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楽天市場の出店手数料は?その他必要な費用もまとめて解説!

更新:
2024年02月28日

COLUMN INDEX

楽天市場でのWebショップ出店を検討しているけれど、費用が気になるという人も多いのではないでしょうか。

Webショップを運営する上で、経費のチェックは不可欠です。

楽天市場では出店する際の費用に加え、毎月のシステム使用料やその他にもさまざまな手数料が必要となります。出店時はもちろん、毎月かかってくる手数料を考慮した上での検討が必須です。

本記事では、楽天市場に出店する際にかかる費用をはじめ、運用する上で必要となる手数料について解説しています。出店を検討しているEC担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

楽天市場の出店費用や手数料一覧

楽天市場を利用する上でかかる費用には、以下の6項目があります。



手数料の中には、契約する出店プランによって金額が異なるものもあります。

それぞれの手数料の詳細について解説します。

1.出店料

出店料は、Webショップを開店する際に支払う初期費用と、月額料金を指します。

初期費用は60,000円です。月額費用は利用する出店プランによって異なり、出店プランは以下の3つです(出店プランの詳細については後述します)。

・がんばれ!プラン

・スタンダードプラン

・メガショッププラン

それぞれのプランの月額料金は、以下のように設定されています。

プラン
月額費用
がんばれ!プラン
19,500円/月(年間一括払いで234,000円)
スタンダードプラン
50,000円/月(半年ごとに300,000円の2回払)
メガショッププラン
100,000円/月(半年ごとに600,000円の2回払)

※いずれも税別

月額料金は、がんばれ!プランは年間一括払い、スタンダードプランとメガショッププランは半年ごとの支払いと定められています。支払い時期ごとにまとまった費用を支払う必要がある点には、注意が必要です。

2.システム利用料

システムサービス利用料は、パソコンもしくはスマートフォン経由で発生した月の売上金額に対して発生する手数料のことです。

以下の表のように、プランごとに適用比率が設定されています。

プラン
経由/適用比率
経由/適用比率
がんばれ!プラン
パソコン経由/3.5%〜6.5%
スマートフォン経由/4.0%〜7.0%
スタンダードプラン
パソコン経由/2.0%〜4.0%
スマートフォン経由/2.5%〜4.5%
メガショッププラン
パソコン経由/2.0%〜4.0%
スマートフォン経由/2.5%〜4.5%

3.システムサービス利用料

システムサービス利用料は、楽天市場が展開している以下の3つのシステムサービスに対してかかる手数料です。

・楽天ポイント

・やり取りに対する安全性・利便性アップを目的としたシステム利用料

・楽天スーパーアフィリエイト

「楽天ポイント」は、楽天市場の会員が利用できるポイントプログラムです。楽天ユーザーから絶大な支持を集めています。プログラムの利用において、ショップが1%のポイント原資を負担することが義務付けられています。

例えば、ユーザーに100ポイント付与される場合は、ショップが10ポイント分を負担するという具合です。

「やり取りに対する安全性・利便性アップを目的としたシステム利用料」は、月間売上金額の0.1%(税別)を支払います。

楽天スーパーアフィリエイトを利用する場合は、2つの手数料がかかります。商品ジャンルによって2.0%〜4.0%(税別)の手数料と、パートナーサイトの合計成果報酬としての手数料がかかり、こちらは15%(税別)からです。

4.R-Messe利用料

楽天市場の「R-Messe」という接客ツールを使用する際にも、手数料が必要です。料金は選択するプランによって変わり、毎月3,000円から5,000円の範囲でかかります。

5.楽天ペイ

楽天ペイは、キャッシュレス決済の普及に伴い楽天が開始した支払いサービスです。このサービスを利用する際には、決済手数料が発生します。

その手数料率は、月間の決済総額や平均決済額に応じて、2.5%から最大3.5%の間で変わります。

6.オプションサービス利用料金

必ずかかる手数料ではありませんが、オプションサービスを利用する場合には利用料金がかかります。オプションサービスは以下の2つです。

・R-SNS

・R-Mail

「R-SNS」は、ショップのLINE公式アカウントやInstagramといったSNSを活用したいショップをサポートするサービスです。毎月3,300円(税込)の月額料金がかかります。

「R-Mail」は、メールマガジンの配信数に応じて発生する手数料です。1通あたり1円(税抜)に設定されており、月1,000通配信した場合は、1,100円(税込)となります。

楽天市場の出店プラン3選

先にも触れていますが、楽天市場では3つの出店プランが設定されています。



それぞれのプランの特徴を、解説します。

1.がんばれ!プラン

「がんばれ!プラン」は、Webショップを初めて運営するショップや、運用の初心者に適した出店プランです。他のプランと比較して月額費用が低く設定されているため、まずはコストを抑えて出店したいという担当者に適しています。

さらに、商品登録の上限が比較的低いことから、スピーディに売上を増やしたい、またはWebショップをスムーズに拡張したいと考えるショップにとっては適していない可能性があります。

