ECサイト構築
ECサイトのリニューアルで成功する6つのポイント!注意点やタイミングを徹底解説
ECサイトを長年運営していると、以下の不安や不満が出てくる可能性があります。
今一度サイトを見直してリニューアルすべきタイミングかもしれません。
【ECサイトリニューアルを行うべきタイミング】
この記事ではECサイトリニューアルを検討されている方で、気になる点を以下のとおり解説していますよ。
【この記事でわかること】
ECサイトのリニューアルは顧客満足度の向上や新規客の獲得にも大きな効果が期待できるので、ぜひ記事を参考に取り組んでみましょう。
- 更新:
- 2023年06月12日
COLUMN INDEX
- ECサイトリニューアルを行うべき4つのタイミング
- システムの老朽化に伴いセキュリティが不安
- 機能面で不十分さを感じる
- スマホやタブレットなどモバイル仕様に未対応
- サイトデザインやコンテンツ内容に不満がある
- ECサイトリニューアルを成功させるポイントは6つ!
- ECサイトをリニューアルする目的をはっきりさせる
- 現時点のECサイトの問題点をピックアップする
- 実際にECサイトを運営しているスタッフの声も取り入れる
- 既存のECサイトのユーザーや情報をスムーズに移行できるか確認する
- リニューアル後のECサイトに期待することを想像しながら動く
- UI・UXを重視したサイトデザインにする
- ECサイトリニューアルの手順を6STEPで解説
- 1.ECサイトリニューアルに向けた企画書を作成する
- 2.プロジェクトチームを発足しさらに具体的なリニューアル内容を考える
- 3.ECサイトのリニューアルを依頼する会社を決める
- 4.システムの要件定義を行う
- 5.リニューアルしたECサイトを公開前に確認する
- 6.リニューアルしたECサイトを運営する
- 【運用後】ECサイトリニューアルで気をつけるべき注意点
- リニューアル直後のトラブル対応を想定しておく
- ECサイトのリニューアルで利用者が必要な作業があれば周知する
- ECサイトのリニューアルで便利になった部分はアピールする
- コンテンツの充実やSNS連携にも力を入れ続ける
- ECサイトリニューアルで気になる質問
- ECサイトのリニューアルで期待できるメリットは?
- ECサイトのリニューアルを成功させるには?
- ECサイトのリニューアルを行う具体的な手順は?
- ECサイトのリニューアルで注意すべき点は?
- まとめ
- 参考サイト
ECサイトリニューアルを行うべき4つのタイミング
まずはECサイトをリニューアルすべきタイミングを解説していきましょう。
今現在、自社のECサイトを運営しており、以下の項目に一つでも当てはまるものがあるなら、セキュリティの観点や既存客・新規客により使いやすいサイトにするためにリニューアルを検討すべきです。
【ECサイトリニューアルを行うべきタイミング】
では具体的にポイントをひとつひとつチェックしながら、リニューアルの必要性について考えていきましょう。
システムの老朽化に伴いセキュリティが不安
日進月歩のインターネット業界では、常にシステムや技術が変化し続けています
同時にセキュリティ対策もひと昔前は盤石だったものも、今では簡単に破られてしまう可能性もあります。
最新のウイルス対策ソフトや不正アクセスなどを防ぐセキュリティもありますが、そもそものシステムが古くて対応していなければ利用できません。
万が一、ECサイトを利用した顧客の個人情報やクレジットカード情報などが流出してしまえば、リニューアルにかかる費用どころではない莫大な損害賠償が発生したり、企業イメージが失墜したりとダメージは大きいです。
今のシステムのままでは最新のウイルスやハッカー、クラッカーの攻撃を防げないかもしれないと感じたら、早急にサイトのリニューアルを実行しましょう。
機能面で不十分さを感じる
ECサイトを長く運営していると、立ち上げ当時では考えられなかった決済方法や配送方法も出てきます。
多様化する決済や配送方法の選択肢、SNSとの連携など現在のECサイトに求められている機能がないと顧客にとっては買いにくい、使いにくいECサイトになり、リピーターや新規客の獲得が難しくなります。
ただし、最新の機能を追加したくてもECサイトが古いと対応できなかったり、導入するには苦労したりする可能性もあります。
古いシステムにどうにか新しい機能を組み込もうとするより、新しいシステムを導入してリニューアルしてしまった方が早いのです。
スマホやタブレットなどモバイル仕様に未対応
現在、インターネットを使ったショッピングを楽しむ人はパソコンから通販サイトなどにアクセスするより、スマホやタブレットといったモバイル端末を利用する割合が増えています。
