円
VISA/Master:3.19%~
JCB/American Express/Diners:3.49%
+月額費用1,100円
【エンタープライズプラン】
VISA/Master:3.14%
JCB/American Express/Diners:3.49%
10,000
【エンタープライズプラン】
50,000
5〜
【エンタープライズプラン】
10〜
- ※すべて税込価格
またMakeShopではトラブルに備えて定期点検やデータのバックアップなど準備体制を整えているため、より安心してショップ運営を行えます。
たとえば「死活監視」という24時間365日システムを監視したり、ショップサーバーの回線にすべて冗長化とファイアーウォールを設置することで安全でトラブルに強い体制を構築しています。
MakeShopの安心・安全への取り組み
- 死活監視による24時間365日のシステム監視
- すべてのショップサーバーで回線の冗長化とファイアーウォールの設置、安全でトラブルに強い体制を構築
- サーバーの集中負荷を分散する独自技術を採用
- ハードウェアの障害に備えて365日データや決済情報をバックアップ
- 専属のエンジニアスタッフが定期的にサーバーを点検、メンテナンス
豊富な機能と充実したサポートのECサイト構築サービスを希望しているなら、MakeShopを検討してみてくださいね。
デザインテンプレート80種以上!在庫連携やアクセス解析も可能な「カラーミーショップ」
豊富なデザインテンプレートと、複数店舗での在庫連携を重視したいなら「カラーミーショップ」がおすすめです。
カラーミーショップは自由自在にカスタマイズできるデザインテンプレートが80種類以上用意されており、無料と有料のテンプレートからブランドイメージにあったデザインを選択できます。
無料版と有料版のテンプレートでは、最近チェックした商品の表示やお気に入り登録、カテゴリ登録、営業日カレンダー、レビューの表示などで利用できる機能に差があるため、使いたい機能が利用できるタイプを選びましょう。
またカラーミーショップでは複数店舗間での在庫管理が容易に可能です。
カラーミーショップ内に「らくらく在庫」という機能(アプリ・有料)があり、利用することで楽天市場やYahoo!ショッピングなど複数のネットショップでの在庫を一括管理できます。
24時間365日休まず各店舗の在庫を自動で更新してくれ、どこかの店舗が在庫切れになると自動で他の店舗の在庫も在庫切れに更新してくれるため欠品になるリスクが軽減可能です。
また通常の更新間隔は3分間隔ですが、在庫切れの場合には最速1分で更新されるスピード感も持っています。
らくらく在庫の利用料金は商品数・店舗数・オプションによって費用が異なりますが、新しくシステムを構築して在庫を一元管理するよりもスピーディーに対応ができるため、複数店舗を持っていてさらに販路拡大を目指している場合はカラーミーショップを検討してみると良いですね。
カラーミーショップについて、必要になる費用などは以下のとおり。
【レギュラー】3,300円
【ラージ】3,300円
【レギュラー】4,950円
【ラージ】9,595円
全決済 6.6% + 受注1件あたり30円
【レギュラー・ラージ】
クレジットカード4.0%~
後払い4.0%~
コンビニ払い130円~
代引き決済280円~
Amazon Pay月額2,000円 + 3.9%
楽天ペイ月額2,000円 + 4%
LINE Pay月額2,000円 + 3.45%
PayPay月額2,000円 + 3.45%
【レギュラー】5GB
【ラージ】100GB
- ※すべて税込価格
今回有料のカートとしてカラーミーショップを紹介していますが、初期費用や月額料金が無料のフリープランもあるため、まずは利用してみたいという場合には検討してみるといいかもしれません。
またカラーミーショップの有料プランも初期費用・月額料金ともに安めに設定されているため、ネットショップ開業でまずやってみたいという場合にもおすすめですよ。
【11社比較】ネットショップの「無料カート」のおすすめ5選
