
ECサイト構築
【Web初心者も安心】ECサイトの構築方法(作り方)は?無料で作れるものから上級者用まで解説!|費用から集客までの全手順
「ECサイトを作ってみたいけど、やり方が全然わからない…」
「今のECサイトの機能がいまいち…」
などのお悩みではありませんか?
現代、ECサイトは数も種類も豊富です。それぞれの機能や特徴を把握したうえで、利用するECサイトを選びたいですよね。
そこで今回は、ECサイトの始め方について徹底解説いたします!
自社ECを構築するためのECシステムの選び方5つ
無料で始められるECサイトから本格的に作れるものまでご紹介するので、この記事を読めばECサイトの始め方に困ることはもうありません!
それでは早速、ECサイトの種類についてご紹介します!
- 更新:
- 2024年12月04日
COLUMN INDEX
- ECサイト構築に必要な準備
- ドメインとサーバーの選定
- サイトデザインとテンプレートの選び方
- 自社ECを構築するためのECシステムの選び方と費用
- ECサイト構築方法の種類
- モール型ECサイトとは
- 自社ECサイトとは
- 自社ECを構築するためのECシステムの選び方と費用
- 無料ASP・有料ASP | 初心者向け
- オープンソース | 初中級者向け
- クラウドEC | 中級者向け
- パッケージ | 中級者向け
- フルスクラッチ | 上級者向け
- ECシステムを選ぶときに特に重視した3つのポイント
- 今後の売上想定、規模
- 機能の充実度
- セキュリティ面のサポート
- ECサイトをオープンするまでの手順
- ASPの場合
- オープンソースの場合
- パッケージ・クラウド型EC・フルスクラッチの場合
- ECサイトデザインで気を付けるポイント
- 商品を主役にする
- ボタンを分かりやすくする
- デザインの改善を常に繰り返す
- ECサイトの運営に必要なスキル
- 基礎的なプログラミング知識
- SEOとマーケティングの基本
- ECサイトのセキュリティ対策
- SSL証明書の導入
- データベースのセキュリティ
- ECサイトの集客方法
- SNSを活用したマーケティング
- リスティング広告とその効果
- ECサイトの構築方法についてよくある質問
- 無料でECサイトを作れますか?
- 個人でECサイトを作るには、どれが一番おすすめですか?
- ECサイトを作るのに必要な言語はなんですか?
- WordPress(ワードプレス)でもECサイトは作れますか?
- ECサイトの構築方法(作り方) まとめ
- 参考サイト
ECサイト構築に必要な準備
ECサイトを構築する前に、まず必要とされる準備を整えておくことが重要です。これによりスムーズにサイトの制作を進めることができますし、後々のトラブルも防ぐことができます。以下の準備事項を順に確認していきましょう。
1.事業の目的を明確にし、サイトのターゲットユーザーを設定しましょう。
2.予算とリソースの確保をしましょう。
3.競合分析をしましょう。
4.必要なツールやソフトウェアの選定をしましょう。
ドメインとサーバーの選定
ECサイトを構築する上で、最初に必要なステップがドメインとサーバーの選定です。この段階はサイトの基盤を決定する重要な要素であり、その後の運営に大きな影響を与えます。
まず、ドメインはサイトの住所とも言えます。覚えやすく、ブランドに合ったものを選ぶことが大切です。また、既存の商標や他社のドメインと重複しないように注意しましょう。ドメインの取得は、GoDaddyやお名前.comなどのドメインプロバイダーを利用すると手軽です。
次に、サーバー選定です。サーバーはサイトの情報を保存し、訪問者に対してその情報を提供する役割を担います。サーバーには共有サーバー、VPS、専用サーバー、クラウドサーバーなどの種類があります。初心者にはコストが低く管理が容易な共有サーバーが適していますが、トラフィックが増えるとパフォーマンスが低下する可能性があります。成長を見越してスケーラビリティの高いクラウドサーバーを選ぶのも一つの方法です。
ドメインとサーバーの選定は、ECサイトの成功に欠かせない非常に重要なステップです。適切な選定をすることで、安心してサイト運営を進めることができるでしょう。
サイトデザインとテンプレートの選び方
ECサイトのデザインは、ユーザーの購買意欲に大きく影響します。初心者の方でも安心して開始できるポイントとして、まずはテンプレートを活用することをおすすめします。テンプレートを使用することで、専門的なデザイン知識がなくても、プロフェッショナルな外観を簡単に実現することができます。