2022年8月に経済産業省が発表した「令和3年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、スマートフォンを使って通販サイトを利用した人の割合は全体の52.2%と半数を超えています。
つまり、パソコンだけを意識したECサイトでは購買率が上がらないため、これからはスマホやタブレットからでも見やすく操作しやすい商品ページ作りが重要になります。
ECサイトをスマホにも対応したページが表示されるものにリニューアルすれば、消費者が閲覧や購入がしやすくなり、モバイルからの購買率アップが期待できるでしょう。
サイトデザインやコンテンツ内容に不満がある
「ECサイトのデザインが古臭い」「文章ばかりで見づらい」と感じるなら、当然サイトにアクセスする人も同じことを想っているはずです。
また、サイトのデザインが自社の商品やブランドのイメージに合っていなければ、お客さんのイメージや好感度にも影響してくるでしょう。
さらに、最近では自社ECサイトのコンテンツとしてオウンドメディアを取り入れている企業も多いです。
オウンドメディアとはECサイト内で発信するブログ記事などの読み物のことで、自社商品を知らない人がブラウザで検索した関連キーワードに引っかかり、ECサイトに誘導することができます。
最近ではライブ配信を使って商品の紹介やアピールをするライブコマースも盛んになっており、ECサイト内にアーカイブを設置する会社もあります。
現状のECサイトではコンテンツを追加したくても機能的にできなかったり、操作性が悪くなったりする場合もあるので、リニューアルに伴ってコンテンツの充実を図ることができますよ。
ECサイトリニューアルを成功させるポイントは6つ!
自社ECサイトのリニューアルに踏み切ろうと考えたなら、まずは成功に導くための6つのポイントを理解しておきましょう。
【ECサイトリニューアルを成功させるポイント】
- ECサイトをリニューアルする目的をはっきりさせる
- 現時点のECサイトの問題点をピックアップする
- 実際にECサイトを運営しているスタッフの声も取り入れる
- 既存のECサイトのユーザーや情報をスムーズに移行できるか確認する
- リニューアル後のECサイトに期待することを想像しながら動く
- UI・UXを重視したサイトデザインにする
ECサイトのリニューアルは大きな効果をもたらすことには違いありませんが、しっかり方向性ややるべきことを事前に確認しておかなければ、途中で迷走してしまい費用や期間が無駄にかかってしまったり、頓挫してしまったりする可能性もあります。
大がかりな作業や予算が発生するECサイトのリニューアルは、まずしっかりとゴール地点までの地図を描いてから、確実に成功させられるよう計画を練りましょう。
ECサイトをリニューアルする目的をはっきりさせる
まずはなぜECサイトのリニューアルを行う必要があるのか、売上が落ちたからなのか、ユーザーに使いにくいページだからなのか、目的を明確にしておきましょう。
ECサイトのリニューアルといっても、リニューアルに伴い追加できる機能やオプション、デザインの幅などは無限にあります。
ある程度リニューアルの目的を見極めておかないと、あれもこれもとなってしまい、あっという間に予算がオーバーしてしまうでしょう。
何となくサイトが古くなったからリニューアルしたいという理由でスタートしたとしても、最終的にどんなECサイトにしたいか、絶対に重視したいポイントは何かをはっきりさせた上で企画に移れば、本当に必要なものを精査しやすくなります。
目的としてユーザーが使いやすく、より商品やサービスをアプローチしやすいサイトへのリニューアルを目指せば、結果的に売上アップにもつながるでしょう。
現時点のECサイトの問題点をピックアップする
ECサイトのリニューアルをする目的を定めたら、次は具体的に既存のECサイトでは何が問題なのか、現状では目的を達成できない理由は何なのか、細かくピックアップしていきましょう。
実際にECサイトのリニューアルを行う段階になっても、企画書の作成や業者の選択、システム要件定義の摺り合わせなどはここで挙げた問題を解決できるかが鍵となります。
たとえば、ECサイトからの売上を上げるのが目的なら、購買率を下げている原因は見にくいデザインなのか、モバイル端末にページが対応していないためか、電子決済などに対応できていないからなのかなど、問題がどこにあるのかをしっかり検討しましょう。
実際にECサイトを運営しているスタッフの声も取り入れる
既存のECサイトを運営するスタッフは今のサイトで利用しているお客様の声やどの部分で問題や不便が起きているか、現場で直に感じていることでしょう。
さらに、カスタマーセンターなどが独立しているなら、ECサイトに関する問い合わせやクレームなどの情報も確実に吸い上げるべきです。