ASPカート型のネットショップについて、有料カートのおすすめを紹介してきましたが、続いて無料で利用できるカートについておすすめを紹介します。
今回は11社のネットショップサービスを比較し、目的別におすすめを選定しました。
ネットショップの「無料カート」のおすすめ
実際に11社を比較した結果は以下のとおり。
販売手数料
コンビニ決済:2.0%+250円/件
電子マネー:6.5%
コンビニ決済:2.0%+250円/件
電子マネー:6.5%
コンビニ決済:2.0%+250円/件
電子マネー:6.5%
5.0%+40円
銀行振込(入金確認不要、自動消込)
5.0%+40円
※3ヶ月契約は 3,300/月
3.57%+40円
銀行振込(入金確認不要、自動消込)
1.57%+20円
※3ヶ月契約は 6,600/月
3.57%+40円
銀行振込(入金確認不要、自動消込)
1.57%+20円
※3ヶ月契約は 2,200/月
3.57%+40円
銀行振込(入金確認不要、自動消込)
1.57%+20円
Stripe:3.6%
無料プランはPayPalのみ
Stripe:3.6%
無料プランはPayPalのみ
Stripe:3.6%
無料プランはPayPalのみ
Stripe:3.6%
無料プランはPayPalのみ
Stripe:3.6%
無料プランはPayPalのみ
(決済手数料 3.6%+ サービス利用料 2.4%)
コンビニ後払いの場合下記が別途必要
・請求書発行手数料:176円/件
・売上金の振込事務手数料:330円
決済付加手数料として220円(50,000円以上の注文の場合)
- ※すべて税込価格
なおカラーミーショップでも無料のプランを提供していますが、今回は有料カートとしておすすめしています。
カラーミーショップについては「デザインテンプレート80種以上!在庫連携やアクセス解析も可能な「カラーミーショップ」」の項目で解説しているのでチェックしてみてくださいね。
ネットショップの「無料カート」のおすすめ
それではネットショップの無料カートについておすすめをみていきましょう。
カスタム可能なテンプレートが豊富!Instagram連携も可能で手数料も安めの「BASE」
無料カートのサービスでまずおすすめなのが、カスタム可能なテンプレートが豊富で、さらにInstagramとの連携が可能、手数料も他サービスと比較しても安めに設定されている「BASE」です。
おすすめできるポイントの一つにカスタム可能なテンプレートがありますが、まずブランドイメージにあったテンプレートを選択したうえで、ピックアップ商品やスライドショーなど追加したいデザインパーツを使って独自にカスタマイズが行える点が魅力といえます。
Webデザインの専門知識は必要なく、直感的にここに画像が欲しいと思ったらパーツを追加する、といった形で思い通りのデザインにしやすい点がメリットで初心者の方におすすめです。
またBASEで販売している商品をInstagramと連携して、Instagramの投稿に商品をタグ付けし、商品販売ページへ直接リンクさせる機能が備わっています。
Instagram販売機能(App)はBASEで無料で利用できるため、ショップの公式Instagramを運営している場合や、Instagramへの販路を開拓したい場合におすすめですよ。
またBASEは決済手数料が安めに設定されている点も魅力といえます。
以下に今回比較したサービスの手数料を比較した表を記載しますが、比較的安めに設定されているため初めてネットショップを解説する場合にもおすすめですよ。
販売手数料
コンビニ決済:2.0%+250円/件
電子マネー:6.5%
コンビニ決済:2.0%+250円/件
電子マネー:6.5%
コンビニ決済:2.0%+250円/件
電子マネー:6.5%
5.0%+40円
銀行振込(入金確認不要、自動消込)
5.0%+40円
3.57%+40円
銀行振込(入金確認不要、自動消込)
1.57%+20円
3.57%+40円
銀行振込(入金確認不要、自動消込)
1.57%+20円
3.57%+40円
銀行振込(入金確認不要、自動消込)
1.57%+20円
Stripe:3.6%