テンプレートを選ぶ際には、自社ブランドや商品カテゴリーに合ったデザインを選択することが重要です。例えば、ファッション系のECサイトなら、おしゃれでトレンディなデザインが好まれる一方、健康食品を扱うサイトなら、クリーンで信頼感のあるデザインが適しています。
また、テンプレート選定に際しては、レスポンシブデザインであることも確認しましょう。これにより、スマートフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスで見やすく利用しやすいサイトを提供することができます。
最後に、カスタマイズのしやすさも考慮して選びましょう。テンプレートによっては、色やフォント、レイアウトなどを柔軟に変更できるものがあります。これにより、自分だけのオリジナリティあるサイトを作成することが可能です。
自社ECを構築するためのECシステムの選び方と費用
自社ECサイトを構築する際、どのECシステムを選ぶかが重要な課題です。まず、無料ASP、有料ASP、オープンソース、クラウドサービス、パッケージ、フルスクラッチの6つの選択肢があります。それぞれの特徴や利点・欠点を理解して、自分のビジネスモデルに最も適したシステムを選ぶことが大切です。
次に、費用についても考慮しなければなりません。無料ASPは初期費用はかかりませんが、販売手数料や決済手数料が発生するため、運営コストが必ずしも低いとは限りません。一方、有料ASPやクラウドサービスは月額料金がかかるものの、安定したサポートと豊富な機能を提供します。
オープンソースは初期費用が抑えられますが、設定やカスタマイズに技術的な知識が求められます。フルスクラッチやパッケージの場合は、初期費用やカスタマイズ費用が高額ですが、自分のビジネスにフィットしたサイトを構築できます。
選択するシステムによってコストや労力、得られる機能が大きく異なるため、慎重に検討しましょう。これらの情報をもとに、最適なECシステムを選び、自社のオンラインビジネスを成功に導いてください。
ECサイト構築方法の種類

ECサイトの構築方法は、モール型・自社型の大きく2つに分けられます。
それぞれサービスが異なりますので下記で見ていきましょう。
モール型ECサイトとは
モール型のECサイトは、企業が構築したプラットフォーム上に出店・出品するサービスです。

amazonや楽天市場などが有名なモール型サービスのECサイトです。
あまり集客に時間をかけたくない・そこまでサイトにカスタマイズ性を求めていない、という場合はモール型ECサイトがおすすめです。
ただし、ショップ開設手数料や販売手数料がかかってきます。売上に対する利益率には気を付けましょう。
自社ECサイトとは
一方、自社ECは、自社が構築したプラットフォーム上に出店・出品するサービスを指します
。
モール型のECサイトと比べて、自社体制に合わせてカスタマイズしやすいのが強みです。
ただ、ECサイトの立ち上げまでに手間がかかったり、集客が難しいという弱みもあります。
個人事業主・会社として本腰を入れてECに注力していきたい場合や、集客も込みでリソースがある場合は自社ECがおすすめです。
自社ECを構築するためのECシステムの選び方と費用
自社ECサイト構築には、以下5種類があります。
ECサイト構築にあたって、自分に合ったシステムやサービスを選ぶことが大切です。
それぞれ特徴がありますが、「ECサイトの運用が初めて」という方には費用が抑えられる無料ASP・有料ASPがおすすめです。
ECサイトを構築したいと考えている企業に関しては、「初期費用」と「月額費用」は抑えておきたいポイントです。社内の予算や運営費用を把握した上で自社に合ったサービスを選ぶといいでしょう。
それぞれの機能や特徴について順に説明していきます。
無料ASP・有料ASP | 初心者向け
初めてECサイトを作る初心者の方には、ASPがおすすめです。
ASP(Application Service Provider)とは、自分でサーバーを用意せずとも提供されたクラウド上でECサイトを構築できるサービスです。

・サポートや機能面が追加
大企業でもECサイトを作るときにはASPが頻繁に利用されています。
月額費用が無料〜数万円程度で、最短30分程度でECサイトを構築できる手軽さもメリットのひとつです。
有料のASPならHTMLやCSSを自由にカスタマイズでき、機能性がアップします。
無料ASPには、有名なもので言うとBASEがあります。始めやすさ・操作しやすさの点において、初めてECサイトを作る方や個人事業主の方におすすめのサービスです。
【ASPのメリット・デメリット】
・自前で構築することも可能
・比較的すぐにECサイトを始められる
