ECサイト構築
【2024年】ECサイト・ECモールランキング一覧|国内・海外のEC市場やジャンル別事例も解説
ECサイト(インターネットを使った販売サイト)はスマホの普及やコロナ禍の影響で、ここ近年は市場を拡大し続けています。
しかし、いざ自社でオンラインショップを開設したり商品を出品したりする場合、ECモールやECサイトを作るためのプラットフォームはどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
今回の記事では、国内のECモールやECサイトの大手サービスを一覧でわかりやすく解説していきますよ。
また、海外に向けた越境ECモールのおすすめも現地の売上ランキング順に発表するので、販路の拡大をお考えの場合は参考にしてくださいね。
大手ECサイト売上額ランキングやジャンルごとに成功事例も一覧で紹介しているので、これからオンライン販売に取り組むうえでのヒントにもなりますよ。
- 更新:
- 2024年01月26日
COLUMN INDEX
- ECサイト市場の推移を一覧で解説!
- ECサイトの種類
- ECモール
- 自社EC
- BtoC
- BtoB
- CtoC
- 大手ECモール一覧!出店数や売上額は?
- 楽天市場
- Amazonジャパン
- Yahoo!ショッピング
- ZOZOTOWN
- au PAYマーケット
- Qoo10
- SHOP LIST
- ポンパレモール
- 自社ECサイトのプラットフォーム一覧!
- ショッピングカートASPおすすめ一覧
- ECパッケージおすすめ一覧
- 大手ECサイト一覧!売上額ランキング
- 1位:Amazonジャパン(Amazon.co.jp)
- 2位:ヨドバシカメラ(ヨドバシ.com)
- 3位:ZOZO(ZOZOTOWN)
- 4位:ビックカメラ(ビックカメラ.com)
- 5位:ヤマダホールディングス(ヤマダウェブコム)
- 6位:ユニクロ
- 7位:オイシックス・ラ・大地(オイシックス)
- 8位:ジャパネットたかた
- 9位:上新電機(Joshin webショップ)
- 10位:イオン(おうちでイオン イオンネットスーパー)
- 11位:ニトリホールディングス(ニトリネット)
- 12位:XPRICE
- 13位:Dell
- 14位:アダストリア(.st)
- 15位:ベイクルーズ(BAYCREW’S STORE)
- 16位:アクスル
- 17位:マウスコンピューター
- 18位:千趣会(ベルメゾン)
- 18位:ノジマ
- 20位:ジュピターショップチャンネル(ショップチャンネル)
- 21位:アイリスオーヤマ(アイリスプラザ)
- 22位:ベルーナ
- 23位:DINOS CORPORATION
- 24位:オンワードホールディングス(ONWARD CROSSET)
- 25位:イトーヨーカ堂
- 26位:キタムラ
- 27位:TSIホールディングス(MIX.Tokyo)
- 28位:QVCジャパン
- 29位:三越伊勢丹ホールディングス
- 30位:コーセー(Maison KOSÉ)
- 越境ECサイト一覧!海外でのEC市場も拡大中
- 中国のECサイト3選
- アメリカのECサイト3選
- 韓国のECサイト3選
- イギリスのECサイト
- ECサイトの成功事例一覧からヒントを見つけよう!
- 【アパレル・ファッション】ECサイト成功事例
- 【コスメ・美容】ECサイト成功事例
- 【食品】ECサイト成功事例
- 【雑貨・インテリア】ECサイト成功事例
- ECサイト一覧に関するよくある質問
- ECサイトの種類は?
- ショッピングモール型ECサイトのおすすめは?
- ECサイトのプラットフォームはどこがいい?
- ECサイトの売上ランキングは?
- 越境ECサイト一覧は?
- まとめ
- 参考サイト
ECサイト市場の推移を一覧で解説!
現在、インターネットを使った販売方法であるECサイトの市場規模は拡大を続けています。
今やスマホの普及率は増加し続け、2022年にNTTドコモモバイル社会研究所が調査したところによると、日本国内でのスマホ所有率は94%を超えました。
手元のスマホから24時間いつでも欲しいものが注文できる便利さが、EC市場の盛り上がりを後押ししています。
また、2019年以降の新型コロナウイルス蔓延により、オンラインで必要なものが購入できるECサイトやECモールの利用はさらに一般化しましたよ。
オンラインで自社の商品を出品したり、ネットショップを開設したりするなら、方法としては主にECモールと自社ECサイトにわかれます。
どのような方法でオンライン販売を展開していけばいいのか、おすすめのECモールや自社ECサイト構築のおすすめプラットフォーム一覧を見ながら考えていきましょう。
ECサイトの種類
ECサイトは「自社EC」と「ECモール」だけでなく、CtoC、BtoB、BtoCといったビジネスモデルもあります。
それでは一つずつ解説していきましょう。
ECモール
ECモールとは、Amazonや楽天市場のように複数のブランドや店舗が、一つの大きなサイトに集まって出店している複合型のECサイトです。
簡単にECサイトが始められることや、有名モール自体に集客力がある場合は自社のページを訪問してくれる可能性が高くなるメリットがあります。
その代わりECモール内で他の店舗と比較されるため、「価格競争になりやすい」ことや、商品が売れた際にECモールに手数料を支払わなければならないため、利益面で注意が必要です。
自社EC
自社ECサイトとは、自分だけのネットショップを構築することです。
機能面やデザイン面にオリジナル性が出せたり、利益率が高いという強みがあります。
お客様の要望や売上規模に合わせて、機能を追加したりして育てていくことができるため、企業ブランディングによる認知度の拡大も期待できます。
しかし、集客は自分たちで行わなければならないため、SEO対策や質の高いコンテンツづくりに時間と費用がかかるでしょう。