無料プランはPayPalのみ
Stripe:3.6%
無料プランはPayPalのみ
Stripe:3.6%
無料プランはPayPalのみ
Stripe:3.6%
無料プランはPayPalのみ
Stripe:3.6%
無料プランはPayPalのみ
(決済手数料 3.6%+ サービス利用料 2.4%)
コンビニ後払いの場合下記が別途必要
・請求書発行手数料:176円/件
・売上金の振込事務手数料:330円
決済付加手数料として220円(50,000円以上の注文の場合)
- ※※すべて税込価格
BASEについて、必要な費用など基本情報は以下のとおり。
【グロース】5,980円
販売手数料
【グロース】ー
【グロース】2.9 %
- ※すべて税込価格
専門知識不要で簡単に開設!保管・梱包・発送業務の代行も可能な「STORES」
つづいて紹介するのは専門知識や技術が不要で簡単に解説でき、保管・梱包・発送業務の代行も可能な「STORES」です。
STOREのデザインバリエーションはすべて無料で、HTMLやCSSの知識がなくても直感的にショップデザインのカスタマイズができる点が魅力といえます。
また管理画面もシンプルで操作性がよく、どの商品が売れているかの確認やアクセス解析もわかりやすい画面でチェックできるため、はじめてネットショップを運営する場合にもおすすめですよ。
無料プランでもアイテム登録数に上限が設けられておらず、決済方法の種類に制限があるもののメールマガジンの利用やクーポン、Instagramとの連携も無料プランで利用できる点もメリットといえます。
またSTORESでは商品の保管・梱包・発送業務を代行してくれる「倉庫サービス」を利用可能です。
ネットショップを始めたばかりで商品の発送まで手が回らない場合や、商品の置き場がなく管理が疎かになってしまう場合には、あらかじめ申し込みをし商品を送っておくと、ダッシュボードから出庫依頼をするだけで発送まで代行してくれます。
倉庫サービスは初期導入費用や月額固定費はかからず、物流サービスを利用した分だけ料金が発生するため、常時利用するのではなく、繁忙期や注文が殺到しやすい時期だけ利用するという使い方も可能です。
食品などの期限管理が必要な商品や、温度管理が必要な商品、アルコールや薬事法的な管理が必要な商品については預けることができませんが、規定を満たす商品については預けられるため、ネットショップを始めたいけど商品の管理に不安がある場合にぜひチェックしてみてくださいね。
STORESについて、必要な費用など基本情報は以下のとおり。
【スタンダード】2,178円(初月0円)
【スタンダード】3.6%
- ※すべて税込価格
無料プランの他に月額料金が必要なスタンダードプランもありますが、現在初月は無料で利用でき、かつ決済手数料も無料プランよりも安く設定されているため、スタンダードプランの方もおすすめですよ。
オーダーメイド商品に強い!商品画像の補正も可能な「イージーマイショップ」
オーダーメイド商品を取り扱いたいと考えている場合には「イージーマイショップ」がおすすめです。
イージーマイショップはセット販売やオーダーメイド商品に強いネットショップ作成サービスで、たとえばオーダーメイド商品だとネーム入れ(名入れ)やカスタムオーダーが簡単に設定できます。
カスタム項目Aが選ばれた時には、カスタム項目Bが選べるようにしたいなど、通常では複雑でカートの設定ができず、備考欄に追記してもらうしかなかった注文でも、注文の項目に追加ができるためより柔軟な対応ができ、かつユーザーもわかりやすい取引が可能です。
さらに注文時に写真や加工データをアップロードしてもらうこともできるため、オリジナルグッズやアイテム制作のオーダーを受け付けることも簡単にできます。
またオーダーメイド商品の場合、追加するオプションによって注文金額が変動する場合がありますが、注文する時点で希望するカスタマイズを選んだ場合の見積もりがリアルタイムで表示されるため、注文後に改めて見積もりを提示するなどといった手間も省くことが可能です。