たとえば、決済方法の選択肢がないことで問い合わせが多かったり、購入画面での入力で「不便」「わかりにくい」などの声があったりすれば、お客様の悩みや不都合を解消できるようリニューアルを進めていく必要があります。
既存のECサイトのユーザーや情報をスムーズに移行できるか確認する
既存のECサイトの利用率がある程度高かったり、会員登録している顧客数が多かったりするなら、既存客に不便がないようにリニューアルしても情報などをしっかり移行できるかは要確認事項です。
せっかく使いやすい新しいECサイトにリニューアルしても、既存客が再度会員登録をしなければいけなかったり、クレジットカード情報なども再入力したりと手間がかかる場合は購入せずにサイトを離脱してしまう可能性があるからです。
また、セキュリティなどの理由から別のシステム顧客情報を管理しており、現在のECサイトと連携しているなら、リニューアル後も技術的、システム的に移行や連携は可能か確認しておきましょう。
ECサイトのリニューアル後に会員情報やポイントデータなどの顧客情報がうまく移行できなかった場合、利用者には大きなストレスや不信感を与えてしまいます。
ECサイトリニューアル後のデータ移行は、サイト公開前にも問題がないか必ずチェックしてくださいね。
リニューアル後のECサイトに期待することを想像しながら動く
プロジェクトの心構えとして、ECサイトリニューアル後にはどのように改善点がクリアされ、どのような効果を期待したいか、常に想像しながら進めていくと方向性がぶれにくいでしょう。
ECサイトリニューアルは短いスパンでなく、立ち上げから数年後を見据えながら行うこともあるので、最初に定めた目的や問題点を軸としながら途中で方向変換することが極力ないように計画してください。
UI・UXを重視したサイトデザインにする
UIとは、「User Interface(ユーザーインタフェース)」の略です。Webサイトのデザインやフォントなど、ユーザーが触れる、あるいは目にするすべての情報のことを指しています。
UXとは、「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」の略です。入力画面が分かりやすいなど、ユーザーが製品やサービスから得られる体験や経験のことを指しています。
大まかにいうとユーザーにとって使いやすいサイトにするためのデザイン要素です。
商品の比較がしやすいか?入力画面が分かりやすいか?などユーザーの立場で考えることが大切です。
近年、ユーザーの体験を意識したUXのサイトデザインが主流になっているため、サイトリニューアルの際はUXを重視して作ることをおすすめします。
ECサイトリニューアルの手順を6STEPで解説
実際にECサイトのリニューアルに取り掛かる場合の流れを見ておきましょう。
【ECサイトリニューアルの手順】
- ECサイトリニューアルに向けた企画書を作成する
- プロジェクトチームを発足しさらに具体的なリニューアル内容を考える
- ECサイトのリニューアルを依頼する会社を決める
- システムの要件定義を行う
- リニューアルしたECサイトを公開前に確認する
- リニューアルしたECサイトを運営する
それぞれの手順を複数人のスタッフや外部の会社の力も借りながら、客観的かつ丁寧に行うことで、必ず良いECサイトにリニューアルできます。
1.ECサイトリニューアルに向けた企画書を作成する
まずは、ECサイトのリニューアルに向けた企画書を作成します。
企画書の内容として何より必要となるのは、先ほど【事前準備】ECサイトリニューアルを成功させるポイントをまずはチェック!の項目で説明した部分です。
つまり、ECサイトをリニューアルする目的をはっきりさせ、現状のECサイトの問題点は何かを明確にします。
リニューアル後のECサイトに求めることを箇条書きなどでまとめたうえで、そのゴールへ到達するためのルートを企画書として作成しましょう。
また、企画書は余裕を持ったスケジュールで計画を組むのがおすすめです。
ECサイトのリニューアルは自社だけでなく、新たなECサイトのシステム構築を依頼する会社の選定や完成後のテストなど、さまざまなポイントで予期せぬトラブルやタイムロスが発生する可能性があるからです。
会社としてどれくらいの時期にはリニューアルを完了させたいという希望はあると思いますが、あまりタイトすぎないスケジュールで予定を組みましょう。
具体的になおかつ現実的な内容で企画書を作成したうえで社内プレゼンを行えば、ECサイトのリニューアルを決断する上司や役員の同意が得やすく、実行に移しやすくなります。
2.プロジェクトチームを発足しさらに具体的なリニューアル内容を考える
ECサイトリニューアルのGOが出たら、社内でプロジェクトチームを発足しましょう。
