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D2Cにはインスタの活用が必須!売上を伸ばす運用方法とは

更新:
2024年01月11日

COLUMN INDEX

「D2Cを成功させる方法が知りたい」

「D2CにはSNSが不可欠といわれているが、何をどう運用すればいいのかわからない」

このような悩みをもつD2C担当者は多いのではないでしょうか。

D2Cに不可欠といわれるSNSの中でも、インスタは特にマーケティングツールとして重要だと考えられています。

本記事ではD2Cにインスタが必須である理由とインスタの活用方法、インスタ運用の成功事例などを解説します。

D2Cにインスタが必須な5つの理由

D2Cにインスタが必須だといわれる理由は、主に以下の5つが挙げられます。



それぞれの理由について、以下に詳しく解説します。

1.自社の理念や商品への思いを明確に伝えられる

これまで、製造者は小売店などを通して商品を販売していたため、製造者が直接ユーザーへ商品の思いを伝える手段は限られていました。

D2Cを展開するにあたり、インスタを利用すれば、文章や画像で自社の経営理念やブランドコンセプトなどをユーザーにわかりやすく伝えることができます。

画像だけでなく動画を掲載することも可能なので、経営者が自ら経営理念を発信することで、ユーザーにより自社の思いを伝えられます。

2.ユーザーとダイレクトにコミュニケーションを取れる

インスタにはコメント機能があるため、自社で投稿した商品やメッセージに対してユーザーが感想や意見についてコメントできます。

企業側はその意見に対してコメントに返信できるため、商品に興味を持っているユーザーや、実際に商品を購入している顧客と直接コミュニケーションを取ることが可能です。

SNSという身近なツールでコミュニケーションを取ることで、ユーザーのリアルな声を集めて商品の改善に活かせます。

3.ユーザーが商品を紹介してくれる

インスタのユーザーは、購入して気に入った商品や、訪れて満足した飲食店などを口コミ投稿するといった行動を取ります。

自社での宣伝活動はもちろん重要ですが、ユーザーが自ら口コミを投稿してくれることで、より広く商品やブランドが認知されます。

また、インスタの口コミを見て商品を購入するユーザーも少なくないため、ユーザーの投稿による売上が期待できる点も大きなメリットです。

4.集客や宣伝に対する幅広い活用方法がある

インスタで商品の紹介をする、企業のPRをするということはもちろんですが、そのほかにもインスタにはさまざまな活用方法があります。

例えば「カウントダウン機能」は、設定した時刻までストーリーでカウントダウンを行える機能です。セール開始の時間に設定することで、「セール開始まであと◯時間」とカウントダウンをすることで、ユーザーの購入意欲を掻き立てられます。

5.コストを抑えられる

インスタは、基本的に無料で利用できます。広告掲載など有料のコンテンツもありますが、登録から投稿、ストーリー機能など、一般的な機能はすべて無料です。

D2Cのマーケティングにインスタを活用することで、宣伝やマーケティングコストを大きく抑えた運用を実現できます。

D2Cでインスタの活用する際の3つの注意点

D2Cの運用においてインスタを活用する上で、注意したい3つのポイントをご紹介します。



1.広告色の強い投稿は避ける

インスタの利用登録をして活用しているユーザーは、自分から必要な情報を得るためにインスタを利用しています。そのため、広告色の強い広告的な投稿は好まれません。

商品に興味を持ってフォローしてくれたユーザーも、広告色の強い投稿が続くとフォローを外してしまう恐れがあります。また、宣伝的な広告が続いてしまうと「不適切である」とアカウントを報告されてしまう可能性があるため。注意が必要です。

商品を売るためにインスタに投稿をするので、宣伝目的であることは否めません。矛盾しているように感じるかもしれませんが、一般の投稿から外れないラインを意識しながら、バランスの取れた投稿をすることが重要です。

2.商品紹介だけでなく体験や思いを伝える

D2Cの大きな特徴は商品のクオリティだけでなく、企業やブランドがどのような思いでその商品を作ったのか、商品のストーリー性が重要視される点です。

どんなによい商品でも「この商品はとてもいい」という投稿だけだとユーザの気持ちを惹きつけることができません。インスタは文章や画像、動画など複数の表現方法がありますので、これらを活かして商品への思いや、商品が生まれたヒストリーを紹介することが大切です。

商品を製造する中で生まれた製造者の思いに共感してもらうことで、商品やブランドのファンを増やせます。そのほか、商品を購入すること、利用することでユーザーはどのような満足感を得ることができるのかを伝えるとファン化につながるでしょう。

3.UGCを存分に活用する

「UGC」は「ユーザー生成コンテンツ」のことを指し、ユーザーが自ら投稿した口コミや動画などのことです。企業が商品を紹介するよりもUGCのほうが親しみやすく、閲覧するユーザーからの信頼性が高いという特徴があります。

インスタ内のUGCを、自社のECサイトに口コミとして貼り付けることで、より信頼性の高い口コミをPRできるなど、活用の幅が広い点がメリットです。コストも掛からないので、施策として実施する価値があります。

インスタを利用する上で知っておくべき3つの機能

 

D2Cの運用においてインスタを活用するにあたり、必ず理解しておきたい機能は以下の3つです。



それぞれの機能について、以下に詳しく解説します。

1.ハッシュタグ

ハッシュタグを活用することで、より多くの人に商品やブランドを認知してもらえるほか、多くのユーザーとつながれます。

例えば、商品やブランド名のハッシュタグをつけた投稿をすれば、そのハッシュタグから自社のアカウントに飛んだユーザーがフォローしてくれるという具合です。

そのほかにも、「◯◯のある暮らし」など、商品をもとに同じ趣味や志向の人がつながれるハッシュタグを織り交ぜることで、より商品へのニーズが高いユーザーの関心を得られます。

