• ECサイト構築

自社ECサイトの集客でおすすめの方法は3つ!費用をかけずに成功するポイントも解説

自社で運営しているECサイトの担当者様の中には、アクセス数や購買数が伸びず悩んでいるという方もいらっしゃるでしょう。

ECサイトの集客は売上アップだけでなく、新規客やリピーター獲得のために注力すべき課題です。

ただし、ECサイトの集客は予算や目指すターゲット層、どれくらいの期間をかけられるかによってもできることが異なります。

今回の記事では、自社のECサイトの集客を目指す上で具体的に何をすればいいかわからないという方に向けて、おすすめの方法を以下のとおり解説していきますよ。

ECサイトの集客を成功に導くためのポイントもくわしく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

【ECサイトの主な集客方法】

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更新:
2023年06月12日

COLUMN INDEX

自社ECサイトの集客とは?まずは基本を理解する

ECサイト違い

インターネット上で自社の商品やサービスを販売するECサイト(オンラインショップ)の売上は集客率×購入率×客単価で計算できるとおり、お客さんがアクセスしてくれなければ購入してもらえる可能性も売上も上がりません。

実際に街中に出店している実店舗も同じく、お客さんを呼び込まなければお店に入ってもらえませんし、商品は買ってもらえませんね。

ECサイトの集客は新規客やリピート客を店舗に呼び込み利益を生むために、非常に重要な施策なのです。

しかし、楽天市場やAmazonなど大手のECモールに自社のネットショップを出店している場合は、実店舗でイメージするとイオンや三井アウトレットパークなどの大型ショッピングモールにテナントを出しているようなものです。

モール自体に絶大な集客力があるので、テナントとして入っていれば自然にお客さんも流れてきやすいというメリットがあります。

一方、自社で運営するECサイトの売上アップを目指すには、利用見込みのある消費者をいかに集客できるかにかかっているのです。

【結論】自社ECサイトの集客でおすすめの方法をざっくり解説

ECサイトを運営するうえで集客の必要性は非常に大きいですが、どのようにオンライン上でお客さんを呼び込めばいいのかわからない方もいらっしゃるでしょう。

今回、記事内ではECサイトの集客方法を大きく3つ紹介していますが、それぞれさらに細かく具体的な施策に分かれています。

また、どのような施策を行うかによってすぐに結果が出る場合もあれば、じっくり時間をかけて行うべきこともあります。

集客方法

結論として、すぐに結果を出せる集客方法をピックアップしていくと以下の順番になります。

【即効性のあるECサイトの集客方法】

  1. リスティング広告
  2. ディスプレイ(バナー)広告
  3. SNS広告
  4. SNSアカウントでの発信
  5. アフィリエイト広告
  6. LINEの友だち登録
  7. 動画広告
  8. メールマガジンの配信
  9. アプリのプッシュ通知
  10. コンテンツマーケティング

Web広告を利用した集客方法は短期間で多くのお客さんを集められますし、長期的にしっかり継続して集客するならSNSやアプリ、SEO対策のコンテンツ作りが必要です。

ちなみに、短期的に即効性のある集客方法はその分かかる費用も大きくなります。

中長期的に継続しなくてはいけない施策は費用も抑えつつ地道な集客も期待できるので、予算や割ける人員の数、スキルによってさまざまな集客方法を組み合わせて行うのがおすすめですよ。

次の項目ではさらにくわしく、それぞれの集客方法について解説していきましょう。

自社ECサイトの集客方法は大きくわけて3種類

ECサイトの集客方法には、大きく分けて3つの種類があります。

【ECサイトの主な集客方法】

では、ECサイトの集客方法にはそれぞれ具体的にどのような特徴があるのか解説していきましょう。

自社にあった施策として取り組めそうなものはどれか、考えながら読んでみてください。

Web広告を活用した集客方法には、以下の施策があります。

【Web広告を活用した集客方法】

Web広告のメリットは短期的に効果が出やすく、即効性があるのが魅力です。

ただし、広告費用として予算の大部分を使うことになる可能性もある点に注意しながら、導入を検討しましょう。

また、Web広告にも種類があり、まずおすすめしたいのは効果が出やすいリスティング広告です。

ターゲット層や目的に応じてディスプレイ広告やSNS広告、アフィリエイト広告、動画広告も取り入れていくのがおすすめなので、さらにくわしく紹介していきます。

リスティング広告

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!JAPANなどでキーワードを検索した際に検索結果の上部に表示される広告欄のことです。

