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アパレルECサイトの市場規模は?開業手順やおすすめサービスもご紹介

EC市場の中でも、アパレルECサイトはいま注目されているジャンルのひとつであり、販売する商品の準備を整えて開業の準備を進めている検討している方も多いでしょう。

今回は、アパレルECサイトの市場規模や成功している企業例、開業の手順、自社ブランドを開業できるおすすめサービスなどの情報をまとめてご紹介します。

自分のショップを開業できるサービスは以下の6つです。

〈おすすめのアパレルECサイト開業サービス6選〉

また、開業を検討するにあたって知っておきたいアパレルECサイトの課題・対策についても解説していきますので、あわせて確認しましょう。

<アパレルECサイトの課題と対策>

この記事を読めば、いまアパレルECサイトを開業すべきか、アパレルECサイトの課題を解決してスムーズに開業するにはどうすればいいかがわかりますよ。

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更新:
2023年06月12日

COLUMN INDEX

アパレル・ECサイトの市場規模

まずは、近年のアパレル業界およびアパレルECサイトの市場規模の推移と、いま業界が置かれている状況・将来性を把握しましょう。

アパレルの市場規模

アパレルの市場規模は、景気の悪化やファストファッションブランドの台頭にともなう低価格指向化が影響し、やや縮小気味の横ばいを続けています。

市場規模
前年比
2017年
9兆2,168億円
100.0%
2018年
9兆2,349億円
100.2%
2019年
9兆1,732億円
99.3%
2020年
7兆5,158億円
81.9%

出典:矢野経済研究所 「国内アパレル市場に関する調査を実施(2021年)」


2019年から2020年にかけての大幅減は、コロナ禍によって外出の機会が減少し、アパレル自体の需要が一時的に減ったこと、店舗への客足が遠のいたことが影響していると考えられます。

アパレルECサイトの市場規模

アパレルECサイトの市場規模は、先述したアパレルの市場規模の縮小に反して右肩上がりです。

市場規模
EC化率
2019年
2兆2,203億円
19.44%
2021年
2兆4,279億円
21.15%

出典:経済産業省 「令和3年度 電子商取引による市場調査」


スマートフォンの普及にともない、ECサイトでのショッピングを楽しむ人が増え、コロナ禍の影響でオンライン販売の需要はさらに拡大しています。

アパレルは他の産業と比較してもEC化が大きく進んでいる分野であり、新規参入者にも将来性が見込める市場であると言えるでしょう。

アパレルECサイトの種類

現在、アパレルECサイトを開業する手段は主に5種類あります。

まずは、それぞれの特徴を簡単に比較してみましょう。

企業タイプ
ビジネスモデル
実店舗の有無
個人
BtoC
×
企業・個人
BtoC
個人
CtoC
×

個人でアパレルECサイトを開業・運営するなら、個人経営ECサイト、モール型ECサイト、CtoC向けECサイトの3つから選ぶことになるでしょう。

メーカー・ブランド直販ECサイト

メーカー・ブランド直販ECサイトは、メーカー・ブランドが自ら運営し、自社の商品を専門的に取り扱う形態のECサイトです。

多くの場合、実店舗を展開しているメーカー・ブランドのオンライン支部という位置付けであり、店舗へ足を運びづらい環境にある顧客や、店舗で売り切れていた商品を購入したい顧客の需要に応えることが主な目的です。

また、SNSを通じたプロモーションによって、直販ECサイトへ誘導する流れでの販売スタイルが急拡大しています。

実店舗とECサイトの両方で販売するシステムを整えることで、それぞれの弱みを補い合うショップ運営が叶います。

個人経営ECサイト

個人経営ECサイトは、個人で開業・運営しているショップのECサイトです。

メーカー・ブランド直販ECサイトのように、自ら手がけた商品のみを取り扱う場合もありますが、オーナーが各所で買い付けを行った商品を並べて販売するセレクトショップがよく見られます。

モール型ECサイト

多数のメーカー・ブランドが出店し、顧客が複数店舗での買い物を同時に行えるのがモール型ECサイトです。

サイトの運営会社に出店料を支払うことでオープンできるシステムで、個人経営のショップも多くあります。

オリジナルの商品のみを取り扱う個人経営の場合は、ブランドを知らない方の目に留まりやすいモール型ECサイトで出店してみると良いでしょう。

サブスクリプション型ECサイト

顧客がサイト運営会社に一定額の支払いを行い、出店ブランドの商品の中からスタイリストが選んだコーディネートを利用できる仕組みの「洋服のサブスク」が近年拡大しています。