2.アンケート機能

アンケート機能は、ストーリーの中で閲覧したユーザーにアンケートを取ることができる機能です。既存の製品について、「こんな色展開がほしい」というアンケートに対し、赤・青・白など色を選択できるようにすると、ユーザーがアンケートに回答してくれます。

コストをかけずに、リアルなユーザーから直接意見を取り入れることができる便利な機能です。自社のアカウントをフォローしていないユーザーでも、アンケートに回答することができます。

商品関連のアンケートだけでなく、カスタマーサービスに関するアンケートなど、自社の運営にユーザーの意見を取り入れることにも活用できる点がポイントです。

3.ライブ機能

ライブ機能は、その名の通りリアルタイムで情報を配信できる機能です。ユーザーと直接コミュニケーションが取れるため、インターネット販売が主流となるD2Cではイベント感覚で利用できる重要な機能になります。

ライブ機能を利用すれば、普段はインスタのコメント欄やメールなどでしか問い合わせができなかったユーザーが、リアルタイムで接客を受けている気分を味わえる点が特徴です。

ライブにハッシュタグをつけることで、ライブを見て商品に興味を持ったユーザーが自社アカウントにアクセスし、そこからECサイトに飛ぶなどの導線を作れます。

インスタで集客を成功させたD2Cブランド事例5選

 

インスタで集客を成功させたD2Cブランドと、その成功事例を5つご紹介します。



1.Minimal

引用:Minimal

株式会社ßaceが展開している日本のチョコレートブランド「Minimal」は、2014年に店舗型営業を開始し、現在は店舗と自社ECサイトで商品の販売を行っています。Minimalの作るチョコレートは、最小限の素材のみで作ることをモットーとしており、その引き算の製法がブランド名の由来です。

チョコレートの手作りを体験できるワークショップなど、店舗での販促活動を積極的に行っている中で、インスタの更新にも力を入れています。ワークショップの様子や新商品の紹介など、幅広いテーマを投稿しているMinimalのアカウントは、5万人ものフォロワーを獲得している点がポイントです。(2023年12月現在)

ブランドの世界観をバランスよく表現しているほか、インスタのショッピング機能を利用して自社のECサイトに誘導することで、誘導の購買意欲を維持したまま購入を促しています。

2.EVERLANE

引用:EVERLANE

EVERLANEは、アメリカ・サンフランシスコ州に本社があるアパレルブランドです。自社ECサイトで1,200アイテムを超えるアイテムを販売しているほか、ショールームとしての店舗を2店舗構えています。

EVERLANEの大きな特徴は、製品にまつわるあらゆることに対して透明性を徹底している点です。製品の原価や材料費、輸送費などのコストを明確に提示し、SNSで発信しています。

インスタのフォロワーは100万人を超えており(2023年12月時点)、投稿へのコメントなど、ユーザーへ丁寧な対応とコミュニケーションを行いながら、ファンを増やし続けているブランドです。

3.HAUT

引用:HAUT

メンズ向けオール・インワンコスメを展開しているD2Cブランド「HAUT」は、立ち上げ当初からSNSを意識したブランド設計をしている点が大きな特徴です。インスタを軸としたマーケティング手法を確立し、安定したファンと売上を確保しています。

自社アカウントはきれいなホームページのような作りを意識し、マーケティング活動はインフルエンサーを重視しているのがポイントです。

これまでインフルエンサーには文章や画像など、細かい指示を入れていたのですが、データを見た上で自由な表現をしてもらうように変更。薬機法のみ気をつけてもらい、あとはPRをしてもらうことで、販売数が170%アップしました。ほかにも、独自の手法を用いることで、D2C事業を成功させています。

4.PHOEBE BEAUTY UP

引用:PHOEBE BEAUTY UP

PHOEBE BEAUTY UPは、ビューティーに特化した動画メディア「DINETTE(ディネット)」を運営するDINETTE株式会社が展開しています。PHOEBE BEAUTY UPの大きな特徴は、ブランド立ち上げ前からDINETTE株式会社でインスタなどのSNSを活用していた点です。情報発信や、見込み顧客とのコミュニケーションを継続して行うことで、立ち上げから安定した売上を確保できました。

また、経営者が自らインスタライブを行ってユーザーと直接コミュニケーションを取っていることも、ブランド成功の要因です。そのほか、インスタで自社以外のおすすめコスメを発信し、商品ではなく美容全体に特化した情報を発信することでファンを増やすなど、独自の運用を行っています。

5.DUO

引用:DUO

プレミアアンチエイジング株式会社が展開しているコスメブランド「DUO」は、インスタグラマーによるアフィリエイトを活用したマーケティングを行っている点が特徴です。インスタグラマーが商品を紹介し、購入につながった報酬を支払う手法は、高い宣伝効果が期待できます。

また、DUOの公式アカウントでは、ユーザーに問いかける投稿を多用する、絵文字を入れて親しみやすい文章にするなどの工夫をしています。ユーザーからのコメントが増え、コミュニケーションを盛り上げる手法を取り入れている点も特徴です。

自社D2Cブランドに適したインスタ運用で売上を伸ばしましょう!

インスタを活用することでブランドや商品のファンを増やし、売上アップにつなげられます。インスタを用いたマーケティングに成功しているブランドは、インスタから自社ECサイトにうまく誘導している点が特徴です。今回の記事では、企業の成功事例も載せているので、参考にしてみてください。

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