BtoC
BtoC(Business to Customer)とは、企業がモノやサービスを直接個人 (一般消費者) に提供するビジネスモデルです。
BtoBと比較すると受注単価が低いことが多く (一部高級車や宝石類など、高単価なものもある)、いかに商品やサービスを「多く」売り上げるかがポイントと言えます。
またECモールに出店する場合は、消費者に飽きられてしまったり、流行に左右されたりすることもあり、常に次の一手を考えて先手を打っていける企業が勝ち残っていくビジネスモデルとなります
BtoB
BtoB(Business to Business)とは、企業が企業に対してモノやサービスを提供するビジネスモデルです。
資本の大きな「企業」を顧客としてビジネスを行うため、受注単価が大きく、また継続的な取引関係になることも多く、一度信頼を獲得すると安定した収益が見込まれるのが特徴です。
BtoBで取り扱う商品の多くは社内で使用するツールや備品など、商品の製造に使う素材・パーツを多く取り扱う傾向があります。
企業に買ってもらうことになるので、営業する際には顧客の利益を伸ばすために役立つ商品だと伝える必要があります。
CtoC
CtoC(Customer to Customer)とは、主にインターネットを介して、個人が個人にモノやサービスを提供するモデル。
代表的なものとしてメルカリなどが挙げられます。現在急成長しているビジネスモデルです。
CtoCにおいては出品者が商品の値付けをする事がほとんどです。そのため、自分の言い値での取引が可能という強みがあります。
一方で、個人間取引なのでBtoCに比べて信頼度や安心、安全といった面で劣る可能性が高いのはこのモデルのデメリットであるためユーザーの評価がより重要になってきます。
大手ECモール一覧!出店数や売上額は?
日本国内で大手と呼ばれるECモールを一覧でまとめました。
【おすすめ大手ECモール一覧】
上記7つのECモールは日本国内で利用者が多く知名度や売上も高いので、お客さんに見つけてもらいやすくなります。
大手ECモールなら初めてオンラインショップを出店したり商品を出品したりする場合でも、手順も簡単でサポートも充実しているので安心ですよ。
手軽にオンライン販売をしたいなら、手間がかからないECモールへの出店や出品を検討しましょう。
大手ECモール7社の特徴や費用などを簡単に紹介するので、どのサービスが良いか考えてみてくださいね。
楽天市場
※2021年度
※2022年時点
システムサービス利用料金
決済サービス 利用料金
日本国内でもっとも勢いのあるECモールが、楽天市場です。
楽天市場は2022年時点で約 5万6500店舗ものショップが出店しており、「楽天スーパーセール」や「楽天お買い物マラソン」などのイベントも盛んに行われています。
楽天市場でお買い物をするとネットショッピングだけでなく、コンビニや飲食店でも使える楽天ポイントが貯まるのも、利用者数が多いポイントとなっていますよ。
楽天市場は出店料などは一切かからず、出店プランは3種類にわかれているので自分にあった月額出店料やパターンを選べます。
メジャーなECモールへ簡単に出店したい方に、楽天市場はおすすめです。
Amazonジャパン
※2021年度
※2021年度
販売手数料(8%~45%)
フルフィルメント by Amazon(FBA)利用料
世界規模でオンラインショッピングを展開するAmazonですが、日本国内ではアマゾンジャパン合同会社が「Amazon.co.jp」として運営しています。
Amazonは国内2位の売上を誇りますが、楽天市場のようにテナント型のネットショップを出店するのではなく、商品を出品するかたちです。
商品情報を登録するだけで出品が完了し、すでに同一商品が販売されている場合は細かい商品説明も入力せずに簡単に出品ができますよ。
Amazonは法人や個人事業主でなくても、個人で出品できる手軽さも大きなポイントです。
また、「フルフィルメント by Amazon(FBA)」を利用すれば出品した商品をAmazonの倉庫へ置いておき、購入されたら出荷から発送、カスタマーサポートに至るまでAmazonが代行してくれるのも魅力です。
初心者でも簡単に出品できて手間もかからない点を重視するなら、Amazonはおすすめです。
Yahoo!ショッピング
※2021年度
※2022年時点
キャンペーン原資負担(売上の1.5%~)
ソフトバンクグループが運営するYahoo!ショッピングは、初期費用や月額料金といった固定費用が一切かからないのがメリットです。
商品の売上があった時だけ、購入者にPayPayポイントを付与するための「ストアポイント原資負担」やイベントなどの「キャンペーン原資負担」が発生しますよ。
Yahoo!ショッピングは自社で展開するソフトバンクやPayPay、LINEなどのサービスと連動したマーケティングにも力を入れており、集客力の高さも注目したい点です。
幅広いターゲット層からのアクセスを重視したいなら、Yahoo!ショッピングがおすすめですよ。
ZOZOTOWN
※2021年度
※2022年3月時点
(販売手数料:推定30%~)
オンラインでアパレル商品の販売を目指すなら、注目したいのがZOZOTOWNです。
トレンドを牽引する人気ブランドも多数出店し、流行のファッションから古着などの中古商品を取り扱う「ZOZOUSED」まで、幅広いアイテムが手に入ると人気のECモールです。
国内での売上髙も第4位と好調ですが、出店に関する情報が少なく、費用や募集要項も公表されていません。
販売手数料も30%を超えるのではないかと予想されており、出店のコストは覚悟する必要があります。
しかし、国内大手ファッション通販サイトのネームバリューを考えると、自社のアパレルや服飾雑貨を販売したい方には魅力的なECモールです。
au PAYマーケット
(推定2,757億円)
成約手数料+決済手数料:4.5%~