単なる月額サービスだけでなく、追加料金を支払えばそのまま購入できることも多いです。

ブランドの存在を知らない潜在顧客に直接商品を体験してもらったり、新作商品をPRしたりできる場として注目が集まっています。

CtoC向けECサイト

個人経営かつ売上規模が比較的小さいショップは、ネットオークションやフリマアプリなどのCtoC向けECサイトを利用することが多いです。

アカウント作成から実際に商品を出品するまでのフローがわかりやすく、ショップの開業が容易に行えるのがメリットです。

大量の在庫を縦積みして販売するスタイルには向きませんが、本格的な自社ECサイトの作成や、モール型ECサイトへの出店を前にした小規模なテストマーケティングには適性があります。

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アパレルECサイトで成功している企業例

続いて、日本国内でアパレルECサイトを展開し、大きな成功を収めている企業を5社ご紹介します。

主要ブランド
売上高
ユニクロ
(1ブランドのみの展開)
1,309億円
IENA、Spick and Span、FRAMeWORK
545億円
GLOBAL WORK、niko and…、LOWRYS FARM
574億円
TAKEO KIKUCHI、UNTITLED、INDIVI
355億円
IENA、GLOBAL WORK、TAKEO KIKUCHI、NIKE、MARC JACOBS
1,661億円

各企業の詳しいデータとともに、多くの顧客の関心を集めるアパレルECサイトの特徴を見ていきましょう。

株式会社ユニクロ

ユニクロ

株式会社ユニクロは、自社ブランド「ユニクロ」の商品のみを取り扱う直販ECサイト「ユニクロ公式オンラインストア」を運営しています。

自社の1ブランドのみを取り扱う直販ECサイトとしては驚異的な売上高1,309億円を誇り、アプリ・EC会員は全世界で約1億4000万人を超える国内最大級のアパレル企業です。

年代や性別を問わない幅広い商品展開を行っており、ECサイトではライブ配信システムも用いた動画コンテンツに注力することで、商品を手にとらずとも実物の素材感やシルエットがイメージしやすい環境を作っています。

また、モール型ECサイトなどへの出店を行っていないことも、直販ECサイトの売上を向上させている要因のひとつです。

株式会社ユニクロのECサイトを見る

株式会社ベイクルーズ

株式会社ベイクルーズ

ベイクルーズグループの全41のブランドを取り扱う直販ECサイト「BAYCREW’S STORE(ベイクルーズストア)」では、販売中の洋服を着用したモデルの写真を掲載するスナップショットのコーナーを用意し、顧客の購買意欲を高めています。

また、スタイリスト監修のコーディネート特集などのコンテンツを充実させており、顧客にさまざまなイメージを提案することで各種アイテムへの興味を誘っています。

また会員数は220万人を超え、545億円の売上高を記録していることも特徴です。

株式会社ベイクルーズのECサイトを見る

株式会社アダストリア

株式会社アダストリア

株式会社アダストリアは、アダストリアグループの30ブランド以上が集まる直販ECサイト「.st(ドットエスティ)」を運営しています。

ブランドごとに販売ページのレイアウトを大きく変えており、商品が表現する世界観にあわせた雰囲気のサイトを展開していることが特徴的です。

また、メタバース(仮想世界)におけるファッションであるアバターの販売を始めるなど、さまざまな分野への参入によって顧客層を広げており、会員数は1360万人超・574億円の売上高を記録しています。

株式会社アダストリアのECサイトを見る

株式会社ワールド

株式会社ワールド

株式会社ワールドは、ワールドグループの60ブランド以上を取り扱う直販ECサイト「WORLD ONLINE STORE(ワールドオンラインストア)」を運営しています。

身長・体重や年齢、その他各部位の実寸を入力すると適切なサイズを提案してくれたり、チャットによってリアルタイムでスタッフに相談・質問ができたりと、オンラインでも安心してアパレル商品を購入するためのサービスに注力しているサイトです。

また、会員数は600万人超、売上高は355億円を記録しています。

株式会社ワールドのECサイトを見る

株式会社ZOZO

株式会社ZOZO

8,400以上のブランドを取り扱う国内最大規模のモール型ECサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」は、自宅で簡単に足のサイズを3D測定できる「ZOZOMAT」システムなど、オンライン上でも気軽にアパレルを購入できるようにする先進的な取り組みを数多く行っているサイトです。