ただし無料版の場合オーダーメイド商品の登録ができないため、まずは無料版を試してみて、使ってみたいと感じた場合は有料プランへアップグレードすることを検討しましょう。
イージーマイショップについて、必要な費用など基本情報は以下のとおり。
【スタンダード】3,300円
【プロフェッショナル】3,300円
【カート】3,300円
【スタンダード】
2,970円
※3ヶ月契約は 3,300/月
【プロフェッショナル】
5,940円
※3ヶ月契約は 6,600/月
【カート】
1,980円
※3ヶ月契約は 2,200/月
クレジットカード決済・コンビニ決済
5.0%+40円
銀行振込(入金確認不要、自動消込)
5.0%+40円
【スタンダード・プロフェッショナル・カート】
クレジットカード決済・コンビニ決済
3.57%+40円
銀行振込(入金確認不要、自動消込)
1.57%+20円
【スタンダード】3GB
【プロフェッショナル】10GB
【カート】1GB
- ※すべて税込価格
またイージーマイショップでは商品画像をうまく撮影できなかった場合でも、綺麗に補正してくれる「キレイ登録」という機能があります。
画像編集ソフトを持っていなくても、イージーマイショップ内で画像の補正やトリミングまで可能なため、画像登録に不安を感じている場合にもおすすめです。
ハンドメイド作品を販売するなら国内最大級マーケットの「minne」
ハンドメイド作品をネットショップで販売したい場合は「minne」がおすすめです。
minneは国内最大級のハンドメイド作品のマーケットで、アプリダウンロード数は1280万、年間流通は2020年度の時点で149.1億円とよりユーザーの目に留まりやすい媒体といえます。
minneのユーザーは20〜40代の女性が中心で、よりものづくりに関心のある層がアクセスしている点も魅力で、また月額使用料金が無料な点も始めやすいポイントとなっています。
またハンドメイド作品だけでなく、こだわりを持って生産されたものはすべて販売できるため、個人だけでなく法人やオリジナルブランドのオーナーまで幅広いユーザーの出品が可能です。
minneで販売できるものと、できないものは以下のとおり。
【minneで販売可能なもの】
- ハンドメイド作品・アート作品・リメイク品
- 素材や道具、手作りキット
- アンティークやヴィンテージのアイテム(20年以上前に製造された工芸品・芸術品など)
- 生産支援を受けた作品(デザインしたものを印刷業者やデジタル技術で製品化したもの)
【minneで販売できないもの】
- 許可のない代理販売(第三者が制作した作品を許可なく販売)
- ルールに則っていない仕入れ販売(作品を仕入れて無断で展示・販売)
※素材や道具、手作りキットカテゴリー、アンティーク・ヴィンテージのアイテムは除く - 一部の飲み物や食品
- 化粧品や石鹸などの法律上化粧品に該当するもの
minneについて、必要になる費用など基本情報は以下のとおり。
販売手数料
- ※すべて税込価格
またminneではものづくりの支援として作家・ブランド活動の中での悩み解決や次のステップのためのヒントのためにオンラインで「minne学習帖」という読み物を配信していたり、作家の交流の場所としてCREATORS’ SPACE 「minne LAB」というスペースを開放していたりと、サポート体制も充実しています。
他のネットショップ作成サービスにはみられない、ものづくりをする作家を応援するサポートが充実している点も魅力のため、自身の作品を売り出したい、ブランドを持ちたいと考えている場合にはおすすめのサービスです。
オンライン決済の導入でキャッシュバックを受け取れる!フリーページも作成可能な「FC2ショッピングカート」
最後に紹介するのは、オンライン決済を導入するとキャッシュバックが受け取れる「FC2ショッピングカート」です。
無料プラン・プロプランに関わらず、指定する決済事業者のオンライン決済を導入すると最大0.9%が売上に応じて還元されます。
対象となる決済事業者と還元率は以下のとおりで、プロプランの方が還元率は高いものの、無料プランの場合でも還元はされるためお得なキャンペーンですよ。
(PayPay決済は0.1%)
