ECサイト構築
【Web初心者も安心】ECサイトの構築方法(作り方)は?無料で作れるものから上級者用まで解説!
「ECサイトを作ってみたいけど、やり方が全然わからない…」
「今のECサイトの機能がいまいち…」
などのお悩みではありませんか?
現代、ECサイトは数も種類も豊富です。それぞれの機能や特徴を把握したうえで、利用するECサイトを選びたいですよね。
そこで今回は、ECサイトの始め方について徹底解説いたします!
自社ECを構築するためのECシステムの選び方5つ
無料で始められるECサイトから本格的に作れるものまでご紹介するので、この記事を読めばECサイトの始め方に困ることはもうありません!
それでは早速、ECサイトの種類についてご紹介します!
- 更新:
- 2023年06月12日
COLUMN INDEX
- ECサイト構築方法の種類
- モール型ECサイトとは
- 自社ECサイトとは
- 自社ECを構築するためのECシステムの選び方と費用
- 無料ASP・有料ASP | 初心者向け
- オープンソース | 初中級者向け
- クラウドEC | 中級者向け
- パッケージ | 中級者向け
- フルスクラッチ | 上級者向け
- ECシステムを選ぶときに特に重視した3つのポイント
- 今後の売上想定、規模
- 機能の充実度
- セキュリティ面のサポート
- ECサイトをオープンするまでの手順
- ASPの場合
- オープンソースの場合
- パッケージ・クラウド型EC・フルスクラッチの場合
- ECサイトデザインで気を付けるポイント
- 商品を主役にする
- ボタンを分かりやすくする
- デザインの改善を常に繰り返す
- ECサイトの構築方法についてよくある質問
- 無料でECサイトを作れますか?
- 個人でECサイトを作るには、どれが一番おすすめですか?
- ECサイトを作るのに必要な言語はなんですか?
- WordPress(ワードプレス)でもECサイトは作れますか?
- ECサイトの構築方法(作り方) まとめ
- 参考サイト
ECサイト構築方法の種類
ECサイトの構築方法は、モール型・自社型の大きく2つに分けられます。
モール型ECサイトとは
モール型のECサイトは、企業が構築したプラットフォーム上に出店・出品するサービスです。
amazonや楽天市場などが有名なモール型サービスのECサイトです。
あまり集客に時間をかけたくない・そこまでサイトにカスタマイズ性を求めていない、という場合はモール型ECサイトがおすすめです。
ただし、ショップ開設手数料や販売手数料がかかってきます。売上に対する利益率には気を付けましょう。
自社ECサイトとは
一方、自社ECは、自社が構築したプラットフォーム上に出店・出品するサービスを指します
。モール型のECサイトと比べて、自社体制に合わせてカスタマイズしやすいのが強みです。
ただ、ECサイトの立ち上げまでに手間がかかったり、集客が難しいという弱みもあります。
個人事業主・会社として本腰を入れてECに注力していきたい場合や、集客も込みでリソースがある場合は自社ECがおすすめです。
自社ECを構築するためのECシステムの選び方と費用
自社ECサイト構築には、以下5種類があります。
ECサイト構築にあたって、自分に合ったシステムやサービスを選ぶことが大切です。
それぞれ特徴がありますが、「ECサイトの運用が初めて」という方には費用が抑えられる無料ASP・有料ASPがおすすめです。
ECサイトを構築したいと考えている企業に関しては、「初期費用」と「月額費用」は抑えておきたいポイントです。社内の予算や運営費用を把握した上で自社に合ったサービスを選ぶといいでしょう。
それぞれの機能や特徴について順に説明していきます。
無料ASP・有料ASP | 初心者向け
初めてECサイトを作る初心者の方には、ASPがおすすめです。
ASP(Application Service Provider)とは、自分でサーバーを用意せずとも提供されたクラウド上でECサイトを構築できるサービスです。
ASPと企業とアフィリエイトのシステム・サポートや機能面が追加
大企業でもECサイトを作るときにはASPが頻繁に利用されています。
月額費用が無料〜数万円程度で、最短30分程度でECサイトを構築できる手軽さもメリットのひとつです。
有料のASPならHTMLやCSSを自由にカスタマイズでき、機能性がアップします。
無料ASPには、有名なもので言うとBASEがあります。始めやすさ・操作しやすさの点において、初めてECサイトを作る方や個人事業主の方におすすめのサービスです。