膨大な数の商品の中から好みのアイテムを見つけることができるため、非常に細かな条件指定が可能な検索システムを導入しています。

直販ECサイトを持つブランドの多くがZOZOTOWNにも出店しており、その層の厚さから年間1,661億円の売上高を記録しています。

株式会社ZOZOのECサイトを見る

アパレルECサイトの開業手順

次に、アパレルECサイトを自ら作り、ショップを開業するまでの手順を解説します。


〈アパレルECサイトの開業手順〉


1:構築方法を決める

まずは、どのような形式でECサイトを構築するか決めます。

構築費・運営費の予算やサイトに求めたい機能、構築のための人員状況など、さまざまな要素を踏まえて適したものを選びましょう。

フルスクラッチ
パッケージ
オープンソース
ASP
構築費用の目安
数千万円~
数百万円~
数十万円~
0~20万円
運営費の目安
数十万円/月~
数十万円/月~
個人:数千円/月~
企業:数十万円~
0~数万円
カスタマイズ性
×
メリット
・一切の縛りなしで自由にサイトを作れる
・ほぼ初期状態での利用や、大幅に拡張した上での利用もできる
・独自のシステムによる販売も可能
・無料でカスタマイズ可能なテンプレートが手に入る
・知識があれば個人でも本格的なサイトを作れる
・ショップ開業までの作業がもっとも手軽
・無料で利用できるものも多くある
注意点
・構築にかかる費用、時間ともに膨大
・システムが古くなったときは根本からのリニューアルが必要
・費用が高くつくため、見合う売上を確保する必要がある
・システムが古くなったらパッケージごとリニューアルが必要
・構築にはプログラムに関する知識(技術者)が必要
・セキュリティ面の対策を慎重に講じる必要がある
・カスタマイズ性がなく、独自のシステムを作れない

2:プラットフォームを選定する

構築方法を決めたら、サイト構築のためにどのプラットフォームを用いるかを選定します。

商品販売システム・会員登録システム・サイトデザイン・アクセス分析など、希望する形のサイトを構築するために必要な機能をまとめ、照らし合わせながら相性が良いものを選んでください。

3:デザインを作成する

次は、サイトを具体的に構築していく段階に入ります。

サイトにどのような機能を持たせるか、どのようなレイアウトにするかなど、細かい部分をその都度試作・調整しながら理想の形に仕上げていきます。

4:商品を登録する

サイトデザインが完成した後は、販売する商品の情報を登録していきます。

商品写真やテキスト、その他必要な情報の登録を終え次第、ECサイトでの販売を開始できます。

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おすすめのアパレルECサイト開業サービス6選

個人でのアパレルECサイトの運営を考えている方に向けて、自分のショップを開業できるサービスを6つご紹介します。


〈おすすめのアパレルECサイト開業サービス6選〉


それぞれの特徴を比較して、自分に合ったサービスを見つけてください。

BASE

BASE
初期費用
なし
月額費用
スタンダードプラン:なし
グロースプラン:5,980円
決済手数料
スタンダードプラン:注文合計金額✕3.6%+40円
グロースプラン:注文合計金額✕2.9%
販売手数料
スタンダードプラン:注文合計金額✕3%
グロースプラン:なし
振込手数料
250円
(2万円未満の場合のみ、事務手数料として+500円)
入金タイミング
振込申請日から10営業日(土日祝除く)
(最短翌営業日に入金される「お急ぎ振込」サービスあり)

※価格はすべて税込み


BASEでは、ショップの売上規模によって選べる2つの料金プランを展開しています。

たとえば、ショップの売上が高額になる予想がつく場合、上位プランのグロースプランを選択することによって運営費用を抑えられます。

また、売上があまり見込めないならスタンダードプランにするなど、比較的小規模なショップでも運営がしやすい環境です。

BASEの詳細を見る

STORES

STORES
初期費用
なし
月額費用
フリープラン:0円
スタンダードプラン:2,178円(クレジット払いのみ初月0円)
決済手数料
フリープラン:5%
スタンダードプラン:3.6%
販売手数料
なし
振込手数料
275円
入金タイミング
月末締め・翌月末払い
(各種手数料を差し引いた入金金額が1万円以上の場合)

※価格はすべて税込み


STORESには、月額費用がかからないフリープランがあり、販売手数料もかからないため、比較的安くショップを開業・運営できます。

簡単・シンプルさに定評があるUIにより、プログラムに関する知識がない方でもショップの世界観を表現したECサイトが作成可能です。

STORESの詳細を見る

カラーミーショップ

カラーミーショップ
初期費用
フリープラン:なし
レギュラープラン:3,300円(税込み)
ラージプラン:3,300円(税込み)
月額費用
フリープラン:なし
レギュラープラン:4,950円(税込み)
※30日間無料キャンペーンあり
ラージプラン:9,595円(税込み)
※30日間無料キャンペーンあり
決済手数料
なし
〈各決済代行業者との契約時の決済手段別手数料〉
クレジットカード:3.3%~
後払い:4.0%~
コンビニ払い:130円~
代引き決済:280円~
Amazon Pay:月額2,000円+3.9%
楽天ペイ:月額2,000円+4%
LINE Pay:月額2,000円+3.45%
PayPay:月額2,000円+3.45%
販売手数料
なし
振込手数料
非公開
入金タイミング
月末締め・翌々月末払い