(PayPay決済は0.2%)
なおキャッシュバックキャンペーンは2023年の1月末まで開催しているので、検討する場合には期間内に申し込みを行いましょう。
またFC2ショッピングカートはキャッシュバックキャンペーンだけでなく、どのプランでもフリーページが作成できる点も魅力です。
プランごとにサーバー容量の上限が異なるものの、容量内であれば自由にページを作成できるため、HTML・CSSの知識がある場合には商品の購入方法の案内や、営業時間の案内、バナーの設置など任意でページを作成することができます。
デザインテンプレートだけでなく、自由にページを追加したいと考えている場合にはFC2ショッピングカートはおすすめですよ。
FC2ショッピングカートについて、必要な費用など基本情報は以下のとおり。
【プロプラン1】2,500円
【プロプラン2】10,000円
【プロプラン1】750円
【プロプラン2】6,600円
コンビニ決済:2.0%+250円/件
電子マネー:6.5%
【プロプラン1】2GB
【プロプラン2】60GB
- ※すべて税込価格
またFC2ショッピングカートでは代金引換手数料や送料設定を細かく指定することができたり、ショップ会員にポイント付与を設定したりと細かい設定も可能です。
フリーページで独自にページを追加することもできますが、デザインテンプレートを利用したりクイックデザインでデザインを作成することもできるため、Webデザインの専門知識がない場合でも利用できますよ。
ネットショップを開業する際にチェックしたいポイント
ここまでネットショップを始めるためのサービスである「モール型」サービスと「ASPカート型」のサービスについて紹介してきましたが、実際にサービスを選ぶ際にチェックしたいポイントを解説します。
モール型を選ぶ場合も、ASP型カートを選ぶ場合にも共通して大切なポイントとなるため事前に以下のポイントをチェックしておきましょう。
ネットショップを選ぶ際にチェックしたいポイント
それではポイントをひとつずつ見ていきましょう。
ネットショップの開業に必要な費用がいくらになるか
初期費用・固定費・販売手数料・決済手数料・オプション利用料などを確認し、固定でかかる費用はいくらなのか、注文が入ったらどれくらいの手数料が必要になるのか確認しておきましょう。
売上予測を立てて、それぞれのモールまたはカートでどれくらいの費用が必要になるか、シミュレーションすることも大切です。
また初期費用や固定費用が無料でも、販売手数料が高めに設定されている場合もあります。
初期費用や固定費用を重視することも、手数料を重視することも大切ですが、自身のショップでの注文数を予測して、よりバランスよく利用できるサービスを選ぶことが大切ですよ。
利用できる決済方法は何か
ネットショップのサービスを選ぶ際には、利用できる決済方法をチェックしておくことも大切です。
とくに無料カートの場合、利用できる決済方法が限られている場合があるため、利用したい決済方法が対応しているかを、決済手数料と合わせてチェックしておきましょう。
クレジットカード決済だけでなく、現金で支払いしたいユーザーのために代金引換決済や、コンビニ後払い決済なども利用できる環境を作っておくとユーザーの選択肢が広がり、結果的に購入に繋がりやすくなります。
またPayPayやAmazon Pay、キャリア決済などあらゆる決済方法がありますが、プランごとに利用できる決済に差があること、利用する場合には申請が必要な場合などさまざまなため、そもそも利用できるのか、利用するためには条件があるかを事前に確認することが大切ですよ。
利用したい機能は使えるか
アクセス解析やSNS連携機能などが利用できれば、顧客の動きを分析してショップ運営に役立てたり、集客に効果があるため、より店舗の成長を重視したい場合にはこれらの点を重視するのがおすすめになります。
また送り状CSV出力や品番管理などが機能として備わっている場合には、より効率的に商品を管理し、多くの注文がきてもスムーズに対応することが可能です。
動画の埋め込みが可能な場合もあり、充実した商品ページが準備できれば、ユーザーの購入意欲を高めることもできます。
