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Shopifyで代引き(代金引換)を設定する方法と注意点

Shopifyで制作したECサイトでは、管理画面で設定を変更するだけで、代引き決済に対応できるようになります。

ただしストアの注文画面には代引き手数料込みの合計金額が表示できないので、手数料を別途記載しなくてはいけないなど、注意点もあります。

今回は、Shopifyストアで代引き対応したいと考えているEC運営者に向けて、設定方法や注意点、導入すると便利なおすすめアプリについてご紹介します。

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更新:
2023年06月12日

COLUMN INDEX

Shopifyで代引きを設定する方法

Shopifyで代引きを設定するには、ストアの管理画面で変更していきます。以下の手順で設定変更しましょう。

  1. 管理画面の「設定」→「決済管理」を選択

  2. 「手動の決済方法」→「その他の決済方法を有効にする」を選択

  3. 「Cash on Delivery (COD)」(代引きのことです)を選択

  4. 「さらなる詳細」に注意書きを記載

  5. 「支払いの手順」に再び注意書きを記載

  6. 「起動させる」をクリックして完了

標準装備されている設定を変更するだけで、代引き決済に対応できるようになります。このとき、注意書きの記載を忘れないようにしてください。

注意書きについての具体的な内容としては、次の章を参考にしてください。

代引き手数料がかかる旨をサイトに明記しておこう

ユーザーがShopifyストアを利用するにあたって、購入者の注文画面に表示されるのは、「商品そのものの金額+配送料」のみです。代引き手数料をくわえた合計金額が表示されるわけではないので、覚えておきましょう。

代引き手数料が別途かかる旨を顧客に伝えるためには、注文画面の支払いページなどに詳細の形で注意書きを記載する必要があります。

【記載例】
配達1件ごとに〇〇円の代引き手数料がかかります。商品金額に代引き手数料を足した合計金額を、配達員に直接お渡しください。

Shopify 代引き設定

「さらなる詳細」は注文画面の支払い方法選択のページで表示されます。「支払いの手順」は注文確定後のページで表示されるものです。念のため2ヶ所ともに、注意書きを記載しておきましょう。

代引き手数料について明記していないと、商品受け取りにあたって顧客が混乱したり、トラブルに繋がる恐れもあるので注意してください。

また、代引き手数料は金額によっても変動します。注文額がいくら以上で手数料がいくらになるのか、細かく記載しておきましょう。

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主な配送会社の代引手数料

配送会社によって代引き手数料の金額が異なります。自分が選択する配送会社の価格を設定画面で記載しましょう。

各社の代引き手数料は以下の通りです。

【ヤマト運輸の代引き手数料】

~9,999円
330円(税込)
~29,999円
440円(税込)
~99,999円
660円(税込)
~300,000円
1,100円(税込)

 

【佐川急便の代引き手数料】

1万円以下
330円(税込)
3万円以下
440円(税込)
10万円以下
660円(税込)
30万円以下
1,100円(税込)
50万円以下
2,200円(税込)
60万円以下
6,600円(税込)
60万円超は10万円増すごとに
1,100円(税込)を加算

 

【日本郵便 ゆうパックの代引き手数料】

30,000円まで
330円(税込)
100,000円まで
550円(税込)
200,000円まで
880円(税込)
300,000円まで
990円(税込)
500,000円まで
1,430円(税込)※セキュリティサービス利用が必須

Shopifyで代引き対応する際の注意点

Shopifyで代引き対応する際は、以下の2点に注意してください。

  • 代引手数料が支払い画面に表示されない

  • 国内発送のみに対応している

代引手数料が支払い画面に表示されない

先述した通り、Shopifyで制作したストアの注文画面では、手数料をくわえた合計金額での表示ができません。そのため代引き手数料については、注文画面の支払いページなどに詳細の形で別途記載する必要があります。

また代引き決済の注文は手数料がかかる分、当然ながら、他の決済方法のときよりも請求金額が高くなります。ショップが代引き決済にしか対応していない場合は、顧客が購入をやめてしまう可能性が出てくるということです。

ユーザー離脱を防ぐためにも、クレジットカード決済をはじめとした他の決済方法も並行して導入しておきましょう。

国内発送のみに対応している

Shopifyストアの代引き決済は、国内発送のみに対応しています。国内から海外に発送する場合や、海外倉庫から日本に発送する場合は対応できないので、覚えておきましょう。

ちなみに、日本国内在住者が海外から商品を買付けし、国内で受け取って検品してから発送するケースについては、国内発送にあたります。

Shopifyで代引き対応するのに便利なアプリ

Shopifyで代引き対応するにあたって便利なおすすめアプリを、2つご紹介していきます。

配送業務を効率化できる「Shop&co」

Ship&co
画像引用元:Shopifyアプリストア

Ship&coは出荷管理システムのアプリで、日本郵便・佐川急便・クロネコヤマトといった国内配送業者にくわえて、海外業者のDHL・FedEx・UPSにも対応しています。