※価格はすべて税込み


カラーミーショップでは、ショップの規模感にあわせて細かく選べる3プランを提供しています。

80種類以上のデザインテンプレートをHTML・CSSでカスタマイズでき、ASPカートでありながらもオリジナリティを持ったECサイトを作成可能です。

カラーミーショップの詳細を見る

Shopify

Shopify
初期費用
なし
月額費用
ベーシックプラン:25米ドル
スタンダードプラン:69米ドル
プレミアムプラン:299米ドル
決済手数料
ベーシックプラン:2%
スタンダードプラン:1%
プレミアムプラン:0.5%
(Shopify ペイメント、PayPal Express Checkoutでの支払いの場合は無料)
販売手数料
なし
振込手数料
非公開
入金タイミング
非公開

※価格はすべて税込み


Shopifyは、個人事業主から大企業まで柔軟に対応可能なカナダ発のASPカートです。

SNSやモール、実店舗との連携サービスも提供しており、オンラインショップだけに留まらない多角的なショップ運営ができます。

Shopifyの詳細を見る

MakeShop

MakeShop
初期費用
プレミアムプラン:11,000円
MakeShopエンタープライズ:55,000円
月額費用
プレミアムプラン:11,000円
MakeShopエンタープライズ:110,000円~
決済手数料
〈MakeShopペイメント〉
・月額費用
プレミアムプラン:1,100円
MakeShopエンタープライズ:0円

・決済手数料(VISA/Master)
プレミアムプラン:3,19%~
MakeShopエンタープライズ:3.14%

・決済手数料(JCB/American Express/Diners) 3.49%
販売手数料
0円
振込手数料
0円
入金タイミング
非公開

※価格はすべて税込み


MakeShopでは、豊富な機能と充実したカスタマーサポートによって、初心者の方でも安心してショップ運営ができます。

また、販売手数料は0円というシステムのため、売上高が多いほど運営費用のコスパが良くなるサービスと言えるでしょう。

MakeShopの詳細を見る

楽天市場

楽天市場
初期費用
66,000円
月額費用
がんばれ!プラン:21,450円
スタンダードプラン:55,000円
メガショッププラン:110,000円
決済手数料
月間決済高の2.5%~3.5%
販売手数料
がんばれ!プラン:月間決済高の3.5%~7%
スタンダードプラン:月間決済高の2,0%~4.5%
メガショッププラン:月間決済高の2,0%~4.5%
振込手数料
非公開
入金タイミング
非公開

※価格はすべて税込み


楽天市場は、3プラン展開によって売上規模を問わず、将来的な成長を見越したショップ運営が行えます。

他と比べ費用は高くつきますが、高い知名度とユーザー数の多さによる恩恵が見込めます。

楽天市場の詳細を見る

アパレルECサイトの課題と対策

ECサイトでアパレル商品を販売するにあたっては、実店舗での販売では生まれない独自の課題が多数あります。


<アパレルECサイトの課題と対策>


それぞれの課題に対してどのようなアプローチをしていくか、実際に各サイトで導入されているアイデアを参考に検討しましょう。

自社ECサイトの場合、集客が難しい

自社ブランドのみを取り扱うECサイトにおいては、どのようにブランドの存在を知ってもらい集客につなげるかが大きな課題です。

街中で実店舗を見かけたり、知人に紹介されたりすることがない限り、知らないブランドのECサイトを見つけることは稀と言えます。

またブランド自体は知っていても、モール型ECサイトをよく使う顧客は、自社ECサイトがあることに気づかないケースも多いです。

モール型ECサイトへの出店も同時に行う、InstagramやTwitterなどのSNSでのPRに力を入れるなど、ECサイトの存在を知らない方の目にも留まる工夫を行いましょう。

複数サイトで販売する場合、在庫の管理が難しい

自社ECサイトに加え、モール型ECサイトにも出店するなどの形で複数サイトを利用する場合、商品の在庫をどのように配分・管理するかを慎重に検討する必要があります。

多くの場合、モール型ECサイトへ出店するためには、サイトの運営元が管理する倉庫へ商品を納入しておかなければなりません。

在庫の一元管理ができない環境では、「自社ECサイトには残っているものの、モール型ECサイトでは売り切れている」などの状況が発生し、販売の大きな機会損失を生んでしまうのが難点です。