無料ASP
無料ASPとは、初期費用や月額費用がかからずにECサイトを構築できるサービスです。
商品が売れなくても赤字にならないのがメリットといえます。
有名なもので言うとBASEやSTORESなどがあります。誰でも簡単にサイトが作れ、機能や管理も簡単なのが特徴です。
しかし、無料ASPは初期費用や月額費用がかからない分、商品が売れるたびに決済手数料がかかるので注意が必要です。個人で販売していく分には気にならないポイントですが、企業であれば有料ASPを選ぶことをおすすめします。
運営費を抑えたい方や初めてECサイトを作る方は、まずは初期費用・月額費用がかからない無料ASPを利用するのもいいでしょう。
有料ASP
有料ASPは、無料版よりデザインや機能、サポートが豊富だったり、登録できる商品数が多いのが特徴です。
また、自社でECサイトを一から開発するのに比べると手間やコストがかからないのもメリットです。
有名なもので言うとMakeshopやfutureshopなどがあります。
一方で、初期費用・月額費用はかかってくるため、個人で販売する方がいきなり有料ASPでスタートさせるのは注意が必要です。すでに販売実績がある場合や運営費に余裕がある企業であれば、有料ASPを選ぶことをおすすめします。
無料ASPに比べると、有料ASPはカスタマイズの幅が広いため自社に合ったECサイトを簡単に作ることができます。
オープンソース | 初中級者向け
初・中級者の方には、オープンソースがおすすめです。
オープンソースとは、無償で提供されているECシステムをダウンロードして、自由にECサイトを構築できるサービスです。
無償で誰でも簡単に入手できるので、すぐにECサイトの構築が完了します。
オープンソースはカスタマイズも自由にでき、機能面も充実することができるため独自のECサイトを構築できます。
なお、カスタマイズをやシステム連携には一定の技術力が必要になります。
HTMLやCSSなどのコードをある程度プログラミング操作ができる方がいる場合は、オープンソースがおすすめです。
【オープンソースのメリット・デメリット】
・デザインや機能のカスタマイズが可能
・小規模なECサイトに適している
・セキュリティや機能面、サポート体制が不十分な場合もある
EC-CUBEは操作のしやすさ・適度なカスタマイズ性から人気なオープンソースECサイトです。初めて本格的にECサイトを作りたい方におすすめのサービスです。
クラウドEC | 中級者向け
クラウドECとは自社のプラットフォームが不要で、クラウド上にあるプラットフォームからECサイトを構築できるサービスのことです。
自動でシステムが更新されるため、常に最新のシステムの状態が保てます。
自社サーバーでECサイトを構築している場合だと、数年すると機能が古くなり、最新の環境を整えるために大規模な改修を自力で行わなければなりません。
しかし、クラウドECであれば、そのようなシステム改修が必要ないため、運営しやすいといったメリットがあります。
クラウドECとASPは似ていますが、カスタマイズの幅が広いといった特徴があります。またECパッケージだと導入後システムメンテナンスが必要になりますが、クラウドECの場合は不要で常に最新のシステム機能が使えます。
そのため、クラウドECはASPとECパッケージの良いところを兼ね備えたサービスといえるでしょう。
【クラウドECのメリット・デメリット】
・デザインや機能をカスタマイズ可能
・自社サーバーが不要
・ソースコードを把握できない
パッケージ | 中級者向け
中級者の方には、パッケージがおすすめです。
パッケージとは、ECサイトに必要な機能をパッケージ化したシステムです。
最初からカート機能や売上管理、顧客管理などECサイト運営に必要な機能がパッケージとして含まれており、パッケージをもとに独自のECサイトを構築できます。
必要な機能を追加していくだけなので、構築に時間と費用がそこまでかかりません。
売上規模が小さいサイトから大きいサイトまで、幅広い企業におすすめできます。
【パッケージのメリット・デメリット】
・デザインや機能をカスタマイズ可能
・小規模なECサイトから大規模ECサイトまで対応可能
・システムを最新に保つため、定期的にシステムの入れ替えが必要
コマース21は本格的にECサイトをスケールしていきたい際におすすめのパッケージ型ECサイトです。サイトを本格的にカスタマイズしオリジナルなECサイトを構築していきたい方におすすめです。
フルスクラッチ | 上級者向け
上級者の方には、フルスクラッチがおすすめです。
フルスクラッチとは、ゼロからECサイトを構築することを指します。