ECサイトのリニューアルのため、プロジェクトに必要な人材は主に以下のスキルや業務ができるスタッフです。
【ECサイトのリニューアルプロジェクトに必要な人材】
- プロジェクトリーダー:ECサイトリニューアルのプロジェクトスタッフをまとめ、スケジュール通りに進めていく。また、決定権のある上層部へ進言などができる役職の人が望ましい。
- 情報システム担当:現在のECサイトを実際に運営しているスタッフなど。現状のシステムや不具合・不都合がどこにあるのか把握しやすい。
- マーケティング担当:ターゲット層や顧客層を見極め、効果的なアプローチができるECサイトとは何か考えられる。
- 商品開発担当:ECサイトで販売したい商品の性質やアピールポイント、ブランドのイメージなどを伝えられる人。
- 広報・広告宣伝担当:ECサイトリニューアルを外部に向けてうまく発信・宣伝ができる人。
プロジェクトが立ち上ったら、まずすべきはスタッフ全員で企画書の内容をさらに具体的に話し合うことです。
多方向からさまざまな意見や技術を持った複数人でECサイトのリニューアルについて検討すれば、さらに良い改善策や発見があるかもしれません。
プロジェクトスタッフ全体でECサイトのリニューアルの具体案を考える際には、共通認識として以下を意識するといいでしょう。
- ユーザー思いのECサイト(UI・UX)を意識して検討する
- ECサイトリニューアルで特に改善したいポイントを決める
- オウンドメディアなどコンテンツの導入も話し合う
大前提となるのは、どうすればユーザー思いのECサイトになるかという点です。
UI(ユーザーインターフェイス)、つまりECサイトに訪れた人が見やすく商品が探しやすいデザインになるためにはどうすればいいのか、今のサイトと比べてどうなっていくといいのかアイデアを出し合いましょう。
また、UX(ユーザーエクスペリエンス)、つまり顧客がECサイトで商品を選んで購入するまでの体験が、どうなっていけば快適でスムーズな動作になるかも検討してみましょう。
その結果をさらにECサイトリニューアルの企画書とあわせて精査し、まとめた内容を次のステップとなる開発会社に見せることで、よりイメージや要望が伝わりやすくなるでしょう。
3.ECサイトのリニューアルを依頼する会社を決める
社内である程度ECサイトリニューアルにおける具体案が固まったら、新しいサイトのシステム開発を依頼できる会社を選定しましょう。
自社にサイト構築ができる人材や部署があるなら別ですが、最新の技術を搭載した新たなECサイトにリニューアルさせるなら、通常は専門の開発会社に依頼するのが最善です。
まずは数社、開発会社をピックアップして社内でまとめた提案依頼書などを渡し、コンペを開催しましょう。
コンペで開発会社を選定する際には、予算だけでなく、イメージどおりのサイトにリニューアルできるか、こちらの要望が確実に伝わっているかも比較するべきです。
資料だけでなく、デモ画面なども提出してもらうと、より分かりやすいでしょう。
4.システムの要件定義を行う
ECサイトのリニューアルを依頼する開発会社を決めて契約を結んだら、要件定義をしっかりと行いましょう。
「要件定義」とは、システム開発をスタートさせる前に発注者側(ECサイトのリニューアルを依頼する会社)と開発者側(ECサイトを開発する会社)で実際にどのような機能を搭載するか、デザインの方向性はどうするかなどを具体的に摺り合わせていく作業です。
コンペ時点の提案書だけで、あとはすべてを開発会社にお任せしてしまうと、作業完了の報告後にイメージや希望に沿っていないものが出来上がった場合、作り直しを依頼して余計な費用や作業時間がかかってしまうか、納得がいかないままECサイトをオープンしなければいけなくなります。
ECサイトリニューアルに実際に着手してもらう前の段階で、開発会社側とはしっかりシステムの要件定義を行っておきましょう。
5.リニューアルしたECサイトを公開前に確認する
開発会社が納期までにリニューアルしたECサイトを完成させたら、システム要件定義のとおりにサイトデザインや機能、使い勝手などが仕上がっているかチェックしましょう。
また、機能的にも問題なく動いているか、実際に商品を購入したり決済を行い配送したりするまでの流れが滞りなく行われるかを、細かく確認しましょう。
リニューアルしたECサイトを公開した後に問題点が見つかり、利用者からクレームが殺到してしまえば企業イメージの悪化や顧客離れに繋がり、逆効果を引き起こします。
リニューアル前の旧サイトから顧客データやポイント連携などが問題なく行われているかも、重要なチェックポイントです。
もし、旧サイトからリニューアル後のサイトでURL自体が変わってしまう場合は、301リダイレクトの設定をしておきましょう。
【301リダイレクトとは?】
- 旧サイトへアクセスした顧客を自動的に新サイトへ転送するコード
