• ツール導入

Amazon の注文・決済レポート取得を自動化できる!AMTU の代替ツール「TēPs」とは?

※本記事は「App Unity」からご提供を受けております。著作権は提供各社に帰属します。

Amazon のセラー向け公式ツール「Amazon Merchant Transport Utility(以下、『AMTU』)」にて、以下の機能が 2023 年 8 月 31 日(記事公開時点の情報)をもって利用できなくなることが発表されました。

<停止が予定されている AMTU の機能>

  • 「注文レポート」と「決済レポート」の自動ダウンロード機能
  • フィードのアップロード機能
  • このアップデートにより、これらの機能を毎日のように利用している事業者は大きな打撃を受けます。たとえば、AMTU で「注文レポート」を定期的にダウンロードし、ファイルを受注処理システムに取り込むことで注文データを連携している事業者です。この場合、レポートの自動ダウンロード機能の停止によって、受注処理の業務そのものが成り立たなくなってしまいます。

    そこで、一部の事業者は既に AMTU の代替となるサードパーティツールの検討を始めています。そんなツールのひとつ「TēPs(テープス)」は、EC 運営の効率化に特化したノーコードサービスで、「注文レポート」と「決済レポート(V2)」の自動ダウンロードが可能です。今回は、TēPs の「注文レポート」取得機能の詳細や、AMTU との違いについてご紹介していきます。

    更新:
    2023年05月19日

    COLUMN INDEX

    「注文レポート」と「決済レポート(V2)」の自動取得が可能!EC 特化のノーコードツール「TēPs(テープス)」とは?

    TēPs(テープス)

    TēPs は EC 運営の効率化に特化したノーコードクラウドサービスです。エンジニアではない EC 店舗の担当者が、自分の業務を自動化するツールを自ら作成し、効率化できるように設計されています

    それぞれが固有の機能を持つブロックである「ノート」を組み合わせることで、自動処理のフローである「フレーズ」を構築できます。


    TēPs(テープス)内容

    この「ノート」の組み合わせにより、たとえば「『注文レポート』と『決済レポート(V2)』を 15 分おきに取得する」という処理を自動化することができます。また、取得したレポートのデータは、Google スプレッドシートやキントーンに書き出したり(※)、FTP サーバーや Dropbox にアップロードするなど、その後に別の処理を追加していくことが可能です

    ※ 「決済レポート(V2)」を取得した場合のみ可能です。現在、「注文レポート」にも対応するよう開発を進めています。

    TēPs で Amazon セラーセントラルから「注文レポート」と「決済レポート(V2)」を自動で取得する方法

    「レポートの取得」までの設定は数分で完了

    「Amazon セラーセントラルのレポートを取得する」という機能を持つノートがあります。

    こちらのノートでは、取得するレポートをプルダウンメニューで選択できます。ここで、たとえば「注文レポート」を選択すれば、15 分おきに「注文レポート」を自動で取得する設定が完了します

    ※ 初めて Amazon セラーセントラルと接続する場合は接続の設定が必要ですが、その作業も通常、数分で完了します。


    TēPs(テープス)amazon

    取得したレポートを出力する設定

    上記のフレーズを実行しても、レポートはダウンロードされません。上記フレーズで実行されるのは「レポートの取得」だけなので、取得したレポートをどのように出力するか設定する必要があります。

    ここで、主な出力方法をいくつかご紹介します。

    Google スプレッドシートに書き出し(※「注文レポート」は不可。現在、開発中)

    「決済レポート(V2)」のデータを Google スプレッドシートに書き出せば、売上データの集計と分析を効率化できます。売れ筋商品や適正在庫の把握、モールのイベントや施策の効果検証などに役立ちます。

    Amazon セラーセントラルの決済レポートV2 を取得し、Google スプレッドシートに自動で書き出す

    レポートの CSV ファイルを FTP(FTPS)サーバーにアップロード

    たとえば、「注文レポート」の CSV ファイルを基幹システムのサーバーにアップロードし、注文データを自動連携するなどに活用できます。

    Amazon の注文レポートを取得し、FTP サーバーにアップロード

    レポートの CSV ファイルを Dropbox にアップロード

    レポートの CSV ファイルをDropboxに自動でアップロードします。

    Dropbox|Google スプレッドシートの任意のシートを CSV ファイルに変換しアップロードする

    ローカルにダウンロード

    TēPs では、AMTU のように注文レポートを任意のディレクトリに直接ダウンロードすることはできません。しかし、Dropbox のデスクトップアプリを利用することで、Dropbox にアップロードしたファイルをローカルで参照できるようになります


    dropbox

    キントーンや SaaS、クラウドデータベースと連携(※「注文レポート」は不可。現在、開発中)

    キントーンを EC 運営に利用している方にオススメなのが、キントーンへのデータ連携です。取得したレポートのデータを、キントーンの任意のアプリにレコードとして登録することができます

    キントーン|楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの EC モールや、ネクストエンジン・Shopify から注文を取得してレコードを登録