今回紹介した5つのECサイト構築方法の中で、カスタマイズの自由度が最も高いです。
自由度が高いメリットはありますが、ゼロから作るため、期間や費用が最もかかるというデメリットもあります。
また、すぐにシステムや機能が古くなるため、3〜5年でECシステムをリニューアルしなければいけません。
そのため、個人や中小企業が作るECサイトにはあまり向いていないといえます。
【フルスクラッチのメリット・デメリット】
・システム構成や運用方法を独自のものにできる
・大規模なECサイト構築に適している
・導入までに時間がかかる
・小規模なECサイトには向かない
ECシステムを選ぶときに特に重視した3つのポイント
ここまでECサイトを作るためのECシステムについて紹介してきました。
ここからは、ECシステムを選ぶときに特に重視した3つのポイントをご紹介します。
今後の売上想定、規模
まずは、今後の売上想定、規模を考えましょう。
年間売上想定が1億円未満の場合は、ASPの導入がおすすめです。
ASPを利用すれば、費用が安く短期間でECサイトを構築できます。
カスタマイズの自由度は低いですが、年々機能が充実してきており、見た目だけにおいてはASPもフルスクラッチも大きく変わりません。
一方で、年間売上想定が1億円以上なら「ECパッケージ」または「クラウドEC」がおすすめです。
機能の充実度
機能の充実度もECシステムを選ぶときに非常に重要なポイントです。
規模が大きくなると、カスタマイズによるシステム連携などが必要になります。
各システムそれぞれ様々な機能を備えていますが、ECパッケージなら最初からカート機能や売上管理、顧客管理などECサイト運営に必要な機能がパッケージとして含まれており、パッケージを追加していくだけなので、構築に時間と費用がそこまでかからないのがメリットです。
各システムそれぞれの機能を備えていますが、ASPではカスタマイズの自由や機能の充実度が低いため、独自のECサイトを構築したい場合は、カスタマイズ可能なECパッケージ・クラウドECの利用がおすすめです。
セキュリティ面のサポート
ECサイト構築するにあたってセキュリティ面のサポートも重視しましょう。
例えば、ネット上で無料でECシステムをダウンロードできる「オープンソース」は、セキュリティ面に不安を抱えている場合があります。
万が一、顧客情報などが流出してしまうと、企業の信用問題に関わってしまいます。
特に多くの顧客情報を扱うECサイトなら、セキュリティ面のサポートが充実しているASPやパッケージ、クラウド型ECを利用しましょう。
ECサイトをオープンするまでの手順
ここでは、ECサイトをオープンするまでの手順をご紹介します。
まず初めに、ドメインの取得とサーバーの準備が必要です。これにより、サイトの住所とホスティング環境が整い、オンラインでアクセス可能になります。
次に、サイト構築に使用するシステムの選定です。無料ASP、有料ASP、オープンソース、クラウドEC、パッケージ、フルスクラッチなど、各方法のメリット・デメリットを理解し、自分のニーズに最も合ったものを選びましょう。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ASPの場合
ASPを利用してECサイトをオープンするまでの手順は以下の5ステップです。
- ①サイトのドメインを決める
- ②デザインを決める
- ③商品を登録する
- ④テスト注文を行う
- ⑤公開
まずは、サイトのドメイン(URL)を決めます。
一般的には、ECサイトのサイト名をドメインに設定することが多いです。
デザインはASPで用意されているテンプレートを利用し、コンセプトに合ったデザインを選びましょう。
商品登録を行い、実際に注文できるかテストします。注文テストでエラーが発生しなければ、ECサイトを公開しましょう。
オープンソースの場合
オープンソースを利用して、ECサイトをオープンするまでの手順は以下の3ステップです。
- ①オープンソースをダウンロード
- ②自身でデザインをする
- ③公開
まずは、オープンソースをダウンロードします。
オープンソースは基本的に無料で誰でもダウンロード可能です。ダウンロードが完了したら、自身でデザインを行います。
ECサイトの見た目を自由にデザインするためには、HTMLやCSSの知識が必要です。
そして、セキュリティ面に不安を抱えているため、何かしらの対策も実施する必要があります。
パッケージ・クラウド型EC・フルスクラッチの場合
パッケージ・クラウド型EC・フルスクラッチでECサイトをオープンするまでの手順は以下の5ステップです。
- ①どんなECサイトにしたいかを決める