ポイント原資:1%
auユーザーからの集客が見込めるau PAY マーケットは流通総額こそ公表されていませんが、2021年における流通額が前年比19%増となったと発表しています。
au PAY マーケットはリアルタイムの動画配信による販売方法「ライブコマース」にも力を入れており、次世代のECモールとして注目されていますよ。
au以外の人も加入できる「au スマートパスプレミアム」とも連動し、会員限定で送料無料になったり、お得なクーポンが配布されたりといった取り組みで呼び込みを行うのが特徴です。
auによるとターゲット層は30代~50代がメインで、60代以上のシニア層ユーザーも増えているので、販売したい商品やサービスによっては魅力的なECモールです。
Qoo10
(推定2,004億円)
※2020年時点
アメリカの企業・eBayの日本法人イーベイジャパンが展開する通販サイトQoo10は、アパレルや輸入食品などが安く手に入ると女性を中心に利用者が多いのが特徴です。
Qoo10は出店に対する費用が安く、初期費用や月額固定費は無料です。
基本的には、カテゴリー別に設定されている販売手数料だけが売上発生時にかかりますよ。
たとえば、レディースファッションやビューティー・コスメは販売手数料の割合がもっとも高いですが、販売金額の10%が上限なのでコストを抑えて出店できるでしょう。
SHOP LIST
※2021年度
※2018年時点
(推定0円)
(販売手数料:推定30%~)
ファッション通販として支持されるSHOPLISTは、若い女性から子育て世代まで幅広い世代に人気です。
流行に敏感なファストファッションに特化しており、出店できる店舗もSHOPLISTのコンセプトにあっているかが重視されます。
SHOPLISTに出店を検討する際には、まず資料請求から始めなければいけませんが、自社ブランドのターゲット層やコンセプトがあっていると感じるならぜひ検討してみましょう。
ポンパレモール
※2018年時点
画像容量オプション:10,000円~
「ホットペッパー」や「じゃらん」を展開するリクルートが提供する通販サイトがポンパレモールです。
Pontaポイントと連携し、利用者はポンパレモールで貯めたり使えたりするのがメリットです。
Pontaポイントの還元率がアップするキャンペーンも積極的に実施しており、ユーザーからの集客が見込めますよ。
自社ECサイトのプラットフォーム一覧!
自社 でECサイト(オンラインショップ)を構築するなら、選択肢としてはショッピングカートASPとECパッケージがおすすめです。
【ECサイト構築でおすすめのプラットフォーム】
- ショッピングカートASP :ECサイトを構築するために必要な機能がすでに用意されたサイトやページをレンタルして利用
- ECパッケージ:ECサイトを構築するために必要な機能が備わったソフトを使う
どちらも比較的難易度が低く、簡単に自社でECサイトが運営できるのが魅力です。
ショッピングカートASPとECパッケージの詳細や、それぞれにおすすめのサービスを解説していきましょう。
ショッピングカートASPおすすめ一覧
ショッピングカートASPは初心者でも手順に沿っていくだけで、簡単にECサイトが作れます。
ショッピングカートASPを利用する際の相場を、平均として以下にまとめました。
初めてECサイト運営に乗り出すならまずおすすめしたいショッピングカートASPは、イチからECサイトを作る場合に必要な人件費やシステム導入費、膨大な作業時間などを削れるのが大きなメリットです。
システムは常に最新の状態にアップデートされ、バグなどのトラブルもショッピングカートASPを提供する会社が対処してくれるので安心ですよ。
現在、拡大するECサイト市場に伴い、ショッピングカートASPを提供する業者も増えています。
特におすすめしたいショッピングカートASP11選を、一覧にして簡単に紹介しましょう。
【ショッピングカートASPおすすめ一覧】
各ショッピングカートASPの費用や特徴なども説明するので、どこを選べばいいか迷っている方は参考にしてくださいね。
Shopify
※3日間の無料体験あり
まずおすすめしたいのは、カナダ発の大手ショッピングカートASP「Shopify(ショッピファイ)」です。
Shopify は初期費用がかからず、月額料金は約3,600円~とリーズナブルなのが魅力です。
ただし、機能面は数々の大手企業も利用しているほど充実しており、簡単な操作で本格的なECサイトがオープンさせられますよ。
Shopify の特徴として契約者は豊富なアプリケーションが利用でき、簡単なだけにフォーマットが決まりがちなショッピングカートASPでも自由度の高いECサイトが作成できます。
マイナビD2CではShopify認定のパートナー企業として、イメージ通りのECサイトを構築するお手伝いをしています。
初めてのECサイト構築や運営に不安をお持ちなら、ぜひ下記のボタンから詳細をご覧ください。
STORES
※無料プランあり
STORESは「ネットショップって、むずかしくない」をコンセプトに、とにかく初心者でも満足できるECサイト構築にこだわっています。
パソコンでもスマホからでも自由度の高いデザインでショップを作成でき、日々の業務も簡単な作業で完結するように作られています。
無料でネットショップを立ち上げられるフリープランも用意されているので、気軽にスタートできますね。
おちゃのこネット
※無料プランあり
おちゃのこネットは15年以上、時代にあわせてネットショップ構築のプラットフォームを提供しているので、信頼できるサービスと言えます。
初期費用無料で商品数5,000点までのベーシックプランは、コストを抑えながらもおしゃれなECサイトが作れると人気です。
また、商品数100点まで登録できる月額料金無料のスタートアッププランもあり、段階にあわせてムダなく使えるのもメリットです。
カラーミーショップ
※無料プランあり