【ASPのメリット・デメリット】
・自前で構築することも可能
・比較的すぐにECサイトを始められる
無料ASP
無料ASPとは、初期費用や月額費用がかからずにECサイトを構築できるサービスです。
商品が売れなくても赤字にならないのがメリットといえます。
有名なもので言うとBASEやSTORESなどがあります。誰でも簡単にサイトが作れ、機能や管理も簡単なのが特徴です。
しかし、無料ASPは初期費用や月額費用がかからない分、商品が売れるたびに決済手数料がかかるので注意が必要です。個人で販売していく分には気にならないポイントですが、企業であれば有料ASPを選ぶことをおすすめします。
運営費を抑えたい方や初めてECサイトを作る方は、まずは初期費用・月額費用がかからない無料ASPを利用するのもいいでしょう。
有料ASP
有料ASPは、無料版よりデザインや機能、サポートが豊富だったり、登録できる商品数が多いのが特徴です。
また、自社でECサイトを一から開発するのに比べると手間やコストがかからないのもメリットです。
有名なもので言うとMakeshopやfutureshopなどがあります。
一方で、初期費用・月額費用はかかってくるため、個人で販売する方がいきなり有料ASPでスタートさせるのは注意が必要です。すでに販売実績がある場合や運営費に余裕がある企業であれば、有料ASPを選ぶことをおすすめします。
無料ASPに比べると、有料ASPはカスタマイズの幅が広いため自社に合ったECサイトを簡単に作ることができます。
オープンソース | 初中級者向け
初・中級者の方には、オープンソースがおすすめです。
オープンソースとは、無償で提供されているECシステムをダウンロードして、自由にECサイトを構築できるサービスです。
無償で誰でも簡単に入手できるので、すぐにECサイトの構築が完了します。
オープンソースはカスタマイズも自由にでき、機能面も充実することができるため独自のECサイトを構築できます。
なお、カスタマイズをやシステム連携には一定の技術力が必要になります。
HTMLやCSSなどのコードをある程度プログラミング操作ができる方がいる場合は、オープンソースがおすすめです。
【オープンソースのメリット・デメリット】
・デザインや機能のカスタマイズが可能
・小規模なECサイトに適している
・セキュリティや機能面、サポート体制が不十分な場合もある
EC-CUBEは操作のしやすさ・適度なカスタマイズ性から人気なオープンソースECサイトです。初めて本格的にECサイトを作りたい方におすすめのサービスです。
クラウドEC | 中級者向け
クラウドECとは自社のプラットフォームが不要で、クラウド上にあるプラットフォームからECサイトを構築できるサービスのことです。
自動でシステムが更新されるため、常に最新のシステムの状態が保てます。
自社サーバーでECサイトを構築している場合だと、数年すると機能が古くなり、最新の環境を整えるために大規模な改修を自力で行わなければなりません。
しかし、クラウドECであれば、そのようなシステム改修が必要ないため、運営しやすいといったメリットがあります。
クラウドECとASPは似ていますが、カスタマイズの幅が広いといった特徴があります。またECパッケージだと導入後システムメンテナンスが必要になりますが、クラウドECの場合は不要で常に最新のシステム機能が使えます。
そのため、クラウドECはASPとECパッケージの良いところを兼ね備えたサービスといえるでしょう。
【クラウドECのメリット・デメリット】
・デザインや機能をカスタマイズ可能
・自社サーバーが不要
・ソースコードを把握できない
パッケージ | 中級者向け
中級者の方には、パッケージがおすすめです。
パッケージとは、ECサイトに必要な機能をパッケージ化したシステムです。
最初からカート機能や売上管理、顧客管理などECサイト運営に必要な機能がパッケージとして含まれており、パッケージをもとに独自のECサイトを構築できます。
必要な機能を追加していくだけなので、構築に時間と費用がそこまでかかりません。
売上規模が小さいサイトから大きいサイトまで、幅広い企業におすすめできます。
【パッケージのメリット・デメリット】
・デザインや機能をカスタマイズ可能
・小規模なECサイトから大規模ECサイトまで対応可能
・システムを最新に保つため、定期的にシステムの入れ替えが必要
コマース21は本格的にECサイトをスケールしていきたい際におすすめのパッケージ型ECサイトです。サイトを本格的にカスタマイズしオリジナルなECサイトを構築していきたい方におすすめです。