- ②ワイヤーフレームなどで設計する
- ③コーディングをして開発・デザインを行う
- ④テスト注文を行う
- ⑤公開
まずは、どんなサイトを構築したいかコンセプトを決めます。
そのコンセプトをもとに、サイトの設計・開発・デザインを行いましょう。
フルスクラッチの場合は、自分でコーディングをするため、HTMLやCSSの知識が必要です。商品登録を行い、実際に注文できるかテストします。
注文テストでエラーが発生しなければ、ECサイトを公開しましょう。
ECサイトデザインで気を付けるポイント
ECサイトを構築する際には、機能面だけでなくデザイン性も重要です。
ECサイトのデザインで気を付けるポイントは、売り上げにつながりやすいECサイトのデザインを作成することです。
売上に繋がるECサイトデザインのポイントは以下の通りです。
- 商品を主役にする
- ボタンを分かりやすくする
- デザインの改善を常に繰り返す
商品を主役にする
ECサイトにおいて、ユーザーの最大の関心は商品です。そのため、商品を主役にするデザインが重要です。商品写真は高品質なものを使用し、多角度からの写真を掲載しましょう。また、商品の詳細情報や説明文は分かりやすく、魅力的に記載してください。具体的には、商品の特徴や利点、お客様の声などを織り交ぜると効果的です。
さらに、関連商品やおすすめ商品を表示することで、ユーザーにとって興味深い商品を探しやすくします。例えば、Tシャツを購入しようとしているユーザーに対して、関連するパンツやアクセサリーを提案することで、追加購入を促進できます。
これに加え、購入ボタンやカートへの追加ボタンは目立つ位置に配置し、ユーザーが簡単に購入手続きを進められるようにしましょう。このように、商品を主役にしたデザインは、ユーザー体験を向上させ、結果として売上の増加に繋がります。
ボタンを分かりやすくする
ECサイトのユーザーエクスペリエンスを高めるためには、ボタンのデザインを分かりやすくすることが非常に重要です。ユーザーが欲しい情報やアクション(購入、問い合わせ、カートに追加など)を直感的に見つけられるようにするため、明確なデザインと配置を心掛けましょう。
具体的には、目立つ色を使用し、周りのデザインとコントラストを持たせることが効果的です。たとえば、ページの背景が白の場合、ボタンも白にしてしまうと目立たなくなってしまうので、緑や赤、オレンジなどの他の色を使用すると良いでしょう。また、ボタンには簡潔でわかりやすいテキストを入れることが重要です。『購入する』や『詳細を見る』といった明確なアクションを示す文言を使用しましょう。
さらに、ボタンのサイズや形も考慮するべきポイントです。スマートフォンなどのモバイルデバイスでの操作も含め、誤タップを防ぐために、指先で簡単に押せるサイズに設定します。そして、ボタンにホバー効果を追加することもおすすめです。これにより、ユーザーはボタンが押せるものであることを一目で理解できます。
また、「購入に進む」などの重要なボタンはページの上部やコンテンツの途中など複数配置するのも効果的です。
これらの工夫により、ECサイトの使い勝手が向上し、ユーザーの満足度が高まることで、結果的にコンバージョン率の向上にもつながります。
デザインの改善を常に繰り返す
ECサイトを運営する上で、デザインの改善を常に繰り返すことは非常に重要です。ユーザーの閲覧行動や購買行動は日々変化するため、それに対応する柔軟なデザイン変更が求められます。
まず、ユーザーのフィードバックを積極的に取り入れることが大切です。例えば、購入画面が分かりにくいと感じられるなら、ナビゲーションをシンプルにしたり、ボタンを目立たせたりする改善が考えられます。
次に、A/Bテストを活用して実際のユーザー行動を分析し、最適なデザインを探ることが効果的です。A/Bテストは異なるデザインや要素を比較する手法で、どちらがより高い成果を上げるかを実証できます。
また、最新のデザイントレンドや技術を取り入れることで、自社ECサイトの魅力を高めることも可能です。定期的にデザインの見直しを行い、使いやすさやビジュアルの美しさを向上させましょう。
継続的なデザインの改善は、ユーザーの満足度向上と売上向上に直結します。日々の運営の中で、デザイン改善の機会を逃さずに取り組むことが成功の鍵です。
ECサイトの運営に必要なスキル
ECサイトの運営には、多くのスキルが求められます。まず基本的なプログラミング知識が重要です。HTMLやCSS、JavaScriptといった言語を理解することで、サイトのデザインや機能をカスタマイズできます。また、トラブルが発生した際にも迅速に対応する力となります。