プランやサービスによってどのような機能が使えるか確認し、機能を使った場合には店舗へどのような効果が期待できるかを事前にチェックして比較しましょう。
店舗の規模とあっているか
ネットショップのサービスを検討する際、店舗の規模と検討しているサービスがあっているか確認することが大切です。
たとえば商品点数が多い場合など、無料カートで商品登録数に上限があるタイプだと登録上限に引っかかってしまい、賄えなくなる可能性が高くなります。
店舗の規模を拡大していきたいと考えている場合には、ショップを拡張しやすく、カスタマイズがより自由でショップの独自性を発揮しやすい有料タイプのカートがおすすめになります。
検討しているサービスが自身の店舗の規模とあっているかどうかは、それぞれのサービスで実際に売上と必要になる費用のシミュレーションを行うことをおすすめします。
サポートは充実しているか
ネットショップのサービスは、プランやサイトによってサポート体制が異なる場合があります。
運営のためのガイド動画やヘルプ、チャットでのサポートしか受けられない場合もあるため、より充実したサポートを受けたい場合には、事前にサポート体制をチェックしておくことが大切ですよ。
突然決済についてわからない点やトラブルが発生した場合に、すぐに相談できるサポート体制が整っているサービスを利用しているなら解決が容易ですが、チャットサポートや直接相談できる窓口が無い場合には解決に時間がかかり、結果的に商品の出荷が滞りユーザーに不満が発生してしまいます。
店舗デザインなど社内での対応に相談事が発生した場合には緊急対応が不要な場合が多くありますが、注文に関するトラブルに関しては早急に対応する必要があるため、より迅速に対応してもらえるサービスの方がおすすめですよ。
なおモールに出店している場合には、決済管理や注文管理などが店舗側だけでなくモール側でも状況を把握しやすく、サポートの電話対応もあるため充実したサポート体制を希望する場合にはおすすめになります。
ネットショップを開業する前に知っておきたい注意点
ネットショップをはじめる際には、商品登録や決済、サポート体制など運営に関することだけでなく、基本として知っておきたい注意点もあります。
企業としてネットショップを始める場合にも、個人で趣味程度にネットショップを始めたい場合にも、以下の5つのポイントはチェックしておきましょう。
ネットショップを開業する前に知っておきたい注意点
それでは注意点をひとつずつ見ていきましょう。
法律関連・届け出の必要性の確認が必要
ネットショップを始める際には、扱う商品によっては届け出の提出が必要になる点に注意が必要です。
おもな商品・サービスごとの関連する法律と、必要になる許可と届け出は以下のとおり。
古物の取引
サプリメント
医薬品医療機器等法(薬機法)
※種類によります
医薬品医療機器等法に基づく許可
※種類によります
※種類によります
※アルコール1%以上
医療品販売許可
特定販売届出
コンタクトレンズ
無許可で販売を行うことはできないため、上記に該当する商品の取り扱いを検討している場合には、必ず該当する法律の確認と届け出の提出を行いましょう。
趣味程度にネットショップを始める場合でも、電子商取引に関する法律の遵守は必要なため、法律に違反しないよう事前に確認が必要ですよ。
確定申告が必要になる
ネットショップをはじめると売上が入るため、一定額の所得を超えた場合には確定申告が必要になります。
おもに給与所得を得ている場合には年間で20万円以上、個人事業主やフリーランスの場合は収入から経費を差し引いた金額が年間48万円以上の場合に確定申告が必要です。
なお確定申告を行う際には青色申告と白色申告の2種類から任意で選ぶことができますが、青色申告を行うと最大で65万円の特別控除が受けられます。
青色申告が可能なのは以下の条件を満たす人のみになるため注意しましょう。
- 事業所得・山林所得・不動産所得のいずれかを得ている
- 所得税の青色申告承認申告書を提出している
初期費用だけでなく手数料も確認する
ネットショップでは初期費用だけでなく、注文を処理するごとに手数料が発生します。