リスティング広告

キーワードに該当する商品やサービスを必要としている人に直接的に広告を見せることができ、クリックされることで自社ECサイトへ誘導できます。

ECサイトへの集客方法としてはもっとも効果が出やすく実施した結果が分かりやすいのが特徴ですよ。

リスティング広告を出稿する費用ははっきりと決まっておらず、以下の方法で決められます。

  • オークション形式:広告に対しワンクリックされるごとにGoogleなどへ支払う額が高い希望者が広告を表示できる
  • クリック課金形式:キーワードを検索した人が広告をクリックするごとに広告費としてGoogleなどへ料金を支払う

ワンクリックあたりの広告費の相場は対象となるキーワードによって異なりますが、一般的に100円前後から1,000円前後の間と言われています。

もし、広告を表示させたいキーワードのワンクリックあたりの広告費が500円だった場合、1か月に100人がクリックすると1か月の費用は50,000円ということになります。

また、ワンクリックあたりの広告費が500円で、商品の販売価格が450円だった場合は利益が出ないばかりか赤字になってしまいます。

利益率やECサイトの集客のために使える予算と比較しながら、リスティング広告の導入を検討しましょう。

ディスプレイ(バナー)広告

ディスプレイ広告は、検索エンジンのトップサイトなどに設置できる画像や動画などの広告です。

ディスプレイ広告

細長いバナーの形で表示されることも多いので、バナー広告とも呼ばれています。

ディスプレイ(バナー広告)は検索キーワードに限定されずに表示されるので、リスティング広告よりも幅広いターゲット層にアプローチできます。

また、ディスプレイ広告は自社ECサイトにアクセスしたことがある既存客に向けて表示されやすいというメリットがあります。

しばらく利用がなかった客もディスプレイ広告を目にすることで商品やサービスを思い出し、再度購入したりリピーターになってくれたりする可能性もあります。

ただし、同時に商品に全く興味のない人にも表示されるので、見る人によっては広告が意味のないものになってしまうというデメリットは少なからずあるということも覚えておきましょう。

ディスプレイ広告に費用は、以下の方法で決定します。

  • オークション形式:広告に対しワンクリックされるごとにGoogleなどへ支払う額が高い希望者が広告を表示できる
  • インプレッション課金形式:広告が1,000回表示されるごとにGoogleなどへ料金を支払う
  • コンバージョン課金形式:広告を見た人が購入した場合にGoogleなどへ料金を支払う

ディスプレイ広告にかかる費用の相場は、オークション形式の場合ワンクリックあたり数十円から100円程度と言われています。

SNS広告

SNS広告はInstagramやTwitter、Facebookなどのソーシャルアプリに向けた広告出稿のことです。

SNS広告

新規やリピーターのターゲット層がSNSを利用することが多い世代だった場合は、有効な集客方法となります。

SNSによっても利用者の性別や年代は大きく異なります。

総務省が2022年8月に発表した「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、年代や性別によってSNSの利用層が以下のとおり分かれています。

SNS利用率「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
引用:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

自社商品やサービスの対象となる世代やターゲット層をしっかり理解したうえで、SNS広告を利用すると効果的です。

SNS広告の費用はどのソーシャルアプリを利用するかによって異なりますが、以下の方法で決まることが主です。

  • クリック課金形式:広告に対しワンクリックされるごとに広告料を支払う
  • インプレッション課金形式:広告が1,000回表示されるごとに広告料を支払う

SNS広告はターゲットが広告を通して行動を起こした数に応じて費用が決まる場合がほとんどなので、無駄なく予算を使えると言えるでしょう。

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アフィリエイト広告

アフィリエイト広告はブロガーやインフルエンサーが自身の持つメディアやアカウントで商品を紹介し、貼り付けたアフリエイトリンクから購入や契約が行われた場合に報酬を支払うものです。

アフィリエイト広告を拡散してくれるブロガーやインフルエンサーの影響力や文章力に寄る部分もありますが、ターゲットと商品を紹介する人の層がぴったり合致すれば予想以上の効果が期待できることもあります。

アフィリエイト広告は完全なる成功報酬なので費用対効果が高く、無駄がないのも大きなメリットです。

成功報酬の額は自社で決められますが、報酬額が高いほどアフィリエイターに選ばれやすく、より力を入れて宣伝してもらえるのも工夫が必要なポイントです。

動画広告

動画広告は大まかに説明するとYouTubeなどの動画サイトで流れるコマーシャルを指します。

テレビCMの場合はテレビ離れや録画した番組を見る人が多いことなどからせっかく出稿しても見てもらえないことも多いですが、動画サイトの広告はスキップできない仕様になっていることもあり、確実に目に入るというメリットがあります。