次に、SEOとマーケティングの基本も不可欠です。検索エンジンでの上位表示を目指すために、キーワード選定やコンテンツの最適化を行うスキルが必要です。さらに、SNSを活用したマーケティングやリスティング広告の管理など、様々な集客手法を駆使することで、より多くの顧客を引き付けることができます。
その他にも、セキュリティ対策の知識が求められます。SSL証明書の導入やデータベースの保護など、顧客の信頼を得るためのセキュリティ対策をしっかりと行うことが大切です。これらのスキルを身につけることで、ECサイトの運営がスムーズに行えるようになります。
基礎的なプログラミング知識
ECサイトを運営するためには、基礎的なプログラミング知識があると便利です。特にHTML、CSS、JavaScriptの三つは重要で、サイトのデザインや機能をカスタマイズする際に役立ちます。また、PHPやRuby、Pythonといったサーバーサイドのスクリプト言語も理解しておくと良いでしょう。これらの言語を使えば、データベースとの連携や動的なコンテンツの生成が可能になります。
例えば、HTMLはウェブページの構造を作成するため、CSSはデザインやレイアウトを制御するために使用されます。JavaScriptはインタラクティブな要素を追加するためのもので、ユーザーがサイト上で行う操作に対して応答する機能を提供します。基礎を学ぶためのオンラインリソースや無料のチュートリアルも多く存在しますので、独自のペースで学習を進めることができます。
さらに、ECサイト特有のカートシステムや決済システムをカスタマイズする場合、これらのプログラミングスキルが役立ちます。プログラミング知識があれば、トラブルが発生した際にも迅速に対応できるため、運営の安定性も向上します。学びを重ねて、より効果的なECサイト運営を目指しましょう。
SEOとマーケティングの基本
ECサイトの成功には、ただ商品を掲載するだけでは十分ではありません。SEO(検索エンジン最適化)と効果的なマーケティング手法を駆使して訪問者を引き付け、購入に導くことが重要です。
SEOとは、検索エンジンの検索結果で自社サイトを上位に表示させるための技術や戦略のことです。具体的には、適切なキーワードの選定、メタタグの設定、コンテンツの質を高めるなどの施策が含まれます。
次に、マーケティングについて説明します。マーケティングは、商品やサービスを顧客に認知してもらい、興味を持たせるプロセスです。これには、SNSを活用したプロモーション、メールマガジンで顧客とのコミュニケーションを深める、キャンペーンや割引サービスの実施、運用型広告などがあります。
具体例として、SNSでは定期的に魅力的な投稿を続けることでフォロワーを増やし、サイトへの流入を促進できます。また、メールマガジンでは新商品情報やセール情報を配信することで、リピーターを増やすことができます。このように、SEOとマーケティングを上手に組み合わせることで、ECサイトの集客力を高め、売上を向上させることが可能です。
ECサイトのセキュリティ対策
ECサイトを運営する上で、セキュリティ対策は欠かせません。顧客の個人情報や決済情報を扱うため、その安全性を確保することが求められます。まず、SSL証明書の導入が必須です。SSL証明書は、ユーザーが入力する情報を暗号化し、安全に送信する役割を果たします。不正アクセスやデータ漏洩を防ぐためにも、購入手続きを行うページには必ず導入しましょう。
次に、データベースのセキュリティも重要です。不正アクセスを防ぐために、管理画面のパスワードは定期的に変更し、複雑なパスワードを設定することが推奨されます。また、SQLインジェクションと呼ばれる攻撃を防ぐために、SQLクエリには適切なエスケープ処理を行うことが必要です。
さらに、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)の導入も検討してみてください。WAFは、不正なアクセスを自動的に検出し、ブロックすることでECサイトの安全性を高めます。信頼できるWAFを選ぶことで、ECサイトへの攻撃を未然に防ぐことが可能です。
以上のようなセキュリティ対策を適切に講じることで、顧客の信頼を得ながら、安心してECサイトを運営することができます。
SSL証明書の導入
SSL証明書の導入は、ECサイトにおけるセキュリティ対策の基本です。SSL(Secure Sockets Layer)は、インターネット上で情報を暗号化する技術で、顧客の個人情報やクレジットカード情報などの機密データを保護します。SSL証明書を導入することで、サイトのURLが「http」から「https」に変わり、ブラウザによりサイトが安全であることが示されます。