ASPカート型のサービスで初期費用が無料であっても、販売手数料が高額な場合だと利益率が下がってしまうため、トータルでどれくらい費用が必要になるのか予測を立てておくことが大切です。
また販売手数料だけでなく、メールマガジンを送信したり、モール独自のポイントの原資負担が必要だったりと、基本料金以外の部分で費用が必要な場合もあります。
基本的に必要になる固定費と、注文ごとに必要になる手数料、またオプションやサービスの利用によって必要になる費用をすべて事前に確認しておく必要があるため、プラン詳細の読み込みや、料金シミュレーションがある場合は活用してチェックしましょう。
ユーザーが信頼できるショップ作りが大切
ネットショップを作る際には、ユーザーが信頼できるショップ作りも大切になります。
現在はインターネットを通じて商品を購入する機会が多く、ネットショップも多くの店舗が存在するため、ユーザーに利用してもらうための工夫が必要です。
ユーザーは数ある店舗から選んで購入する形になりますが、選ぶ際には商品の値段や魅力だけでなくショップが信頼できるかどうかも重視しています。
魅力的な商品を取り扱っている場合でも、ショップデザインが崩れていたり、商品情報や店舗の情報が不足していたり曖昧だったりすると、ユーザーは不安になってしまい購入に結びつきません。
ユーザーが安心して商品を購入できるように、お問合せ窓口を明記する、信頼感のあるデザインにする、など信頼感のあるショップ作りが大切です。
なおモールに出品する場合には、モール自体に出店するための審査があり、ユーザーもモールに出店されていることの信頼を感じているため、ある程度の信頼感はあります。
複数店舗や実店舗があるなら在庫管理もチェック
ネットショップをはじめる際、すでに他の店舗や実店舗がある場合には、在庫管理に問題がないかチェックすることが必要です。
ネットショップや実店舗の在庫を一元管理できない場合、商品が欠品になったり、販売が滞ってしまったりとトラブルが発生する可能性があります。
提供できる在庫を確保してネットショップの方へ手動入力する手もありますが、在庫の把握に時間もかかり、誤入力も発生する可能性もあるため、実店舗や他店舗の在庫をまとめて管理できるシステムを導入し、手間と入力ミスを防ぐのがおすすめです。
無料カートの場合だとシステム連携が難しい場合もあるため、サービスを検討する際に複数店舗の在庫を連携できることを前提に比較しましょう。
在庫の連携が難しいと、ネットショップを新たに開店することで社内でも在庫管理に混乱が生じてしまいユーザーとのトラブルが発生する可能性もあるため、複数店舗を有している場合にはまず在庫連携が可能かどうか確認することが大切ですよ。
ネットショップに関するよくある質問
ネットショップについて、よくある質問をまとめてみました。
それではひとつずつみていきましょう。
ネットショップをはじめる方法は?
ネットショップを始めるには、Amazonや楽天市場といったショッピングモール型のショップに出品するか、ネットショップ作成サービス(ASPカート)を利用して店舗を作成する方法があります。
モール型への出品と、ASPカート型での出店ではそれぞれ特徴とメリット・注意点があるため、目的にあった方法を利用することが大切です。
それぞれの違いについて、くわしくは「ネットショップにはモール型とASPカート型がある」の項目で解説しています。
簡単に解説すると、モール型はショッピングサイト自体に集客力があるため販路拡大がしやすい特徴がありますが、固定費や販売手数料が高めに設定されていることもあり、利益率が低くなるのが特徴です。
一方でASPモール型は集客力はモール型に及ばないものの、手数料がモール型に比べ安く設定されている場合が多く利益率が高くなりやすい特徴があり、またモール型の場合は同じ商品が大量に出品されるため価格競争が起こってしまいますが、カート型では起こりづらく、価格を保つことができます。
どちらを選ぶかは一長一短でもあるため、店舗の規模や目標にあわせて選ぶのがおすすめです。
無料カートと有料カートはどちらがいいの?