ただし、YouTubeなどをよくご覧になる方はわかる通り、スキップできない分ユーザーはほぼ強制的に観ることになるので、魅力的な内容やクリエイティブな完成度がなければ逆に企業や商品のイメージを損なう可能性もあります。

動画広告を作成する際には映像専門のクリエイターに依頼したり撮影費用も高額になったりすいやすいので、ある程度予算がある場合におすすめの施策です。

良い動画広告が発信できれば文章や静止画ではわからない商品やサービスの魅力を伝えられ、より多くのターゲットへのアプローチが期待できます。

【予算低・長期】SEO対策で自社ECサイトに集客する

Web広告を活用する集客方法は短期的に大きな効果が得られやすいですが、大幅に予算を取る必要があります。

予算も抑えつつ、長期スパンを見据えて効果的な集客を狙うなら、SEO対策もおすすめです。

SEOとは、Googleでキーワードを検索した際に検索上位に表示させる基準となるものです。

SEO対策を行い、検索順位を上げることで自社のECサイトへ流入してくる人が増え、同時に購入率も上がっていくでしょう。

具体的にSEO対策を行う方法としては、以下の施策が挙げられます。

【SEO対策を活用した集客方法】

具体的にコンテンツマーケティングとは何をすればいいのか、くわしく解説しましょう。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングは自社ECサイトの中にお役立ち情報をまとめた記事やハウツーブログなど、多くの人が知りたい情報を提供するコンテンツを設けることから始まります。

自社ECサイトで販売したい商品やサービスに関連するキーワードで検索した際にタイトルや内容から検索した人の興味を惹き、サイトへ誘導する効果があります。

自社ECサイトの商品ページだけでなく、コンテンツを充実させることでサイトやブランドのファンを増やし結果的に購入へつなげていくのがコンテンマーケティングです。

自社ECサイトのコンテンツをGoogleで検索した際に上位に表示させるには、SEOと呼ばれるGoogleが定めた基準をクリアしている必要があります。

SEOの基準は公表されてはいませんが、質の良いコンテンツであることが求められ、関連するキーワードが多く含まれているか、ユーザーにとって有益な情報がどれくらい含まれているかなどが査定されます。

コンテンツマーケティングは専門業者や外部のライターなどに委託せず社内で取り組むのであれば、費用もほとんどかからないのが大きなメリットです。

ただし、SEO対策を踏まえたコンテンツマーケティングはどんなキーワードや内容を取り入れれば検索上位になるのか検証したりデータ収集を行ったり、またその結果をコンテンツに反映させるなど膨大な労力がかかります。

内製で行うならコンテンツマーケティングにあたるスタッフや作業時間の確保が、大きな課題となるでしょう。

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【予算低・長期】SNS・アプリを活用して自社ECサイトに集客する

費用を掛けずに自社ECサイトへの集客を狙えるもう一つの方法として、SNSやアプリを使った情報発信があります。

【SNS・アプリを活用した集客方法】

InstagramやFacebook、Twitter、LINEなどのアカウントは基本的に無料で取得ができ、幅広く宣伝ができるツールです。

最近では公式アカウントを持った企業やブランド、メーカーも増えてきました。

調べ物をするにも検索ブラウザではなくSNSを使うという人も増えており、SNSのアカウントから情報を発信すれば若い世代を中心にECサイトへの誘導が見込めます。

また、リピーターに対して効果的なのが、LINEのお友達登録やメールマガジン、自社のアプリでプッシュ通知を利用するなどして定期的にお知らせを送るという方法です。

では、SNSやアプリを使った集客方法についてくわしく解説していきましょう。

SNSアカウントでの発信

SNSの自社アカウントを取得し、日々情報発信を行うことで多くの人の目に留まり、知名度やECサイトへの集客率をあげられます。

SNSには「#(ハッシュタグ)」という機能があり、多くのSNSユーザーにアプローチするにはハッシュタグをうまく使って投稿へのアクセス数を上げる必要があります。

例えば、[冬用のニット帽]を売り出したい場合、自社のSNSアカウントで商品画像や商品ページへのリンク、文章での説明などを入れ、ハッシュタグを以下のように付けます。

#ニット #ニット帽 #knit #cap #ニットキャップ #ビーニー #キャップ #帽子 #gift #ギフト #プレゼント#冬 #あったかい #寒さ対策 #スキー #スノボ #新作