フルスクラッチ | 上級者向け
上級者の方には、フルスクラッチがおすすめです。
フルスクラッチとは、ゼロからECサイトを構築することを指します。
今回紹介した5つのECサイト構築方法の中で、カスタマイズの自由度が最も高いです。
自由度が高いメリットはありますが、ゼロから作るため、期間や費用が最もかかるというデメリットもあります。
また、すぐにシステムや機能が古くなるため、3〜5年でECシステムをリニューアルしなければいけません。
そのため、個人や中小企業が作るECサイトにはあまり向いていないといえます。
【フルスクラッチのメリット・デメリット】
・システム構成や運用方法を独自のものにできる
・大規模なECサイト構築に適している
・導入までに時間がかかる
・小規模なECサイトには向かない
ECシステムを選ぶときに特に重視した3つのポイント
ここまでECサイトを作るためのECシステムについて紹介してきました。
ここからは、ECシステムを選ぶときに特に重視した3つのポイントをご紹介します。
今後の売上想定、規模
まずは、今後の売上想定、規模を考えましょう。
年間売上想定が1億円未満の場合は、ASPの導入がおすすめです。
ASPを利用すれば、費用が安く短期間でECサイトを構築できます。
カスタマイズの自由度は低いですが、年々機能が充実してきており、見た目だけにおいてはASPもフルスクラッチも大きく変わりません。
一方で、年間売上想定が1億円以上なら「ECパッケージ」または「クラウドEC」がおすすめです。
機能の充実度
機能の充実度もECシステムを選ぶときに非常に重要なポイントです。
規模が大きくなると、カスタマイズによるシステム連携などが必要になります。
各システムそれぞれ様々な機能を備えていますが、ECパッケージなら最初からカート機能や売上管理、顧客管理などECサイト運営に必要な機能がパッケージとして含まれており、パッケージを追加していくだけなので、構築に時間と費用がそこまでかからないのがメリットです。
各システムそれぞれの機能を備えていますが、ASPではカスタマイズの自由や機能の充実度が低いため、独自のECサイトを構築したい場合は、カスタマイズ可能なECパッケージ・クラウドECの利用がおすすめです。
セキュリティ面のサポート
ECサイト構築するにあたってセキュリティ面のサポートも重視しましょう。
例えば、ネット上で無料でECシステムをダウンロードできる「オープンソース」は、セキュリティ面に不安を抱えています。
万が一、顧客情報などが流出してしまうと、企業の信用問題に関わってしまいます。
特に多くの顧客情報を扱うECサイトなら、セキュリティ面のサポートが充実しているASPやパッケージ、クラウド型ECを利用しましょう。
ECサイトをオープンするまでの手順
ここでは、ECサイトをオープンするまでの手順をご紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ASPの場合
ASPを利用してECサイトをオープンするまでの手順は以下の5ステップです。
- ①サイトのドメインを決める
- ②デザインを決める
- ③商品を登録する
- ④テスト注文を行う
- ⑤公開
まずは、サイトのドメイン(URL)を決めます。
一般的には、ECサイトのサイト名をドメインに設定することが多いです。
デザインはASPで用意されているテンプレートを利用し、コンセプトに合ったデザインを選びましょう。
商品登録を行い、実際に注文できるかテストします。注文テストでエラーが発生しなければ、ECサイトを公開しましょう。
オープンソースの場合
オープンソースを利用して、ECサイトをオープンするまでの手順は以下の3ステップです。
- ①オープンソースをダウンロード
- ②自身でデザインをする
- ③公開
まずは、オープンソースをダウンロードします。
オープンソースは基本的に無料で誰でもダウンロード可能です。ダウンロードが完了したら、自身でデザインを行います。
ECサイトの見た目を自由にデザインするためには、HTMLやCSSの知識が必要です。
そして、セキュリティ面に不安を抱えているため、何かしらの対策も実施する必要があります。
パッケージ・クラウド型EC・フルスクラッチの場合
パッケージ・クラウド型EC・フルスクラッチでECサイトをオープンするまでの手順は以下の5ステップです。
- ①どんなECサイトにしたいかを決める
- ②ワイヤーフレームなどで設計する
- ③コーディングをして開発・デザインを行う
- ④テスト注文を行う
- ⑤公開
まずは、どんなサイトを構築したいかコンセプトを決めます。