ASPカート型のサービスには「無料カート」と「有料カート」があります。
無料カートは初期費用や固定費用がかからず手軽に始められますが、手数料が高めに設定されている場合が多いのが特徴です。
またサービスの中で無料プランと有料プランがある場合、テンプレートや利用できる機能に制限がある場合が多く、使いたい機能があったのに無料プランだと使えないといったことも起こる可能性があります。
有料カートの場合は初期費用や固定費用が必要になりますが、手数料が安く設定されている場合が多く、機能も充実しているのが特徴です。
無料カートと有料カートのどちらがいいかについては、ショップの想定する売上からの費用予測や、使いたい機能によって選ぶのがおすすめになります。
無料カートと有料カートの違いについては「ASPカート型には有料カートと無料カートがある!違いはどこ?」の項目でくわしく解説しているのでチェックしてみてくださいね。
ネットショップを開業する際にみるべきポイントは?
ネットショップを開業する際には、ネットショップの開業に必要な費用がいくらになるか、利用できる決済方法や機能は何かといった基本的な事項の他にもチェックしておきたいポイントがあります。
ネットショップを選ぶ際にチェックしたいポイント
必要な費用に関連することですが、店舗の規模と利用するサービスがあっているかどうかの確認は重要です。
たとえば個人で趣味程度にネットショップを始めたい場合には、モール型のサービスに出店を考えると販売手数料が高くなってしまい運営が難しくなる可能性があります。
一方ですでにネットショップや実店舗を経営していて、さらに販路を広げる目的でネットショップの開業を検討している場合には、無料サービスだと在庫の一元管理など利用したい機能が使えない可能性もあるため、まずは在庫の管理が可能なサービスで絞り込むことが必要です。
また目的は異なるとしても、ネットショップを開業する場合には不明点がつきもののため、サポート体制が充実したサービスを選ぶのもおすすめになります。
とくに注文関連でトラブルが発生した場合など緊急対応が必要な場合には、電話ですぐに対応してくれるサポート体制が整っているなど、一定の品質があるサービスを選ぶのがおすすめですよ。
まとめ
ネットショップを始めるにはAmazonや楽天市場といったショッピングサイトに出品する「モール型」と、ショッピングカートを提供してくれるサービスを利用する「ASPカート型」の2つの方法があります。
モール型とASPカート型にはそれぞれ特徴があるため、特徴を理解して店舗の規模や目的にあったサービスを選びましょう。
◎
サイト自体に集客力がある
△
広告やSNS運用で
集客する必要がある
△
無料の場合もあるが高め
○
安い
△
高め
○
安い
×
起こりやすい
◎
起こりづらい
△
規約を守る必要がある
○
規約が少なく
独自デザインを作りやすい
テンプレートを利用した場合は別
○
基盤が出来上がっているため
導入しやすい
△
サービスによっては難しい
△
手数料が高め
◎
高め
またASPカート型には初期費用や固定費用が無料で利用できる「無料カート」と、初期費用はかかるものの販売手数料が安めに設定されている「有料カート」の2種類があります。
今回は無料カートと有料カートをそれぞれ複数のサービスで比較し、おすすめを選定しているのでASPカート型のサービスを検討している場合はチェックしてみてくださいね。
ネットショップの「有料カート」のおすすめ
ネットショップの「無料カート」のおすすめ
なおネットショップをはじめる際には、事前にチェックしておきたいポイントもあります。
とくに必要になる費用については、サービスによっては売上予測からの必要費用をシミュレーションできるところもあるため、おおよそでもいくらくらいの費用が必要かチェックしておきましょう。
ネットショップを選ぶ際にチェックしたいポイント
あわせて、ネットショップをはじめる際には前もって知っておきたい注意点もあるためご紹介します。
ネットショップを開業する前に知っておきたい注意点
ネットショップをはじめる際はどこから手をつけていいかわからず悩んでしまいますが、本記事を読んでネットショップ作成サービスの概要や、サービスを選ぶポイントを把握して、より自分の希望にあったネットショップ開設ができるようにしましょう。
参考サイト
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