上記のようにハッシュタグをつけておくと、[帽子]を探している人だけでなく[ギフト]や[寒さ対策]、[スキー][スノボ]用品を探している人にもリーチできます。

SNSはそれぞれターゲットとなる層が異なるので、集客したい年代や性別にあわせてアカウントを作成しましょう。

  • Instagram:10代~30代で女性比率が多い
  • Twitter:10代~30代で男女比率はほぼ同じ
  • Facebook:20代~50代で男女比率はほぼ同じ

また、Instagramではライブ配信を使ったライブコマースと呼ばれる販売方法も盛り上がりを見せています。

アパレルや化粧品、食品など実際の使用感や味などを重視して購入したい商品に有効な手法で、ショップ店員やスタイリスト、インフルエンサーなどがライブ配信をしながら商品の紹介をし、自社ECサイトなどに誘導します。

SNSでの集客を行うなら、あわせてライブコマースも検討してみるといいでしょう。

ライブコマースについてはこちらの記事でもくわしく解説しているので、ご覧ください。

ライブコマースについて解説した記事を読む

LINEの友だち登録

多くの方がメッセージツールとして使っているLINEは「お友達登録」というシステムがあり、登録した人に向けてLINE内でメッセージを送信できます。

自社の公式アカウントを取得しておけば、お友達登録をしたユーザー全員にメッセージを一斉送信できるのがメリットです。

LINEでユーザーに向けてお得なクーポンや新商品情報などを発信する企業も多く、詳細を知りたい人には自社ECサイトへのリンクにも誘導できるので、既存客へのアプローチに有効です。

アプリのプッシュ通知

自社の店舗やオンラインショップと連動した専用アプリを開発し、ユーザーの利便性や集客率の向上に役立てている企業も多く見られます。

例えば、ユニクロではアプリを使って店舗やオンラインショップの在庫がチェックできたり、最寄りの店舗の場所を確認できたりといった取り組みを行っています。

また、セール情報や新作の販売開始などをアプリのプッシュ通知で知らせることができるので、リアルタイムで顧客に情報を届けられます。

アプリの開発には費用や専門知識を持った人材が必要ですが、顧客にとってより身近に魅力的な情報や必要な情報を発信できれば集客率のアップが期待できますよ。

メールマガジンの配信

実店舗の集客ツールとして以前から使われているメールマガジンの配信ですが、ECサイトへの集客にも効果的です。

実店舗の場合はメールマガジンを配信してお店へ足を運んでもらう必要がありますが、ECサイトの場合はメールにリンクを貼り付けてワンクリックするだけで直接アクセスしてもらえるのも大きな魅力です。

マイナビD2Cでご提案しているECサイト構築のプラットフォーム・Shopifyでは、メールマガジンの一括送信やLINE、SNSを使った集客などさまざまな機能を搭載しています。

ECサイトを始めたいけど自社にあった集客方法が分からないという場合や、既存のECサイトをリニューアルしてさらに売上をアップさせたいという場合も、プロのコンサルタントが丁寧にご相談に乗りますのでぜひ資料請求からお確かめください。

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自社ECサイトの集客を成功させるためのポイント

自社ECサイトにあった集客方法を見極めても、導入しただけでは確実に売上が伸びるというわけではありません。

自社ECサイトの集客を実際に成功させるためのポイントも、ご紹介していきましょう。

【ECサイトの集客を成功させるためのポイント】

せっかく導入した施策でさらに効果的な集客を行うために、ぜひ参考にしてくださいね。

ターゲット層を見極める

自社ECサイトの集客を考えるうえで、まずは目的となるターゲット層を設定しましょう。

例えばECサイトへアクセスする新規客を増やしたいのか、それともリピーターの購入率をあげたいのか考えましょう。

新規客と既存客、どちらターゲットに設定するかで実施すべき集客方法も変わってきます。

新規客向け
リピーター向け
・リスティング広告
・SNS広告
・アフィリエイト広告
・動画広告
・コンテンマーケティング
・ディスプレイ広告
・SNSアカウントでの発信
・LINEの友だち登録
・メールマガジンの配信
・アプリのプッシュ通知

また、新規客獲得に向けた施策として考える場合でも、狙う世代や性別によってSNS広告が向いていたり動画広告が向いていたりと特徴にあわせた方法を考える必要があります。

