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「楽天RMS」とは?受注管理など4つのメイン機能を解説!

更新:
2024年03月01日

COLUMN INDEX

ECサイトの運用にあたり、受注管理などの業務を効率化させたいと思う担当者の方は多いのではないでしょうか。

多くの在庫を管理するのは大変ですし、売上を上げるために集客に注力すればその分受注が増え、発送処理なども増えていきます。

楽天RMSは、楽天市場で店舗を運営する上で欠かせないシステムです。特徴や機能を理解することで、効率的な店舗運営を実現できます。

本記事では、楽天への出店を検討しているEC担当者に向けて、楽天RMSの機能や利用する上でのメリット・デメリットについて解説します。

楽天RMSとは?

楽天RMSは「Rakuten Merchant Server」の略称で、楽天で店舗を運営するにあたって、効率的な運営を行えるシステムです。

Google ChromeやSafari、Internet Explorerなど、パソコンやスマホなどで利用しているWebブラウザから管理画面を開いて受注や在庫管理を行えます。

楽天RMSの大きな特徴は、アプリやソフトウェアのダウンロード・インストールをしなくてもシステムを利用できる点です。インストールが必要なシステムの場合、OSが対応していないケースがありますが、Webブラウザで使用できる場合は端末を選ぶことなくすぐに使用を開始できます。

インターネット環境があればいつでも、どこからでも受注管理ができる点もポイントです。

また、楽天RMSは受注管理だけでなく、Webショップの立ち上げから集客、販売促進など、店舗運営を幅広く管理できる機能が充実している点も特徴です。楽天の機能を理解してうまく活用することで、業務の効率化はもちろん売上アップも狙えます。

楽天以外のECモールでも、同様のシステムを提供しています。Amazonの「セラーセントラル」Yahoo!ショッピングの「ストアクリエイター」などが代表的です。

楽天RMSの4つのメイン機能

楽天RSMのメインとなる機能は4つあります。



それぞれの機能について、以下に詳しく解説します。

1.店舗構築機能

店舗構築機能は、その名の通り楽天市場にショップを出店する際に、店舗サイトを構築する機能です。

ECサイトに商品をアップする際のレイアウトや、おすすめ商品など、商品の販売や店舗運営を行う上で重要な作業を、楽天RMS上で簡単に行えます。

ECサイトの構築には専門的な知識が必要となりますが、楽天RMSを使えば既存のテンプレートを使用して知識のない人でもWebショップの構築が可能です。

パソコンからだけでなく、スマートフォンからのWebショップ構築ができる点もポイントと言えます。

2.受注管理機能

受注管理機能(R-Backoffice)は、楽天市場から消費者が行った注文を幅広く管理できる機能です。

注文された商品をカテゴリ別に分類する、注文確定後にメールを送る、発送や支払い状況の確認など、受注管理に不可欠な機能が網羅されています。

加えて、注文のステータスを以下のように、ひと目で確認できる点もポイントです。

受注処理
・処理中
・処理済み
・キャンセル
処理中
・注文確認待ち
・楽天処理中
・発送待ち
・変更確定待ち

注文が現在どこまで進んでいるかを可視化できることで、受注や発送などの漏れを防ぐことができるため、利便性に優れています。

3.データ分析機能

データ分析機能では、蓄積された顧客情報を分析して、集客や売上アップに向けたリサーチや、戦略を立てることができます。

データ分析機能で確認や算出ができる内容は、「売上」「アクセス数」「転換率」「客単価」の4つです。

【売上】
売上は、以下の計算方法で算出します。

売上=アクセス人数」×「転換率」×「客単価」

【アクセス】
アクセスは、ショップに訪れたユーザーのデータです。
ショップへのアクセス数だけでなく、どのページからショップにアクセスしたかという「経路」や、アクセスの多い商品ページも確認できます。

【転換率】
転換率では、ショップにアクセスしたユーザーがどの程度の割合で注文まで至ったかを「購入者数÷アクセス数」で算出します。
さらに楽天MRSでは、同じジャンルで売上の多い商品を比較し、分析が可能です。

【客単価】
客単価では、注文したユーザーが1回の購入でどの程度の金額を支払っているのか、その平均金額を確認できます。
客単価が上がることは売上アップに直結するため、より客単価を上げられるような販売戦略を立てる上で活用します。

4.メルマガ配信機能

新商品やキャンペーンのお知らせなど、Webショップを運営する上でメルマガ配信は欠かせません。楽天RMSを使用して、手軽にメルマガを配信できます。

さらに、ユーザー情報として蓄積したメールアドレスから、ユーザーを絞ってメールを一斉送信できる機能が搭載されています。

楽天RMSにおけるその他の便利な機能4選

先に挙げたメイン機能のほかにも、楽天RMSには多くの便利な機能が搭載されています。

中でもショップの運営に活躍する機能は、以下の4つです。



それぞれの機能について、以下に解説します。

1.画像登録管理機能

画像登録管理機能では、ショップの販売ページで使用する商品画像や、メルマガに添付する画像などをシステムに登録・管理できる機能です。画像を

登録すると、RMS内でサイズ変更などのカスタマイズをまとめて行えます。

その他、必要な画像を一覧で確認して使用するなど、商品登録を効率的にできる機能が搭載されている点もポイントです。

2.動画登録管理機能

動画の登録と管理機能においては、画像の登録と管理機能に似た方法で動画を扱うことができます。スマートフォンで撮った動画をシステムにアップロードし、直接ショップに掲載できます。