- 旧サイトのSEO評価も新サイトへ引き継げる
6.リニューアルしたECサイトを運営する
リニューアルしたECサイトの納品も完了し、問題点がないか確認ができたら、ついにサイトをオープンさせましょう。
ただし、ECサイトは完成してからがスタートです。
リニューアル後も運営するスタッフや開発会社と連携を取りつつ、運用後に起こるかもしれないトラブルや不具合、不便な点を確実にブラッシュアップしていきましょう
ECサイトの運用後も保全やサポートをしっかり行ってくれる開発会社を選んでおくのも、大切なポイントです。
マイナビD2CではECサイトの構築だけでなく、運用後のサポートやさらなる売上向上を目指したコンサルティングにも力を入れております。
ECサイトのリニューアルをご検討なら、ぜひ資料請求からご確認ください。
【運用後】ECサイトリニューアルで気をつけるべき注意点
ECサイトのリニューアル後には、気をつけるべき注意点もいくつかあります
【ECサイトリニューアルで気をつけるべき注意点】
- リニューアル直後のトラブル対応を想定しておく
- ECサイトのリニューアルで利用者が必要な作業があれば周知する
- ECサイトのリニューアルで便利になった部分はアピールする
- コンテンツの充実やSNS連携にも力を入れ続ける
ECサイトのリニューアルにおける注意点を事前に理解しておけば、トラブル発生時にイメージダウンや機会損失の可能性を防げます。
それぞれの注意点をくわしく解説しますので、ぜひチェックしておいてください。
リニューアル直後のトラブル対応を想定しておく
ECサイトのリニューアル後はどんなにトラブルを事前に想定していても、想定外の問題が多発しやすいタイミングでもあります。
また、ECサイトのリニューアル直後は運営側も既存の利用客もこれまでのサイトと使い勝手や操作方法が異なり、クレームや相談が増えやすくなるでしょう。
顧客へ適切な対応ができなかったり、なかなかカスタマーセンターに繋がらなかったりすると、ECサイトのリニューアルがきっかけで逆にイメージダウンや既存客の減少ということにもなりかねません。
新しいECサイトのリニューアルオープン時は、万が一のトラブルが発生したときの対応が確実にできるように、カスタマーセンターの人員を増やしたり、マニュアルを作成しておいたりと対策をしておきましょう。
ECサイトのリニューアルで利用者が必要な作業があれば周知する
リニューアルに伴うセキュリティ強化などで、会員登録などをしている既存客にパスワードなどの再設定をお願いする場合もあるでしょう。
ECサイトのリニューアルを行ったことで顧客に操作をお願いしなければいけない時は、個別のメール送信やサイトのトップページに大きく表示するなど分かりやすく丁寧に行いましょう。
あまりに面倒な作業や再設定が必要な場合は、顧客離れを招く可能性もあります。
まずはこちらの勝手でお客様にご迷惑をおかけすることを深くお詫びし、操作面で迷ったりすることのないよう心掛けることも大切です。
ECサイトのリニューアルで便利になった部分はアピールする
ECサイトのリニューアルで便利になった部分があれば、ウェブ広告を打ち出したり、自社のSNSアカウントで紹介するなど、大いにアピールしましょう。
たとえばスマホやタブレットからでも見やすく買いやすくなった点や、決済方法の選択肢が増えた、お役立ち情報などのコンテンツが増えた、SNSから連携して商品のチェックや購入ができるようになったなどのポイントは、伝えれば伝えるほど顧客満足度を高め、アクセス数の増加や購買率を高められますよ。
せっかくECサイトのリニューアルに踏み切ったのであれば、利便性が高くなったことをお客様に広めましょう。
コンテンツの充実やSNS連携にも力を入れ続ける
ECサイトのリニューアルが完了し、運営が軌道に乗った後も、継続的にサイトの改善や更新を続けていく専用のスタッフを配置することも重要です。
ECサイトのリニューアルを機にオウンドメディアを追加したのなら、常に記事を投稿したりリライトしたりすることで、SEO対策やアクセス数向上が期待できます。
また、InstagramやTwitter、LINE公式アカウントなどとも連携したのなら、常に情報発信を怠らず、ECサイトへの誘導を行い続けましょう。
ECサイトのリニューアルによる売上向上を目的としていたのなら、今後も最新のツールを利用しながら既存客や新規客の誘導に務めてください。
ECサイトリニューアルで気になる質問
ECサイトのリニューアルについて実際に取り組もうと考えている方へ、よく寄せられる疑問とその答えを紹介しましょう。
【ECサイトリニューアルで気になる質問】
ECサイトのリニューアルを実行に移すために、ぜひチェックしてくださいね。
ECサイトのリニューアルで期待できるメリットは?
