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TikTok Shop日本上陸はいつ?最新情報とローンチ準備のポイント【2025年最新版】

更新:
2025年05月08日

COLUMN INDEX

TikTok Shopは、人気SNS「TikTok」内で直接商品を販売できる新しいECプラットフォームです。2025年6月に日本でサービスが開始される予定で、既に多くの企業や個人事業主が注目しています。動画コンテンツとECを融合したスムーズな購買体験が可能になることで、新たな販路拡大のチャンスになると期待されています。また、日本国内のTikTok月間アクティブユーザーは3,300万人以上にのぼり、TikTok Shopの導入によって新規顧客との接点が一層強化できるでしょう。本記事では、TikTok Shopの出店フローから必要要件・書類、初期設定や注意点まで、マーケティング担当者やSNS担当者の実務に役立つ形で詳しく解説します。

1. TikTok Shopとは――世界で拡大するショッパーテインメント

TikTok Shopは、ショート動画・ライブ配信・ショップタブを通じて「発見から購入までがアプリ内で完結するECプラットフォーム」です。

  • 150か国以上/75言語対応(2024年時点、Appダウンロード世界1位)
  • 日本の1日平均利用時間は80分超と、主要SNSの約3倍(data.ai 2024)
  • 約75%のユーザーが視聴後に商品を検索、36%が購買経験あり(マクロミル調査 2023)

こうした高エンゲージメント環境に「カート付き動画」や「LIVEコマース」を重ねることで、商品認知から購買までの距離を一気に短縮できる点が最大の特徴です。

2. 日本ローンチの最新情報(2025年6月見通し)

  • 公式計画:2025年6月サービス開始予定(JETROビジネス短信)
  • 先行報道・マーケ系メディアも同時期を報じ、国内事業者向け説明会が4月から順次実施中
  • 開始直後は「国内法人セラー(POP)」から受け付け、越境(Cross-Border)は “Coming Soon”
  • 決済・物流は当面セラー側手配。将来的に Fulfilled by TikTok(FBT)導入も検討段階

タイムライン早見表

公式アクション
企業側の準備ポイント
4〜5月
日本向けβテスト・事前登録開始
セラー登録書類の準備、商品SKU整理
6月
正式ローンチ
商品カタログアップロード/初回LIVE企画
7月以降
ショップタブ全ユーザー解放
クリエイター提携・広告連動施策

3. グローバル展開と成功事例から学ぶチャンス

TikTok Shopは2021年にインドネシアで始まり、2024年には米・英・東南アジア7市場へ拡大。短期間でGMVを急伸させています。

  • イギリス:ライブ配信で1配信あたり平均CVR14%超
  • インドネシア:食品ブランドがTikTok Shop経由で月商+120%を達成
  • アメリカ:2024年末ホリデーシーズンで総取引額20億ドル規模に

共通点は、①動画ベースの商品訴求、②クリエイター/UGC活用、③アプリ内決済で離脱ゼロ。日本でも同様の成功パターンが再現される可能性が高いと考えられます。

4. 企業が今やるべきローンチ準備5ステップ

ステップ
概要
チェックリスト
1. 出店要件の確認
国内法人/個人事業主とも申請可。必要書類は登記簿・身分証など
  • 商号・住所・銀行口座情報
  • NGカテゴリ(医薬品等)除外
2. セラーセンター登録
公式 Seller Center で店舗情報を設定
  • ロゴ・紹介文・配送ポリシー登録
3. 商品カタログ整備
画像・動画・属性を一括CSVでアップロード
  • 高画質縦型画像/15-30秒動画
  • SKU・在庫・価格一元管理
4. クリエイター連携計画
Affiliate Center で提携募集、報酬率を設定
  • カテゴリ別報酬%設定
  • レビューガイドライン共有
5. LIVE & 動画運用体制
週次LIVE配信/日次UGC投稿でアルゴリズムに乗る
  • 配信スクリプト/KPI策定
  • コメント対応FAQ整備

▶ 早期に Seller Center 登録を済ませ、6月ローンチ後すぐに商品掲載が完了している状態を目指しましょう。

5. 早期参入のメリットとROIシミュレーション

  • ブルーオーシャンの先行恩恵: 競合が少ない初期フェーズは広告CPMが低く、UGC露出も伸びやすい
  • アルゴリズム初期優遇: TikTokは新規ショップの評価期間を設け、露出機会を広げる傾向
  • 学習コストの先取り: 配信スキルやクリエイターリレーションを早期に蓄積できる

簡易試算例

1配信平均同時視聴 3,000名、CVR3% ➜ 注文90件
客単価5,000円 ➜ 売上45万円 / 配信
8回実施 ➜ 月商360万円
サービス開始3カ月で累計1,000万円超の売上を狙える計算です。早期参入はROIが最も大きくなります。

6. よくある質問(FAQ)

Q1. TikTok Shopの手数料はいくら?

A. 公式発表前ですが、海外事例では販売手数料1〜5%+決済手数料が一般的。日本でも同水準が想定されています。

Q2. Shopifyと連携できる?

A. グローバルでは公式アプリで在庫・注文同期が可能。日本版も連携APIを順次開放予定です。

Q3. LIVE配信は必須?

A. 必須ではありませんが、ライブコマースが最もCVRが高く推奨されています。動画投稿のみでも販売可能です。

※詳しい最新要件はローンチ時の公式ドキュメントをご覧ください。

まとめ|次のアクションと資料ダウンロード

  • TikTok Shop日本版は2025年6月ローンチ予定
  • Seller Center登録と商品カタログ整備を今すぐ開始
  • クリエイター提携・LIVE運用計画で初動の売上を最大化

編集部注

本記事は公開日時点(2025年4月18日)の情報を基に執筆しています。機能仕様・料金体系は正式ローンチ時に変更される可能性があります。最新情報はTikTok公式アナウンスをご確認ください。また、本記事はグローバル版のサービス情報を基に作成しております。実際の日本でのローンチ内容とは異なる場合がございます。

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この記事の監修・著者情報

  • マーケティングストラテジスト

    林達彦

    アパレルD2Cの立ち上げ、SNSディレクターとして新規事業立ち上げ、SaaS営業で大手・官公庁のDXを推進。マイナビではD2C支援、マーケティング支援、物流コンサルティング、システム構築支援を実施。TikTok・Instagramを軸にクライアントのECグロースを支援し、美容ブランドのフォロワー1年で+2万人/売上大幅向上など多数実績。データドリブン×クリエイティブの融合で事業成果を最大化することを信条とする。

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