貨物のサイズ・重量などの基本情報を入力するだけで、送り状やインボイス(海外発送での明細書)、納品書をかんたんに発行できます。

サイトの注文情報とリアルタイムで同期できるので、スムーズに発送業務に取り掛かれます。また発送完了メールを自動で送信したり、状況に応じての配送ステータスの自動変更も可能です。

配送完了までに必要な業務をまとめて管理できるので、ぜひインストールをおすすめします。

料金
月額2,090円(17ドル)/100件
または、33円(0.25ドル)/件
お試し
14日間の無料トライアル

代引き手数料を自動計算できる「MR.DAIBIKI」

MR.DAIBIKI
画像引用元:Shopifyアプリストア

代引き手数料を自動計算した上で、顧客にメール通知できるアプリです。

Shopifyに注文画面では、代引き手数料をくわえた合計金額での表示ができないので、注文画面の支払いページなどに詳細の形で記載する必要があります。しかしこれだけでは購入者が見落とす可能性があり、注文金額よりも高い金額が請求されたいうクレームに繋がりかねません。

MR.DAIBIKIでは注文完了時に、購入金額に手数料を足した合計金額を自動で計算し、顧客にメールやSMSで通知を送付できます。また注文金額に応じて、手数料を最大4種類に分けて設定できます。

商品配達時の手数料に関するトラブルやクレームを未然に防いだり、購入者へ安心感を与えられるため、顧客満足度の向上が期待できますよ。

月額料金
ベーシック:7ドル/500件
スタンダード:14ドル/1,000件
プレミアム:30ドル/2,500件
お試し
10日間の無料トライアル

※ベーシックプランは、顧客への通知方法がメールのみです

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代引き以外のShopify決済方法をおさらい

ShopifyでECサイトを運営する際は、代引き以外にもいくつか決済方法を選べるようにするのがおすすめです。

Shopifyで対応できるおもな決済方法としては、以下が挙げられます。

  • クレジットカード

  • Apple Pay

  • Google Pay

  • キャリア決済

Shopify公式が推奨している決済サービスであるShopifyペイメントを使えば、上記の多くの決済方法に対応できるようになります。

【Shopifyペイメントで対応できる決済方法】

クレジットカード
Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover
その他
Apple Pay、Google Pay、Shop Pay

Shopifyペイメントは、初期費用・導入費用が無料で、月額利用料もかかりません。決済手数料はShopifyのプランによって異なりますが、いずれも安く設定されています。

【Shopifyペイメントの手数料】

決済手数料
3.25~3.9%
振込手数料
無料
初期費用・導入費用
無料
取引手数料
通常0.5~2.0% → 無料

ShopifyペイメントはShopifyに標準装備されており、管理画面の設定を有効化するだけで利用できるので、ぜひ導入しましょう。

Shopifyペイメントについてくわしく知りたい方は、こちらの関連記事についてもご覧ください。

まとめ

ShopifyのECサイトでは、デフォルトの管理画面で設定を変更するだけで、代引き決済に対応できるようになります。

ただしストアの注文画面には、手数料込みの合計金額が表示できないので、支払いページの詳細の箇所などに、代引き手数料を別途記載する必要があります。

代引き対応をする際は、Shopifyアプリを適宜インストールすると、配送業務を効率化したり、顧客満足度を上げられるためおすすめです。

ECサイト運営の際は、ストア方針を決めたり、ターゲットユーザーを設定したりといったマーケティングが必須です。マイナビD2Cでは、メディアの運営経験を基にShopifyに関しても幅広い知識を有しています。Shopifyでのサイト運営のコンサルティングも行っているので、集客が伸びずお困りの方よりユーザーに合った販売戦略を行いたい方はぜひ一度お問い合わせください。

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参考サイト

  • Shopifyアプリストア
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    この記事の監修・著者情報

    • マイナビD2C 佐藤

      約10年ほどメンズ・キッズのアパレルSPA~小売の販売~MD及びバイイングを従事。その後、フリーランスでWebマーケティング、EC運営、メディア運営や事業企画を経験した後、BtoBマーケティング支援企業に入社。クライアントのEC、サービスのSNSやSEOなどを提案し運用改善する。2022年11月より現職。

    • マイナビD2C 橋元

      2007年マイナビ入社。マイナビウーマンで副編集長を経験し、2018年よりkurassoのメディアに携わる。2019年よりkurassoでECサイトを立上げ、1年目で1.5億の売上を出すECサイトに成長させた。現在はkurassoの事業責任者を務めている。

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