ECサイトのリニューアルを行うことで期待できるメリットは、主に以下の4点です。
【ECサイトのリニューアルを行うメリット】
- 最新システムが導入できる
- 必要な機能が備わり利便性のあるサイトになる
- スマホやタブレットでも使いやすくなる
- 見やすくおしゃれなサイトにできる
つまり、上記のポイントを魅力的に感じるなら、自社のECサイトをリニューアルするべきタイミングにあるのかもしれません。
【ECサイトのリニューアルを行うべき4つのタイミング】については、記事の前半で紹介しているのでぜひご覧ください。
ECサイトのリニューアルを成功させるには?
ECサイトのリニューアルを成功に導くためには、事前に以下のポイントをしっかり検討しておく必要があります。
【ECサイトリニューアルを成功させるポイント】
- ECサイトをリニューアルする目的をはっきりさせる
- 現時点のECサイトの問題点をピックアップする
- 実際にECサイトを運営しているスタッフの声も取り入れる
- 既存のECサイトのユーザーや情報をスムーズに移行できるか確認する
- リニューアル後のECサイトに期待することを想像しながら動く
くわしくは、【事前準備】ECサイトリニューアルを成功させるポイントをまずはチェック!の項目で解説しています。
ECサイトのリニューアルを行う具体的な手順は?
ECサイトのリニューアルを行う手順は、以下の6つのステップです。
【ECサイトリニューアルの手順】
- ECサイトリニューアルに向けた企画書を作成する
- プロジェクトチームを発足しさらに具体的なリニューアル内容を考える
- ECサイトのリニューアルを依頼する会社を決める
- システムの要件定義を行う
- リニューアルしたECサイトを公開前に確認する
- リニューアルしたECサイトを運営する
【ECサイトリニューアルの手順を6STEPで解説】の項目でそれぞれのステップを説明しているので、ご確認ください。
ECサイトのリニューアルで注意すべき点は?
ECサイトのリニューアルを行った後も、以下の点に注意を払わなければトラブルやクレームにより顧客離れや企業のイメージダウンが起きてしまう可能性もあります。
【ECサイトリニューアルで気をつけるべき注意点】
- リニューアル直後のトラブル対応を想定しておく
- ECサイトのリニューアルで利用者が必要な作業があれば周知する
- ECサイトのリニューアルで便利になった部分はアピールする
- コンテンツの充実やSNS連携にも力を入れ続ける
くわしくは、【運用後】ECサイトリニューアルで気をつけるべき注意点で解説しているのでご覧ください。
まとめ
自社のECサイトが長らくリニューアルされていないなら、セキュリティ強化や顧客の使いやすさを重視する面から新しいシステムに改変するのがおすすめです。
今回は具体的に、ECサイトのリニューアルをするべきタイミングを以下のとおり紹介しました。
【ECサイトリニューアルを行うべきタイミング】
ECサイトのリニューアルを提案する際には、まず最終地点と成功にたどり着くためのルートをしっかり見据えておくために、以下のポイントを考えておきましょう。
【ECサイトリニューアルを成功させるポイント】
- ECサイトをリニューアルする目的をはっきりさせる
- 現時点のECサイトの問題点をピックアップする
- 実際にECサイトを運営しているスタッフの声も取り入れる
- 既存のECサイトのユーザーや情報をスムーズに移行できるか確認する
- リニューアル後のECサイトに期待することを想像しながら動く
また、実際にECサイトのリニューアルを完了し、サイトを始動させた後も、トラブルやクレームなどを想定し、確実に対応できるよう想定しておくことが重要です。
マイナビD2CではECサイトのリニューアルから運用後の保全・サポートまで、安心してお任せいただけます。
くわしくは資料請求から、ぜひご確認ください。
参考サイト
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