カラーミーショップは初期費用がかからず、レギュラープランが月額4,950円から利用できるショッピングカートASPです。
特筆すべきは、初期費用も月額料金も0円の「フリープラン」が用意されていること。
レギュラープランや大規模店舗向けのラージプランで提供される機能の一部しか利用できませんが、オプションをつけない限り、受注1件につき6.6%+30円(税抜)の決済手数料のみでECサイトが運営できますよ。
まずは無料でオンライン販売を試してみたい個人事業主の方などに、おすすめのサービスです。
BASE
※無料プランあり
BASEは新規登録時、月額0円のスタンダードプランからスタートします。
商品が売れるまでは費用が一切かからず、販売時にサービス利用料(3%)と決済手数料(30.6%+40円)がかかる仕組みです。
月額5,980円のグロースプランに切り替えれば、販売時に決済手数料2.9%のみ差し引かれるので利益率も高いですよ。
また、決済手数料2.9%は他社ショッピングカートASPと比べて最安値級なのも大きなメリットです。
FC2ショッピングカート
※無料プランもあり
FC2ショッピングカートは初期費用や月額料金が0円から使えるサービスです。
無料プランであってもダウンロード商品などが販売でき、商品登録可能数も無制限とコストを抑えたい方にはぴったりです。
ただし、無料プランでは容量が300MBまでとなっており、商品数が増えたり、画像をたくさん含んだ見やすいページを構築したい場合などは有料プランへの移行も必要になってくるでしょう。
e-shopsカートS
※30日間の無料体験あり
e-shopsカートSはすでに自社サイトがある場合にも、簡単に好きな箇所へショッピングカートが設置できます。
初期費用として10,000円を支払えば、基本的にあとは3,500円~の月額料金のみというわかりやすい料金体系もうれしいですね。
MakeShop
※長期割引(最大15%)あり
MakeShopは11,000店舗が利用しているショッピングカートASPです。
初期費用・月額料金ともに11,000円~とコスト面ではさらに安いサービスもありますが、Yahoo!ショッピングやAmazonとの連携が簡単で、カスタマーサポートも充実している点をメリットと考える方もいます。
長く利用するほど月額料金から最大15%割引かれたり、2店舗以上の複数出店で初期費用が無料になったりといったサービスも用意されていますよ。
CS-Cart
CS-Cart は24時間有人によるサポートや保全が行われており、安心して導入できるのが特徴です。
独自ドメインSSLが無料で利用できるので、より本格的な信頼性の高いECサイトを構築できますよ。
ショップサーブ
導入実績5万社を誇るショップサーブは、「フランスベッド株式会社」や出版社「マガジンハウス」のECサイトとしても採用されています。
業界トップクラスといわれるAPIの数でクライアントにあわせた自由なECサイトの実現ができるのも、ショップサーブの強みです。
futureshop
futureshopの特徴は手厚いサポート体制にあり、サポート満足度は自社発表で90.3%を誇ります。
電話やメールでサポート対応してもらえるので、ECサイトで不明な点や万が一のトラブルの際も安心できますね。
ECパッケージおすすめ一覧
ECサイト構築のための機能が備わったパッケージを利用する場合、相場としては以下のとおりです。
初期費用が安いECパッケージは自社ECサイトを自分で構築する必要はありますが、ある程度の知識や専門スタッフがいれば独自性のある商品ページが実現できます。
また、コストはかかりますが自社ブランドや商品のイメージ・世界観などをプロにデザインしてもらえたり、運用も代行してもらえたりするサービスもあり、構築から運営まで丸投げしたいというニーズを叶えたいならおすすめの会社もあります。
コスト面や機能面でとくにおすすめのECパッケージを、一覧で紹介していきましょう。
【ECパッケージおすすめ一覧】
それぞれの特徴や費用を表でまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
EC-CUBE
EC-CUBEはドトールオンラインショップやカステラの文明堂でも導入されている、ダウンロード型のECオープンソースです。
ダウンロードは初期費用も月額料金も無料で、EC-CUBEの豊富なプラグインを利用できるのが大きな魅力となっています。
また、月額49,800円~のクラウド版も用意されており、さらに本格的で自由な自社ECサイトの構築ができますよ。
クラウド版ならメンテナンスなどは丸投げできるのが、便利なポイントです。
カゴラボ
※別途カスタマイズ費用:150 万円〜
カゴラボはクラウド型のECパッケージで、専門のデザインチームが希望に沿ったECサイトを構築してくれます。
定期購入やInstagramと連動した機能なども備わっているので、アイデア次第でより多くの集客やリピーターの獲得が期待できますね。
SI Webショッピング
SI Web Shopping(エスアイウェブショッピング)は自社で自由にカスタマイズしてECサイトを構築するためのソフトウェアです。
auやUCC珈琲などの一流企業にも導入されているシステムを、自社ECサイトにも取り入れてみましょう。
ebisumart
ebisumart(エビスマート) はクラウド型のECパッケージで、拡張機能やAPIも随時追加されていくのが特徴です。
ECサイトのデザインはプロに任せられ、必要な機能やSNSなどのサービスとの連携も自在です。
利用者との交流を図る少人数ワークショップも開催しているので、他業種や企業からヒントを得られ、ビジネスの可能性も広がりますよ。
ecbeing
ecbeingは軽微なカスタマイズができるスモールプランで初期費用が500万円~と、ある程度規模の大きい企業向けのECパッケージサービスです。