なお、「ZOZOTOWN」では、ZOZOTOWNで販売する分の在庫とともに、自社ECサイト用の在庫もまとめて一元管理するサービス「Fulfillment by ZOZO」を提供しています。

試着ができないことが顧客獲得の障害になる

顧客にとって、ECサイトでアパレル商品を購入する際に大きな障壁となるのが「実物を確認できないこと」です。

試着によってサイズ感や着心地の確認ができないだけでなく、画面上で見たイメージと実際の商品の色味が異なる場合もあるため、店舗で実物を手にとって買うことにこだわりを持つ顧客は多くいます。

サイズ選びが困難であるという課題の対策としては、自分で採寸した数値を入力して適正なサイズを導き出したり、過去に購入した商品に類似したサイズを提案したりするシステムの導入が例として挙げられます。

その他、サイズが合わない・イメージ違いという理由での返品も可能とするという方法もありますが、対応の手間や在庫管理の負担が増えるため、慎重な検討が必要です。

返品できないことが顧客獲得の障害になる

多くのアパレルECサイトでは、不良品以外の返品・交換は受け付けておらず、この点が顧客獲得の妨げになっています。

特に、過去の購入歴がない新規顧客に品質を信用してもらうことは非常に難しく、サイズが合わない・イメージが違うという理由での返品が可能であるだけでも、顧客にとってECサイトでアパレル商品を購入するハードルは大きく下がります。

このような課題を解決するために、サイズ交換のための返品・再送にかかる送料を販売側で負担するサービスを行っているアパレルブランドも少なくありません。

販売元にかかる負担が大きくなる中で、いかに顧客に寄り添った対応ができるかがポイントです。

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アパレルECサイトに関するよくある質問

最後に、アパレルECサイトの開業に関するよくある質問と、その回答をまとめてご紹介します。


よくある質問


アパレルECサイトにはどんな種類がある?

アパレルECサイトには、主に以下のような種類があります。


〈アパレルECサイトの種類〉


本記事内の『アパレルECサイトの種類』では、アパレルECサイトの各形態の特徴やメリット・注意点などを詳しく解説しています。

アパレルECサイトで成功している企業例は?

アパレルECサイトの運営に成功し、大きな収益を生んでいる企業は主に以下の5つです。


〈アパレルECサイトで成功している企業例〉


本記事内の『アパレルECサイトで成功している企業例』では、各企業および運営するアパレルECサイトの特徴や魅力について詳しくご紹介しています。

アパレルECサイトの開業手順は?

実際に開業するときは、以下のような手順で準備を行う必要があります。


〈アパレルECサイトの開業手順〉


各手順の詳しい内容は、本記事内の『アパレルECサイトの開業手順』を参考にしてください。

おすすめのアパレルECサイト開業サービスは?

個人でのアパレルECサイト運営を考えている方は、以下に挙げる開業サービスを利用すると良いでしょう。


〈おすすめのアパレルECサイト開業サービス6選〉


本記事内の『おすすめのアパレルECサイト開業サービス6選』では、各サービスの特徴を詳しくご紹介しています。

まとめ

アパレル業界の市場規模は、年々縮小傾向にあります。

このような状況の中、販売形態として唯一成長が見られるECサイトは、今後のアパレル販売における必須のツールと言えます。

また、実際に事業を始めるときは、比較的リーズナブルな価格で出店・運営ができる「アパレルECサイト開業サービス」を利用すると便利です。


〈おすすめのアパレルECサイト開業サービス6選〉


ぜひ本記事の内容を参考に、ショップの規模に合ったサービスを活用したECサイトの開業を検討してみてください。

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この記事の監修・著者情報

  • マイナビD2C 佐藤

    約10年ほどメンズ・キッズのアパレルSPA~小売の販売~MD及びバイイングを従事。その後、フリーランスでWebマーケティング、EC運営、メディア運営や事業企画を経験した後、BtoBマーケティング支援企業に入社。クライアントのEC、サービスのSNSやSEOなどを提案し運用改善する。2022年11月より現職。

  • マイナビD2C 橋元

    2007年マイナビ入社。マイナビウーマンで副編集長を経験し、2018年よりkurassoのメディアに携わる。2019年よりkurassoでECサイトを立上げ、1年目で1.5億の売上を出すECサイトに成長させた。現在はkurassoの事業責任者を務めている。

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