    また、CData Connect Cloud を介すことで、Salesforce や Airtable などのさまざまな SaaS やクラウドデータベースにデータを連携することも可能です。

    Salesforce など 100 以上の SaaS・DB に、ネクストエンジンや楽天市場 RMS、Shopify などのデータを自動で登録

    レポート取得に TēPs を利用するデメリット・メリット

    【デメリット】レポートのデータをローカルの任意のディレクトリにダウンロードすることはできない

    上述のとおり、Dropbox のデスクトップアプリを利用することで CSV ファイルをローカルで扱うことができますが、ファイルを保存するディレクトリを指定することはできません。

    そのため、基幹システムなどの仕様上、どうしても規定のディレクトリにダウンロードする必要がある場合には、TēPs 単体での運用は不向きです

    【メリット】レポート取得の前後の業務や、ほかの EC 店舗の業務をまとめて自動化できる

    レポートの取得だけでなく、その前後の業務も自動化できるのが TēPs の特長です。前の章で触れたように、取得したレポートのデータは Google スプレッドシートやキントーン、FTP サーバーに加え、CData Connect Cloud を介すことでクラウドデータベースや BI ツールなど、さまざまなサービスに連携できます。

    さらに TēPs は、FBA の在庫状況の確認や、自社商品の出品価格とカートボックス価格の把握など、Amazon セラーセントラルのその他の業務を自動化することができます。具体的な事例は次の章で詳しくご紹介します。

    そのほかのセラーセントラルの業務も自動化できる

    「注文レポート」「決済レポート(V2) 」に限らず、TēPs では以下のデータも取得することが可能です。

    <TēPs で取得可能なデータ一覧>

  • 注文レポート
  • 決済レポートV2
  • FBA 在庫管理レポート
  • FBA 在庫出荷レポート
  • 評価レポートβ(出品者評価)
  • 現在のカートボックス価格
  • 出品中の商品価格
  • これらのデータを活用すれば、以下のような自動の業務フローを構築できます。

    FBA の在庫状況を Google スプレッドシートで把握

    FBA 在庫管理レポートを TēPs で定期的に取得し、Google スプレッドシートに書き出すことで、FBA の在庫状況を Google スプレッドシートで確認できるようになります。管理画面にログインして操作する手間が省けるだけでなく、関数などでデータを扱いやすくできるといった拡張性があるのもメリットのひとつです。

    Amazon セラーセントラル|FBA 在庫管理レポートを取得し、Google スプレッドシートの在庫数を更新する

    出品者評価が入ったらメールやチャットツール(Chatwork / LINE / Slack)に通知

    低評価レビューに対する対応は、早いに越したことはありません。TēPs なら、定期的に評価レポートを取得し、低評価が付いたら管理者にメールやチャットツール(Chatwork / LINE / Slack)に自動で通知することができます

    Amazon セラーセントラル| 出品者の評価が入った際に管理者に自動通知する

    商品ごとの出品中価格とカートボックス価格を Google スプレッドシートで比較し、価格設定を効率化

    ショッピングカートボックスを獲得できれば、売上増加が大きく期待できます。そこで、出品中の商品ごとに現在のカートボックス価格を調べ、こまめに商品価格を変更している方も多いのではないでしょうか。TēPs でカートボックス価格と商品価格を Google スプレッドシートに書き出せば、商品価格がカートボックス価格を上回っている商品をすぐに見つけることができます。

    Amazon で SKU ごとの出品価格とカートボックス価格を Google スプレッドシートに自動で書き出す

    TēPs を無料で試す 2 つの方法

    14 日間の無料トライアル

    自動化したい業務が決まっている方、専門のスタッフと相談しながら自動化する業務を決めていきたい方にオススメです。自社環境に TēPs を導入し、稼働をはじめるまでのサポートに加え、トライアル期間中はいつでもスタッフにご相談いただけます。


  • 料金:無料
  • 機能制限:なし
  • 期間:14 日間
  • 導入のサポート:あり
  • 利用中のサポート:あり
  • フリープラン

    TēPs をとりあえず触ってみたいという方向けのプランです。スタッフのサポートが受けられず、フレーズを手動で実行する必要がありますが、その他すべての機能を完全無料でお試しいただけます


  • 料金:無料
  • 機能制限:定期実行が不可
  • 期間:無期限
  • 導入のサポート:なし
  • 利用中のサポート:なし
  • 在庫ファイルのアップロード機能も開発中

    商品情報を変更するため、AMTU で在庫ファイルをアップロードしている方も多いかと思いますが、こちらの機能も「レポートの取得機能」と同時に利用できなくなります。これを受け、TēPs では「在庫ファイルのアップロード」を自動化できる機能を開発中です

    新機能やアップデートの情報は Twitter で発信していますので、下のリンクからぜひフォローをお願いします。

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    ◆サービスサイト
    https://teps.io/

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    https://www.youtube.com/channel/UCrJOufT_AjO-JjkNriX0hpw

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