ただし、イメージするECサイトのデザインや必要とする機能を伝えればフルカスタマイズで実現してくれるなど、丸投げにも対応できる技術力の高さが魅力です。
コンサルティングやサイト分析などの運営支援も行っているので、本格にECサイトを拡大していきたいなら検討したいサービスです。
大手ECサイト一覧!売上額ランキング
これから自社でECサイトを構築していきたいとお考えなら、売上高のある大手ECサイトを参考に「売れるサイト」を目指しましょう。
「月刊ネット販売」10月号が実施した売上高調査「第22回ネット販売白書」を基に、国内のECサイトランキングを30位まで紹介します。
【国内ECサイト売上額ランキング】
- Amazonジャパン(Amazon.co.jp)
- ヨドバシカメラ(ヨドバシ.com)
- ZOZO(ZOZOTOWN)
- ビックカメラ(ビックカメラ.com)
- ヤマダホールディングス(ヤマダウェブコム)
- ユニクロ
- オイシックス・ラ・大地(オイシックス)
- ジャパネットたかた
- 上新電機(Joshin webショップ)
- イオン(おうちでイオン イオンネットスーパー)
- ニトリホールディングス(ニトリネット)
- XPRICE
- Dell
- アダストリア(.st)
- ベイクルーズ(BAYCREW’S STORE)
- アクスル
- マウスコンピューター
- 千趣会(ベルメゾン)
- ノジマ
- ジュピターショップチャンネル(ショップチャンネル)
- アイリスオーヤマ(アイリスプラザ)
- ベルーナ
- DINOS CORPORATION
- オンワードホールディングス(ONWARD CROSSET)
- イトーヨーカ堂
- キタムラ
- TSIホールディングス(MIX.Tokyo)
- QVCジャパン
- 三越伊勢丹ホールディングス
- コーセー(Maison KOSÉ)
それぞれのECサイトの特徴も簡単に説明するので、ターゲット層に受け入れられやすいネットショップのポイントやヒントを得てみましょう。
1位:Amazonジャパン(Amazon.co.jp)
2022年3月期にECサイト市場全体での総売上高は、7兆144億円でした。
そのうちの1/3を占める2兆5355億円がAmazonジャパンの売上です。
コロナ禍で外出制限がかかる中、日用品や電化製品などが在宅のまま手に入る便利さにこれまでECサイトを利用したことのなかった人も日常的に買い物するようになり、アフターコロナ期に差し掛かっている今でもAmazonが伸び続ける理由となっています。
2位:ヨドバシカメラ(ヨドバシ.com)
ヨドバシカメラは家電だけでなく日用雑貨やおもちゃ、ファッションなど幅広い商品約800万点を送料無料で発送してくれる手軽さが、多くの人に利用される理由のひとつです。
2021年3月期は前年と比べて売上髙が60%増と急成長していましたが、反動により2022年3月期は前年比では-3.8%の減少となっています。
それでも、Amazonジャパンに次いで国内2位の売上髙を上げているので、これからもヨドバシカメラは実店舗だけでなくECサイトでの販売を強化していくことが予想されます。
3位:ZOZO(ZOZOTOWN)
株式会社スタートトゥデイが運営するECサイト「ZOZOTOWN」が、国内3位の売上を上げています。
ZOZOTOWNでは自社ブランド「ZOZO」の商品のほか、他社アパレルブランドの商品を委託販売としてラインアップしており、若い世代を中心に利用されています。
4位:ビックカメラ(ビックカメラ.com)
家電を中心に展開するビッグカメラ.comは、実店舗と連動して在庫を確認できるなどオンラインでもオフラインでも顧客に便利なお買い物体験を提供しています。
クーポンやポイント還元などのイベントも積極的におこなっているのも、注目されるポイントです。
5位:ヤマダホールディングス(ヤマダウェブコム)
ECサイトの上位として定番の家電通販サイトで、ヤマダデンキを展開するヤマダホールディングスが5位となっています。
ヤマダウェブコムもネットで在庫確認や予約・注文ができ、最寄りの店舗で受け取りができるなど、実店舗にも呼び込む工夫がされています。
6位:ユニクロ
幅広い世代に性別問わず受け入れられているユニクロは、通販サイトでの売上も好調です。
ユニクロは通販サイトで購入し実店舗で受け取ると送料が無料になったり、オンライン限定の商品が購入できたりと、実店舗でしかできない体験や通販サイトならではの特典をうまく使い分けているといえるでしょう。
7位:オイシックス・ラ・大地(オイシックス)
こだわりぬいた食材を定期的に配送してくれる「オイシックス」を運営するオイシックス・ラ・大地が、2021年度に引き続き成長を見せています。
日本全国の契約農家の野菜などを自宅にいながら届けてもらえるのが、忙しい共働き世帯や主婦に受けていますよ。
8位:ジャパネットたかた
テレビショッピングとしても有名なジャパネットたかたですが、ECサイトでの売上も高まっています。
テレビやカタログ、チラシ、ハガキ、新聞など広く展開している広告の商品も、申込番号を入力すればECサイトから簡単に購入できます。
じっくり紙面などで商品を検討したい活字世代からも、注文はインターネットからできる点がメリットとして利用されています。
9位:上新電機(Joshin webショップ)
全国に家電量販店「ジョーシン」を構える上新電機では、店舗での売上が2022年3月決算で前年比9.5%減収となりましたが、逆にECサイトは5.8%増と売上を伸ばしました。
家電製品はネットで購入し、自宅まで配送してもらうというのが、消費者の常識となりつつありますね。
10位:イオン(おうちでイオン イオンネットスーパー)
食料品や日用品を揃えるイオンネットスーパーは、療養中や自宅待機の方にもうれしい非対面での商品の受渡しにも対応しています。
たくさん買っても重たい荷物を持ち運ぶ必要がないため、高齢者や子育てママにも支持されていますよ。