SSL証明書の導入は比較的簡単で、まずは証明書発行のための認証局(CA)を選びます。代表的な認証局には、Let’s EncryptやDigiCertなどがあります。次に、選んだ認証局の指示に従って証明書を発行し、サーバーにインストールします。
具体的な手順としては、まずサーバー環境に合わせて証明書の取得方法を確認し、CSR(Certificate Signing Request)を生成して認証機関に提出します。その後、発行されたSSL証明書をウェブサーバーにインストールし、設定を適切に行うことでSSLが有効化されます。SSL証明書の有効期間は通常1年程度で、継続的に更新が必要です。
SSL証明書を導入することで、顧客の信頼性が向上し、検索エンジンからの評価も高まるため、ECサイトの集客や売上向上にもつながります。SSL導入後は、定期的に証明書の有効性をチェックし、必要に応じて更新を怠らないことが大切です。
データベースのセキュリティ
データベースのセキュリティは、ECサイトにおいて非常に重要な要素です。なぜなら、顧客情報や注文データ、在庫情報など、機密性の高いデータが保管されているからです。不正アクセスやデータ漏洩を防ぐためには、以下の対策を講じる必要があります。
まず、SQLインジェクション対策として、入力データを適切にフィルタリングし、エスケープ処理やパラメータ化されたクエリを使用することが推奨されます。これにより、攻撃者が悪意のあるコードを挿入しにくくなります。
次に、アクセス制御を徹底することが大切です。データベース管理者の権限を最小限に抑え、必要な人だけがアクセスできるように設定しましょう。定期的なパスワード変更や多要素認証の導入も効果的です。
最後に、データの暗号化を行うことで、万が一データが流出した場合でも、読み取れないようにすることができます。特に通信時の暗号化(SSL/TLS)は推奨されます。
これらの対策を組み合わせることで、より強固なデータベースのセキュリティを実現できます。安全なECサイト運営を目指すなら、セキュリティ対策に怠りなく取り組みましょう。
ECサイトの集客方法
ECサイトをオープンした後、集客は非常に重要な要素です。集客がうまくいけば、売上の向上に直結します。ここでは、ECサイトの集客方法についていくつかのポイントを紹介します。
まずは、SNSを活用することが効果的です。FacebookやInstagram、TwitterなどのSNSを使って商品の情報や最新のキャンペーンを発信し、ターゲットユーザーにリーチすることができます。SNS広告やインフルエンサーとの連携も、集客に大いに役立ちます。
次に、リスティング広告を活用する方法です。リスティング広告は、GoogleやYahoo!等の検索結果に表示される広告で、特定のキーワードに基づいて表示されます。効果的なキーワード設定と広告文の作成により、ターゲットユーザーの訪問を増やすことができます。
さらに、メールマーケティングやSEO対策も重要です。顧客リストを活用して、定期的なニュースレターやプロモーションメールを送信し、リピーターを増やすことができます。また、SEO対策を行うことで、検索エンジンからの自然流入を増加させることが可能です。
以上のような集客方法を組み合わせて活用することで、ECサイトの訪問者数を効果的に増加させることができます。
SNSを活用したマーケティング
SNSはECサイトのマーケティングにおいて非常に強力なツールです。特にFacebook、Instagram、Twitterなどのプラットフォームでは、ターゲットオーディエンスに直接アプローチすることができます。
まず、SNSを活用する際には、自社の製品やブランドに最も適したプラットフォームを選定することが重要です。たとえば、視覚的に魅力的な商品を扱っている場合には、Instagramが適しているかもしれません。一方、BtoB向けの商材であれば、LinkedInの方が効果的です。
次に、定期的な投稿とユーザーとのエンゲージメントを心掛けることが必要です。フォロワーとの信頼関係を築くためには、コメントやメッセージに対して迅速に応答することが重要です。また、有益な情報や特典を提供するキャンペーンを実施することもおすすめです。
さらに、SNS広告を活用することで、より効果的にターゲットオーディエンスにリーチできます。特定の年齢、地域、興味を持つユーザーに広告を表示することで、高いコンバージョン率を期待できます。
効果的なSNSマーケティングを実施することで、ECサイトの集客力を大幅に向上させることができるでしょう。定期的に分析を行い、戦略を見直すことで、より高い成果を達成することが可能です。
リスティング広告とその効果