商品の使用方法などを動画で撮影してアップロードすることで、より消費者に伝わりやすくなります。商品のおすすめポイントを動画で解説するなど、ECショップの運用において動画は活用範囲が広いのが強みです。

ただし、アップロードできる動画は1回につき200MBバイトまでとなっています。サイズを考慮した上での管理が求められます。

3.CSVデータダウンロードサービス

CSVデータダウンロードサービスは、受注管理機能(R- Backoffice)のデータをCSVで抽出できる機能です。送付先ラベルの印刷、帳票の作成などを行う際に活用できます。

4.RMS商品一括登録サービス

RMS商品一括登録サービスは、ページや商品をまとめて登録、削除できる機能です。

受注管理機能(R- Backoffice)で編集作業を行い、CSVファイルをアップロードすることで処理できます。

楽天RMSのメリット3つ

楽天RMSを使用するメリットには、大きく以下の3つが挙げられます。



1.高い集客力が期待できる

楽天市場は、インターネットショッピングの利用者にとって、ほぼ知られていないことがないほどの高い知名度を誇るECモールです。その高い知名度で、集客に好影響をもたらすことが期待されます。

自社でECサイトを構築する場合、Googleなどの検索サイトで検索されたときに、上位表示されないとユーザーの目に止まりにくいです。ユーザーが見つけられなければアクセスされることもなく、注文を得ることができません。

楽天市場であれば、検索サイトはもちろん楽天のページから商品検索をして自社の商品にアクセスしてもらえる可能性があります。自社のSEO対策が弱くても集客が期待できる点は、大きなメリットです。

2.初心者でも手軽に出店できる

自社でECサイトを構築する場合、クオリティの高いサイトを構築したいとなると技術と費用が必要になります。また、企画からサイト構築、開店までに時間がかかるケースも少なくありません。

楽天RMSはシステム内でショップサイトの構築が可能であり、手間や時間をかけることなくスムーズに開店できる点もメリットのひとつです。ショップ構築の自由度も高く、よりオリジナリティに富んだショップを作りたい場合も、イメージするショップページを作り上げられます。

さらに、ショップの運営・管理も楽天RMSを使用して効率的に行えます。システムの操作もわかりやすく、パソコンが苦手な人でも扱いやすいので、初めてシステムを使用する人でもスムーズに操作できる点もメリットです。

3.サポートが充実している

操作方法がわからなくなったときのサポートが充実している点も、楽天RMSのメリットとして挙げられます。楽天RMSには、コールセンターが用意されているため、不具合や疑問が生じたときにすぐに問い合わせられるので安心です。

コールセンターは、平日はもちろん土日も営業しています。何かあったときにすぐ対応してもらえるのは心強く、安心して利用することが可能です。

楽天RMSのデメリット2つ

楽天RMSを使用する上でのデメリットとして、以下の2点が挙げられます。



1.楽天独自の操作方法が多い

楽天RMSは、楽天市場でのWebショップ運営に特化したシステムです。そのため独自の機能が多く、ほかのECサイト構築システムとは異なる操作を行う仕様となっています。

例えば複数のECモールを利用している場合、他の管理システムと操作が異なるため、両方の操作方法を覚えなければなりません。すでにほかのECサイトで管理システムを利用している人は、楽天RMSの操作に慣れるまで時間がかかってしまう可能性があります。

複数の管理システムを利用する場合、慣れるまでは楽天RMSのみの運用を行うほうが混乱を防げます。もしくは、複数のECサイトを一括管理できるシステムがあるため、こうしたシステムを利用してひとつの操作方法で対応できるようにするのもおすすめです。

2.知識やスキルを必要とする場合がある

楽天RMSでクオリティの高いショップページを構築したい場合は、知識やスキルが必要となるケースがあります。

楽天市場内のショップと差別化するためにも、見やすくデザイン性の高いショップページを構築することは大切です。

スキル不足でイメージしているショップを形にすることができない時は、制作を外注することで解決します。楽天市場のショップページを制作代行しているプロのサービスを利用することで、時間をかけずに理想のショップを開店することが可能です。

楽天RMSの機能をフル活用しましょう!

ECサイトの構築と運用には、担当者それぞれの考え方があります。自社でECサイトを制作・運用したい担当者もありますが、手軽に開店し、効率的な集客を見込みたいのであれば楽天市場を利用するのもひとつの方法です。

ショップページの構築に戸惑ってしまったら、ぜひ「マイナビD2C」のサービスをご利用ください。マイナビD2Cでは楽天市場のショップページ制作代行を承っています。

ECサイトの新規開設だけでなく、集客のためのコンサルティングや補助金活用の支援など、EC分野における多岐に渡るサービスを提供することが私たちの強みです。

楽天市場への出店を検討していて、ショップ構築について課題を感じている場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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