実店舗で目玉のイオン火曜市などのセールもネットスーパーの価格にリアルタイムで反映され、外出せずにお買い物体験が楽しめることも業績を伸ばしている理由のひとつでしょう。
11位:ニトリホールディングス(ニトリネット)
家具や調理器具、寝具などの生活雑貨を取り扱うニトリホールディングスは、店舗とECサイトどちらの利用にも便利なアプリを提供しています。
2022年2月期にはアプリの会員数が前年費44.7%増となり、スマホユーザーをうまく取り込む販売戦略が功を奏していることが伺えます。
また、ニトリホールディングスではInstagramを使ったライブコマースも積極的に行い、幅広くアプローチしている点も注目すべきポイントです。
12位:XPRICE
家電の通販サイトとして、型落ち商品やアウトレット商品の販売にも注力し、他社との差別化を図っているXPRICEも前年比19.4%増と売上を大きく伸ばしています。
実店舗を持たないEC専門ショップとして、いち早く家電のオンライン販売を始めた強みや経験が生かされています。
13位:Dell
パソコンメーカーのDellはリモートワークやオンライン授業などの影響からか、ECサイトでの販売も好調です。
ECサイト上にはサポートへすぐにアクセスできるよう常にボタンなどが表示されており、ユーザー想いの工夫が伺えます。
14位:アダストリア(.st)
グローバルワーク・ローリーズファーム・ニコアンドといった人気のレディースブランドを展開する株式会社アダストリアの公式ECサイト「.st(ドットエスティ)」がユニクロに次いで衣料品部門でランキング上位に入ってきています。
「.st」では実店舗のスタッフがコーディネートや着用時のイメージを積極的に発信したり、LINE連携でクーポンを配布したりと、継続的にファンを増やすためのアイデアも豊富です。
15位:ベイクルーズ(BAYCREW’S STORE)
JOURNAL STANDARDをはじめ、IENA・EDIFICE・Spick and Span・Deuxieme Classe など、男女問わずファンが多いファッションブランドを展開するベイクルーズのECサイトも人気です。
商品ページにはファッションアドバイザーにチャットで相談できるボタンを設置し、実店舗でスタッフにアドバイスを求めるようにアイテムに関する相談や質問ができます。
スタッフによるInstagramライブで、シーズンにあわせたコーディネートやファッションに関する情報を発信するなどの取り組みも活発に行われています。
16位:アクスル
オフィス用品などを販売するアスクルの特徴は、何と言っても最短当日~翌日に届くスピード感です。
アスクルでは2022年10月から新事業としてオフィスのデジタル化に関するSaaSや通信商品などを販売するECサイト「ビズらく」もスタートさせました。
モノだけでなくデジタル製品やソリューションサービスまでオフィスに関わる商品を広く販売するアスクルは、今後もECサイトの業績を伸ばしていくことが予想されます。
17位:マウスコンピューター
パソコン販売を行うマウスコンピューターは17位にランキングしているものの、2022年3月の決算時には前年比3.8%減となりました。
親会社「株式会社MCJ」の発表によると、減収の原因は原材料や部材不足の影響が大きいとのことです。
公式ECサイトでは国内産パソコンメーカーとして、受注生産した製品を早い納期で届けられることや、カスタマイズ性が高いことなどを強みとしてアピールしています。
18位:千趣会(ベルメゾン)
千趣会が運営し家具やファッションなど総合的に取り扱う通販サイト「ベルメゾン」も、大手ECサイトでは業績を伸ばしています。
ベルメゾンでは通販事業の販促施策として会員の定着化に力を入れており、前年比で継続会員が4.4万人増えるなど取り組みが実を結んでいます。
18位:ノジマ
家電量販店として実店舗も展開するノジマでは、デジタル家電のECサイト「ノジマオンライン」を運営しています。
店舗で貯めたノジマ通常ポイントもECサイトで使え、オンライン限定価格の商品もラインアップするなど、工夫を行っています。
ノジマオンラインのトップページにアクセスするにはまず会員登録を行わなくてはいけないので、顧客情報の収集やリピーターの獲得にも大きな役割を果たしていますよ。
20位:ジュピターショップチャンネル(ショップチャンネル)
テレビショッピングでも有名な「ショップチャンネル」のECサイトでは、放送中の商品紹介をオンラインで直接視聴できます。
動画とあわせて商品ページの文章なども確認でき、そのまま購入ができるので消費者にスムーズなお買い物体験を提供しているのが特徴です。
実際に買った人からの口コミも商品ページに表示されるので迷っている人も参考になり、購入につながりやすい工夫となっています。
21位:アイリスオーヤマ(アイリスプラザ)
家電やインテリア雑貨、ペット用品からガーデニング用品まで、約3万点の商品を揃える「アイリスプラザ」。
幅広い商品カテゴリーで分類され、分かりやすさにこだわったサイトになっているので、欲しいものが見つかりやすい点が評価できます。
2022年11月には「生活応援宣言」として5,000円以上で送料無料となっていた基準を3,980円以上の購入に改定し、さらに買いやすいサイトになっています。
22位:ベルーナ
ファッションやインテリアを中心に販売を行うベルーナは、TVCMやカタログ、LINE連携や専用アプリなど、さまざまな方法で集客を行っているのが特徴です。
1日1回メルマガからログインするだけでポイントを付与するキャンペーンも実施しており、継続して顧客を取り込む工夫も参考になります。
23位:DINOS CORPORATION
ディノスのECサイトでは、テレビショッピングやカタログ通販で紹介した商品を特別価格で購入できます。
テレビショッピングで気になった商品も後からゆっくり検討したうえで購入できるので、本当に良いものを手に入れたいという方に受けています。