どんな人に商品を購入してもらいやすいか、まずはしっかりと傾向を確認しておきましょう。

もし、ターゲット層にあった集客方法が分からない場合は、コンサルタントに相談するのも方法のひとつですよ。

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集客のための予算はWeb広告が主でOK

ECサイトへの集客に会社として取り組む際は当然予算の設定が行われ、予算内での対策が求められるでしょう。

予算をどのように使えば効果的かというと、ほとんどをWeb広告費に充てるのがおすすめです。

Web広告は費用対効果も高いので、予算の大部分を割いてでも利用したい方法です。

一方、SEO対策やSNS運用は取り組む期間も長期に渡り、内製化も可能なので工夫次第で費用も抑えられます。

予算の内訳はWeb広告をメインに設定し、集客に対する成果をある程度早めに上げておいたうえで長期スパンでコンテンツマーケティングやSNSの運営に力を入れると担当者様もやりやすいでしょう。

実店舗も展開しているならECサイトとの連携を行う

実店舗とあわせてECサイトを運営している会社なら、店舗とECサイトをうまく連携させることで両サイドからの集客を目指せます。

例えば、お店のレジ横などに自社ECサイトやSNSアカウントへリンクしたQRコードを提示しているのを見かけることがあります。

既存客にECサイトの存在を知らせることで、お店で食べたり購入したりして気に入ってもらえた商品をオンラインを利用してリピートしたり、ギフトとして使ってもらえたりするかもしれません。

また、実店舗で貯められるポイントがECサイトでも使えたり、店舗での購入履歴がECサイトでも確認できたりすると、既存客により利用してもらいやすいサービスに成長させられます。

リピーター率の向上も目指しているなら、店舗との連携は必須と言えるでしょう。

ECモールにも出店して多角的に集客を狙う

楽天市場やAmazonなど知名度の高いECモールはそれだけで集客が見込めます。

自社ECサイトのみ展開している場合は、商品をまず多くの人に知ってもらうという意味でもECモールへのテナント出店を同時に検討してみてもいいでしょう。

ECモールで商品をチェックしたり購入したりした人が、自社ECサイトにもアクセスしてくれることがあります。

ECサイトに商品の使い方や詳細情報をくわしく伝えられるコンテンツを用意しておけば、ECモールから流入してくる見込み客が期待できます。

基本的に多くのECモールは他のサイトへのリンクの貼り付けは禁止事項となっていますが、Yahoo!ショッピングでは店舗ページにリンクを貼り付けてもいいことになっているので自社ECサイトにも誘導できます。

Yahoo!ショッピングへの出店については、くわしく出店方法や出店費用について解説した記事もご用意しておりますのであわせてご覧ください。

Yahoo!ショッピングの出店について
解説した記事を読む

動画コンテンツも注目度が高い

最近のEC市場の流れとして、動画コンテンツへの注目度が高くなっています。

自社ECサイトのコンテンツ作りとして、商品の紹介動画の埋め込みやライブコマースを行う会社も増えています。

実際に商品を手に取って気になる点も納得したうえで購入することが難しいECサイトでも、動画コンテンツをうまく取り入れることで商品の良さを目で確かめられたり、インスタライブなどを活用してリアルタイムで販売員などに質問ができたりと、リモートでの「接客体験」を消費者も重視する傾向にあります。

ECサイトへの集客を高めるだけでなく、同時に購買率も上げるために動画コンテンツの導入を検討しましょう。

自社ECサイトの集客は成功事例からもヒントを得よう

自社ECサイトへの集客について、実際にSNS連携やアプリ導入などで成功している企業を参考にすると、よりイメージがつきやすくなります。

Shopifyを導入し、ECサイトの集客アップにつなげた企業様の成功事例をいくつか紹介しましょう。

【集客に成功しているECサイト】

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東洋館出版社

東洋館出版社
引用:東洋館出版社

東洋館出版社は教育関係の本や雑誌を中心に販売する会社で、Shopifyを利用して書籍のECサイトを展開しています。

Shopifyと連携するGoogleショッピング広告を使い自動的にECサイト内で販売する書籍を必要な人に表示できるようになったことでCPAが1/10に抑えられるようになり、より効果的な集客が実現しました。

また、公式LINEアカウントとの連携をスタートさせたことで、クーポンの配布や新刊情報の配信、注文した書籍の発送完了通知や配送状況の確認などができるようになりました。