2.スタンダードプラン

スタンダードプランは、月商140万円以上を目指したいショップに適したプランです。

がんばれ!プランと比較すると月額料金は高いですが、売上金額によって変動するシステム利用料や手数料が割安に設定されています。

これらの手数料はひとつ上のメガショッププランと同じですが、月額料金はメガショッププランよりも低いので、コストを抑えたショップ運営が可能です。

3.メガショッププラン

「メガショッププラン」とは、出店プランの中で最上位に位置するプランです。このプランの特徴として、商品登録数や画像容量に上限がない点が挙げられます。多くの商品を取り扱いたいショップや、画像データの容量を気にせずに運営したいショップに適していると言えます。

ただし、利用料金が月単位で考えるとスタンダードプランの倍になるため、まとまった売上が確保できることが前提です。

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手数料を支払うタイミングは、それぞれの手数料によって異なります。

5つの手数料について、それぞれの支払いのタイミングを以下に解説します。



1.初期費用

出店が決定すると、最初に必要となるのが初期費用です。この手数料は、申し込み後に楽天RMSアカウントが使用できるようになってから20日以内に支払う必要があります。

2.月額出店料

月額出店料は、楽天RMSの利用開始月から約1ヶ月後に請求が開始されます。通常売上から相殺して精算されますが、月額出店料よりも月額費用の金額が上回っている場合は不足分が別途請求される形です。

月額出店料の請求額は、当月の20日頃に楽天RMSで確認できます。翌月の20日頃には、売上から相殺した清算額がそれぞれRMSで確認が可能です。相殺できなかった請求額の支払い期限は、清算額が表示された月の末日になります。

3.システム利用料等

システム利用料は、利用月の約3ヶ月後に請求され、支払いは売上と相殺して清算されます。

該当のシステム利用料が発生した月の2ヶ月後の20日頃に、請求額がRMSで確認できます。

さらにその翌月20日頃に、売上との相殺額が確認可能です。振込または支払い期限は、月額出店料同様清算額が表示された月の末日となります。

4.楽天ペイ(楽天市場決済)

楽天ペイ(楽天市場決済)のシステム利用料は、利用月の約2ヶ月後に請求され、売上と相殺して清算されます。

請求額が確認できるタイミングや、不足分の精算をする際の支払い期限については、月額出店料やシステム利用料と同じです。

5.楽天ペイ決済金清算

楽天ペイ決済金清算の手数料も、売上から手数料を相殺して相殺指定口座に振り込まれます。ほかの手数料同様、不足する場合は差額が請求される形です。

振込額の締め日は、毎月「10日」もしくは「25日」を選択できます。

10日締めの場合

売上金から手数料を相殺した振込額は、毎月20日頃に楽天RMSで開示されます。不足分が発生した場合の支払い期限は月末です。

25日締めの場合

売上金から手数料を相殺した振込額は、毎月5日頃に楽天RMSで開示されます。不足分が発生した場合の支払い期限は15日です。

楽天市場の手数料に関してよくある質問3選

楽天市場への出店を検討するにあたり、手数料やプランについてよくある疑問を3つ取り上げ、解説します。



1.料金プランの選び方を知りたい

初めてECサイトを運営するショップや、すぐに大きな売上が見込めないショップは、がんばれ!プランやスタンダードプランから始めるほうがコストを抑えて出店できます。

コストを抑えることはリスクの回避につながるため、見込み売上などを考慮した上でプランを選びましょう。

2.他ECモールとどれぐらい手数料が違うの?

楽天市場の出店費用や各手数料は、ほかの代表的なECモールと比較すると高めに設定されています。

知名度や集客力、管理システムの充実やサポート体制など、楽天市場に出店するメリットを加味した上で手数料を設定しているからです。

以下は、楽天市場と主要なECモールの手数料を比較した表です。

楽天市場
Amazon
Yahoo!ショッピング
初期費用
60,000円
0円
0円
月額費用
19,500円~
大口出品:4,900円
0円
販売手数料
3.5%~7.0%
8%~15%
0円

楽天市場の手数料が、高めに設定されていることがわかります。しかし、楽天市場ならではのメリットはたくさんあるため、手数料はもちろんですがメリットも比較した上で検討しましょう。

3.途中でプラン変更は可能?

楽天市場に出店するにあたり、「出店申込」を行った後に「出店審査」を受ける流れとなります。

出店申し込みの際に「希望する出店プラン」の入力を行いますが、この時点ではプラン変更をできる状態です。

審査中、もしくは審査通過後に出店プランを変更したい旨の連絡を入れれば、申込時のプランから別のプランに変えることができます。

ショップやシステムの利用を開始した後は、「プランの満期後」のみ変更が可能です。

正式な申込書を提出して利用が開始されると「プラン満期後」にのみ変更可能となります。各プランの満期は1年間です。満期後にプランを変更したい場合は、満期の1ヶ月前までにプラン変更の申請が必要です。申請がない場合は、自動延長で同じプランでの継続となります。

楽天市場の出店手数料を把握した上で検討しましょう!

ECモールを利用したWebショップを出店する上で、毎月かかる出店料や手数料は検討要素として重要です。

ECモールに求めるサービスを熟考した上で、自社のショップに適したECモールに出店しましょう。

Webショップの出店においては、ユーザーの興味を惹くショップを構築することも大切なポイントです。「マイナビD2C」では、Webショップの構築や運営における幅広いサービスを提供しています。

ショップのデザイン・制作はもちろん、売上を上げるための運営コンサルティングも提供しているので、ショップ出店を検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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