24位:オンワードホールディングス(ONWARD CROSSET)
大人の女性を中心に人気のブランド23区や組曲・自由区・ICB・any SiSなどを展開するオンワードホールディングスのECサイトが「ONWARD CROSSET」です。
人気モデルや雑誌とのコラボ商品なども購入でき、実店舗のスタッフによるコーディネートも日々更新されるなど、コンテンツとしての魅力も高いサイトになっています。
25位:イトーヨーカ堂
イトーヨーカドーでは、食品を中心に最寄りの店舗から配送を行うネットスーパーを運営しています。
ライブ配信でおすすめ商品の紹介なども行っており、ターゲット層となる主婦の日常に寄り添う取り組みも盛んです。
26位:キタムラ
カメラ用品や写真の現像などで有名なカメラのキタムラですが、ネットショップでは家電や中古スマートフォンなどの販売も行っています。
カメラや高級時計などの買取もネットショップから簡単に申し込みができ、来店しなくても宅配や出張での査定に対応しているのも便利なポイントです。
27位:TSIホールディングス(MIX.Tokyo)
TSIホールディングスが運営する「MIX.Tokyo(ミックスドットトウキョウ)」は、JILLSTUART やNATURAL BEAUTY BASIC 、human woman など人気ブランドのアイテムを揃えています。
好きなブランドの情報をプッシュ通知などで知らせる専用アプリの提供や、店舗スタッフによる着こなし術など、ファッションが好きなターゲット層にアプローチし続けています。
28位:QVCジャパン
テレビショッピングのQVCのECサイトでは番組表がチェックできたり本日放送した商品を特集で紹介したりと、テレビと連動した販売方法が特徴です。
テレビショッピングのオンエア前でも当日0時から先行注文ができる点も、ECサイトならではの強みといえるでしょう。
29位:三越伊勢丹ホールディングス
ランキング29位と順位は低いものの、前年比18.1%の増収と大きく成長したのが「三越伊勢丹オンラインストア」です。
三越伊勢丹では百貨店への来店体験をリモートでもできるオンライン接客に力を入れているのが特徴です。
「三越伊勢丹リモートショッピングアプリ」を独自開発し、チャットや動画などで店舗スタッフによる接客や提案を行ったり、オンラインとオフラインどちらでも利用可能なポイントシステムを導入したりと、ECサイトを活用した施策を次々と打ち出しています。
30位:コーセー(Maison KOSÉ)
化粧品メーカーのコーセーのECサイトでは、美容トピックスやライブコマースなどスタッフによるコンテンツも充実しています。
オンライン販売でも充実した接客体験ができるという点が、昨今のECサイト成功の秘訣かもしれませんね。
越境ECサイト一覧!海外でのEC市場も拡大中
日本国内でもEC市場は発展を続けていますが、海外では日本よりもEC市場は盛り上がりを見せています。
経済産業省が2022年8月に発表した「電子商取引に関する市場調査」によると、2021年時点で世界全体のEC市場規模は4.92兆USドルでした。
世界のEC市場規模のうち、もっとも規模が大きいのは中国で全体の52.1%を占めます。
アメリカが2位の19.0%、イギリスが4.8%となり、日本は世界のEC市場規模のうち4位の3.0%、韓国が次いで2.5%となっています。
今後も世界的にEC化は広まっていくと予想されており、市場拡大が期待されます。
また、世界的なEC市場拡大に伴い、自国以外のECサイトに商品を出品して販売する「越境EC」も一般化してきています。
中国やアメリカと日本での越境ECの市場規模をみてみましょう。
EC市場が小売市場の中でもより一般化している中国やアメリカでは、自国のECサイトを経由して日本製品を購入する消費者が日本に比べて多いとわかります。
コロナ禍の影響で実際に日本に来て商品を購入できない人たちが、ECサイトを利用することで品質の良い日本製品を手に入れようという動きが見て取れます。
国内だけでなく、世界とも簡単につながれるのがインターネットの特徴なので、販路の拡大や新規開拓を狙うなら越境ECも検討しましょう。
世界的にEC市場のシェア率が高い4つの国で人気のECサイトを紹介するので、越境ECの出品先として検討してみましょう。
中国のECサイト3選
世界でも市場規模が1位とEC大国である中国ですが、越境ECで最も利用されているのはTmall (天猫)で全体の1/3以上を占めます。
【中国のECサイト3選】
中国では越境ECを利用している人の96%がスマホから購入しており、消費者の年齢層は25歳から34歳がもっとも多くなっています。
中国の越境EC利用者にとって日本のおもちゃやゲーム、アニメグッズのニーズが最も高く、本やDVD・CDなどエンタメ関連の商品も人気が高くなっています。
中国で人気の商品を越境ECで出品すれば、国内よりも高値で取引される可能性もあるので大きなビジネスチャンスにもなるでしょう。
Tmall (天猫)
中国国内でもっとも利用されているTmall(天猫)の越境ECプラットフォーム「Tmall Global(天猫国際)」は、アリババ株式会社が運営しています。
中国国内でも信頼のできるECモールとして地位を確立しており、日本法人も設立されていることから、初めて越境ECにチャレンジする企業でも安心できるでしょう。
旗艦店として天猫国際に出店するほか、アリババの海外倉庫に商品を委託する方法などがあります。
Kaola(考拉海購)
中国での越境ECシェア2位の「Kaola(考拉海購)」も、アリババ株式会社が運営するECモールです。
Kaolaのメインユーザーは19歳~35歳の若い女性で、アパレルや美容グッズなども取り扱う楽天市場も旗艦店を出店しています。
Kaolaは直接メーカーから商品を仕入れる直営モデルが主で、本物志向の中国人女性に支持されていますよ。
JD.com(京東)