LINE連携-東洋館出版社
引用:東洋館出版社

ECサイト内では読み物コンテンツも充実しており、Web広告とコンテンマーケティング、SNS連携をうまく活用した集客を行っています。

浅野屋

浅野屋
引用:浅野屋

長野県軽井沢に本店を構え、関東にも店舗を展開するブランジェ浅野屋では、実店舗のポイントカードをデジタルポイントカードへ移行し、ECサイト内のマイページやLINE連携から表示できるようにしました。

実店舗でもオンラインショップからでもポイントを貯めたり使えたりできるようになり、LINE会員に向けて店舗で使えるクーポンなども配布しています。

LINE-浅野屋
引用:浅野屋

実店舗ではQRコードからLINEの会員登録をするとその場で使えるクーポンのプレゼントを行うなど促進施策を実施し、1か月あたりの会員登録者数を伸ばしています。

実店舗とECサイトをうまく連動させ、リピーター率を上げる取り組みは非常に参考になります。

Beautydoors

Beautydoors
引用:Beautydoors

女性をターゲットにしたプロテイン商品「La protein」をECサイトで販売するBeautydoorsは、Shopifyの定期購入アプリを導入することで売上の半分が定期購入となり、継続的なマーケティングに成功しています。

また、インフルエンサーのゆうこすさんとコラボしSNSを利用して商品のアピールを行ったり、YouTubeとの連携で動画コンテンツを用いた情報発信も行っており、ターゲット層を見事に捉えた手法で集客を行っています。

ECサイトの集客に関するQ&A

最後にECサイトの集客に関するよくある質問にお答えしていきましょう。

【ECサイトの集客に関するQ&A】

記事のおさらいも兼ねてご説明していきますので、気になるポイントがあればぜひチェックしてくださいね。

ECサイトの集客方法でおすすめは?

ECサイトの集客方法として、短期的に効果が出したいならWeb広告をまず導入し、長期的に自社サイトを育てていくならSEO対策やSNSの運用もあわせて行うのがおすすめです。

それぞれ具体的な施策がいくつかありますので、【自社ECサイトの集客方法は大きくわけて3種類】の項目でぜひお確かめください。

ECサイトの集客ですぐに成果がでるのは?

ECサイトの集客ですぐに成果を出したいなら、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告などを導入するといいでしょう。

広告費用はかかりますが、商品を必要とする人に直接的にECサイトへの誘導ができます。

くわしくは、【予算高・短期】Web広告で自社ECサイトに集客するの項目で解説しているのでご覧ください。

費用をかけずにECサイトの集客はできる?

費用をかけずにECサイトの集客を目指したいのなら、SEO対策やSNSを使った誘導は低予算、もしくは自社で行う場合は無料で行えます。

具体的にどのように行えばいいいのか【予算低・長期】SEO対策で自社ECサイトに集客する【予算低・長期】SNS・アプリを活用して自社ECサイトに集客するで紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

ECサイトの集客を成功させるポイントは?

ECサイトへの集客を成功させるためのポイントとして、以下の5つをご紹介しました。

【ECサイトの集客を成功させるためのポイント】

こちらの項目】でくわしく解説しているので、ECサイトの集客率や購入率を向上させるために参考にしてください。

まとめ

自社のECサイトを構築したら、お客さんを呼び込むための集客に力を入れるべきです。

今回はECサイトへの集客方法として、大きく3つをご紹介しました。

【ECサイトの主な集客方法】

それぞれに細かく具体的な施策があるので、自社の商品やターゲット層にあったものを導入しましょう。

また、ECサイトへの集客を成功させるための5つのポイントも解説したので、ぜひあわせて参考になさってください。

もし、ECサイトへの集客をプロのコンサルタントにご相談されたい場合は、マイナビD2Cが提携するShopifyのスペシャリストが最善作をご提案致します。

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参考サイト

  • 東洋館出版社
  • 浅野屋
  • Beautydoors
  • 資料ダウンロード

    この記事の監修・著者情報

    • マイナビD2C 佐藤

      約10年ほどメンズ・キッズのアパレルSPA~小売の販売~MD及びバイイングを従事。その後、フリーランスでWebマーケティング、EC運営、メディア運営や事業企画を経験した後、BtoBマーケティング支援企業に入社。クライアントのEC、サービスのSNSやSEOなどを提案し運用改善する。2022年11月より現職。

    • マイナビD2C 橋元

      2007年マイナビ入社。マイナビウーマンで副編集長を経験し、2018年よりkurassoのメディアに携わる。2019年よりkurassoでECサイトを立上げ、1年目で1.5億の売上を出すECサイトに成長させた。現在はkurassoの事業責任者を務めている。

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