リスティング広告は、検索エンジンの検索結果ページに表示される広告のことです。特に、自社のECサイトへの集客を目指す企業や個人にとっては非常に効果的なマーケティング手法です。
まず、リスティング広告の利点として、ターゲットユーザーに対してピンポイントで広告を表示できることが挙げられます。例えば、『ecサイト 作り方』と検索したユーザーに対し、自社のECサイト構築サービスや関連商品をタイムリーにアピールできます。このように、リスティング広告は検索意図と一致する広告を表示するため、高いクリック率が期待できます。
また、リスティング広告は費用対効果が高い点も魅力です。広告主はクリックされた分だけ費用が発生するため、無駄な広告費を抑えることができます。また、広告の表示場所やタイミングを調整することで、限られた予算でも効率的に集客を図ることができます。
さらに、リスティング広告は即効性があり、すぐに結果を得やすいという特徴があります。広告を開始すると、早ければ数日以内に集客や売上の結果もでることがあります。この即効性は、短期間で効果を確認したい新規ビジネスやキャンペーンにぴったりです。
リスティング広告の効果を最大化するためには、適切なキーワード選定や広告文の工夫が必要です。これらを見直しながら運用することで、より高い効果を発揮することができます。
ECサイトの構築方法についてよくある質問

ECサイトの構築方法についてよくある質問をまとめました。
- ・無料でECサイトを作れますか?
- ・個人でECサイトを作るには、どれが一番おすすめですか?
- ・ECサイトを作るのに必要な言語はなんですか?
- ・Worepress(ワードプレス)でもECサイトは作れますか?
無料でECサイトを作れますか?
WordPress、もしくはBaseであれば無料で作れます。
ただし、WordPressでのECサイト作成はおすすめできません。運用面に関してもECサイトとの互換性が低く、手間取ってしまう可能性があります。
無料でECサイトを作るのであれば、Baseのような無料ASPがおすすめです。
個人でECサイトを作るには、どれが一番おすすめですか?
個人でECサイトを作るなら、費用がかからない無料ASPがおすすめです。
無料ASPをしていく中で、よりカスタマイズ性を求めるなら費用が低めな有料ASPやオープンソースの利用を検討しましょう。
ECサイトを作るのに必要な言語はなんですか?
EC(WEB)サイトを作るためには、HTMLやCSS、JavaScriptといった言語が必要です。
- ・HTML:サイトの文章構造を作る
- ・CSS:レイアウトや色・サイズなどを指定する
- ・JavaScript:サイトに動きを持たせる
もし難しい場合は「ノーコード」で作成できるECサイトの利用がおすすめです。
ASPなどは基本的にノーコードで作成できます。
WordPress(ワードプレス)でもECサイトは作れますか?
WordPress(ワードプレス)でも作れますが、おすすめはしません。
無料で利用でき、カスタマイズ性が高いというメリットはありますが、以下のようなデメリットもあります。
- ・セキュリティ面に不安がある
- ・最新の決済方法に対応していない場合もある
- ・ECサイトに最適化されたものではない
そのため、ECサイトを立ち上げるなら無料ASPの利用がおすすめです。
ECサイトの構築方法(作り方) まとめ
ECサイトの作り方についてお伝えしました。
ECサイト構築方法は、自社サイト・モール型・オークション型の3つに分けられます。
ECサイトを作れるECシステムはいくつかありますが、初めてECサイトを作る初心者の方には、ASPがおすすめです。
ASPを利用すれば、費用が安く短期間でECサイトを構築できます。
ECサイトの作り方にはさまざまな方法があり、それぞれに特有のメリットとデメリットがあります。
自分に合った方法を選ぶためには、まず自分のスキルレベルや予算、必要な機能を明確にすることが重要です。ビジネスの規模や売上目標も考慮し、将来的な拡張性も見越した選択をしましょう。セキュリティやサポート体制も重視してください。
最後に、ECサイトはどのように作るかも重要ですが作った後の運営も成功の鍵となります。集客方法やSEO対策、マーケティング手法を駆使して、安定した運営を目指しましょう。この記事を参考に、自分に最適なECサイト構築方法を見つけてください。
参考サイト
- ・楽天市場
- ・Amazon
- ・Yahoo!ショッピング
- ・EC-CUBE
- ・コマース21
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