そのコンセプトをもとに、サイトの設計・開発・デザインを行いましょう。
フルスクラッチの場合は、自分でコーディングをするため、HTMLやCSSの知識が必要です。商品登録を行い、実際に注文できるかテストします。
注文テストでエラーが発生しなければ、ECサイトを公開しましょう。
ECサイトデザインで気を付けるポイント
ECサイトを構築する際には、機能面だけでなくデザイン性も重要です。
ECサイトのデザインで気を付けるポイントは、売り上げにつながりやすいECサイトのデザインを作成することです。
売上に繋がるECサイトデザインのポイントは以下の通りです。
- 商品を主役にする
- ボタンを分かりやすくする
- デザインの改善を常に繰り返す
商品を主役にする
売り上げにつなげるためには、商品が魅力的に見える写真と、商品を使っている場面が想像できるような記事が必要です。
ECサイトを制作するときには、デザイン性の高さにこだわりがちですが、主役はあくまで商品です。
商品を引き立たせ、売り上げにつなげることを考えて、デザインを考えましょう。
ボタンを分かりやすくする
ボタンをはっきりとした色と形にして、見つけやすい位置に配置しましょう。
サイトのデザインに合わせた凝ったボタンにするよりも、ボタンであることをわかりやすく設定することが大切です。
「購入に進む」などの重要なボタンは、ページの上部と下部に複数配置するのも効果的です。
デザインの改善を常に繰り返す
ECサイトは、完成した時点で制作が終わりではありません。新商品を追加したり、売り切れの商品を非表示にしたりというメンテナンスが必要です。
改善と分析を繰り返しながら、サイトをより良いものに変えていく作業が必要です。
ECサイトの構築方法についてよくある質問
ECサイトの構築方法についてよくある質問をまとめました。
- ・無料でECサイトを作れますか?
- ・個人でECサイトを作るには、どれが一番おすすめですか?
- ・ECサイトを作るのに必要な言語はなんですか?
- ・Worepress(ワードプレス)でもECサイトは作れますか?
無料でECサイトを作れますか?
WordPress、もしくはBaseであれば無料で作れます。
ただし、WordPressでのECサイト作成はおすすめできません。運用面に関してもECサイトとの互換性が低く、手間取ってしまう可能性があります。
無料でECサイトを作るのであれば、Baseのような無料ASPがおすすめです。
個人でECサイトを作るには、どれが一番おすすめですか?
個人でECサイトを作るなら、費用がかからない無料ASPがおすすめです。
無料ASPをしていく中で、よりカスタマイズ性を求めるなら費用が低めな有料ASPやオープンソースの利用を検討しましょう。
ECサイトを作るのに必要な言語はなんですか?
EC(WEB)サイトを作るためには、HTMLやCSS、JavaScriptといった言語が必要です。
- ・HTML:サイトの文章構造を作る
- ・CSS:レイアウトや色・サイズなどを指定する
- ・JavaScript:サイトに動きを持たせる
もし難しい場合は「ノーコード」で作成できるECサイトの利用がおすすめです。
ASPなどは基本的にノーコードで作成できます。
WordPress(ワードプレス)でもECサイトは作れますか?
WordPress(ワードプレス)でも作れますが、おすすめはしません。
無料で利用でき、カスタマイズ性が高いというメリットはありますが、以下のようなデメリットもあります。
- ・セキュリティ面に不安がある
- ・最新の決済方法に対応していない場合もある
- ・ECサイトに最適化されたものではない
そのため、ECサイトを立ち上げるなら無料ASPの利用がおすすめです。
ECサイトの構築方法(作り方) まとめ
ECサイトの作り方についてお伝えしました。
ECサイト構築方法は、自社サイト・モール型・オークション型の3つに分けられます。
ECサイトを作れるECシステムはいくつかありますが、初めてECサイトを作る初心者の方には、ASPがおすすめです。
ASPを利用すれば、費用が安く短期間でECサイトを構築できます。
もちろん、HTMLやCSSなどの知識も必要ありません。
有料ASPもありますが、まずは無料ASPを利用して、独自のECサイトを作ってみましょう。
参考サイト
- ・楽天市場
- ・Amazon
- ・Yahoo!ショッピング
- ・EC-CUBE
- ・コマース21
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