JD.com(京東)は世界で10億人の利用者数を誇るSNS「WeChat」と連携しており、ワンクリックで商品ページなどへ移動できる手軽さから、中国国内で3位のシェアを誇ります。
全日空が厳選した特産品などを「全日空海外旗艦店」として出店したり、愛媛県が特設ページをオープンさせたりと、国内企業や団体からも注目されています。
アメリカのECサイト3選
世界でEC市場2位のアメリカでは、以下のECサイトが多く利用されています。
【アメリカのECサイト4選】
ECモールとしては、アメリカに本社を置くAmazonのシェア率がもっとも高くなっています。
2位はWalmart(ウォルマート)、3位はAppleの公式オンラインショップで、4位には日本法人もあるECモール・ebayがきています。
アメリカ国内では衣料品や雑貨が最も多くECサイトから購入されており、家具・建材・電子機器と続きます。
アメリカでも日本の漫画やアニメは人気なので、どのような商品が受け入れられやすいかあらかじめリサーチしておきましょう。
Amazon
Amazon USAを利用して越境ECをする方法として、フルフィルメント by Amazon (FBA)を利用して現地のAmazonの倉庫に商品を納品するのがおすすめです。
FBAを利用すれば、現地のAmazonスタッフが商品を梱包・発送してくれ、万が一の返品や返金などカスタマー対応も行ってくれますよ。
Walmart(ウォルマート)
アメリカ国内で実店舗を広げ、ECモールとしてもシェア率2位となっているWalmart(ウォルマート)も、国外からのマーケットプレイス出店が可能です。
条件的にはアメリカ国内に法人を設立していなくても出店申し込みができるので、まずは出品者アカウントを取得してみましょう。
:ebay
日本国内でも人気のiPhoneやiPadなどを提供するAppleのサイトが、アメリカ国内でECサイトシェア3位となっています。
Appleの次点として4位にランクインしているebayは、日本法人もあるアメリカのECモールです。
日本版サイトでebay出店の流れを説明しているので、英語オンリーでのやり取りに不安を感じる方も安心できます。
韓国のECサイト3選
日本に次いで世界シェア率4位の韓国も、EC市場が拡大の一途をたどっています。
韓国の人気ECサイトもみていきましょう。
【韓国のECサイト3選】
日本国内の企業でも韓国のECモールへの出店支援やサポートを行っているので、検討してみましょう。
G-Market
韓国でもっとも勢いのあるECモールは、ebayの子会社として展開している「G-market」です。
G-marketの月間訪問者は2,200万人ともいわれ、2016年には楽天市場とG-marketがそれぞれのモールに旗艦店を出店するなど越境ECに対する取り組みも盛んです。
11番街
韓国の大手ECモールとして2番目に人気が高い11番街は、国外からの出品者も申込が可能です。
まずは11番街のサイトから出品者アカウントを取得しなくてはいけませんが、日本語には対応していないのである程度の語学力が必要です。
Interpark Global
Interparkは韓国国内で初のオンラインショッピングモールとして誕生しました。
国内外のユーザーをターゲットとしたInterpark Globalはサイトページが日本語にも対応しており、K-POPアーティストのグッズやチケット販売のマーケットプレイスとしても人気です。
イギリスのECサイト
世界でEC市場イギリスの人気ECサイトもチェックしておきましょう。
【イギリスのECサイト】
イギリスではECサイトでアパレルがもっとも多く購入されており、次に書籍、家電と続いています。
1位:Amazon.co.uk
Amazonはヨーロッパでまずイギリスに進出し、EC市場の拡大に大きな役割を担ってきました。
ロンドンなどではスマホからの注文で1時間以内に商品が届く「Prime Now」も提供されています。
ECサイトの成功事例一覧からヒントを見つけよう!
ECモールやECサイトのトレンドやおすすめのプラットフォームなどを紹介しましたが、自社のオンラインショップ運営のイメージはついてきたでしょうか。
マイナビD2CではECサイト構築のためのパッケージを提供するShopifyと提携し、いくつもの大手企業のオンラインショップを手掛けてきました。
販売する商品のジャンル別に、現在ECサイトの運営を成功させている企業を紹介していきましょう。
【ジャンル別!ECサイト成功事例】
- アパレル・ファッション:ニューエラ・カジネーレ
- コスメ・美容:ダイヤコーポレーション・アンジェラックス
- 食品:BAKE・オリオンビール
- 雑貨・インテリア:Francfranc・GreenSnapSTORE
自社サイト構築のさらなるイメージやヒントとして、お役立てください。
【アパレル・ファッション】ECサイト成功事例
EC市場でもニーズが高いアパレルやファッション関連のECサイト事例を紹介します。
アパレルやファッションアイテムのECで重要なポイントは、実店舗に近い接客体験やショップスタッフとの近い距離感をいかに再現できるかにあります。
実店舗も展開するアパレルブランドのECサイトから、ヒントを得ましょう。
ニューエラ
ストリートファッションを牽引するニューエラのECサイトは、白を基調にすることで商品のカラーやでデザインがより引き立ちます。
豊富なサイズやパターンをハッシュタグで絞り込んで検索できるなど、SNSを使いこなすスマホ世代にも使いやすい工夫も。
ショップスタッフによるInstagramとの連携や、スタッフに相談や質問ができるボタンを常に表示するなど、オンラインでも店舗さながらの接客体験ができるのもポイントです。
専用アプリの提供により全国の実店舗と購入履歴が連携できるなど、既存客の利便性も意識しています。
カジネーレ
国内繊維メーカーのカジネーレが展開する「TO&FRO(とぅ~あんどふろ)」のブランドイメージを表現した、気分も明るくなるオンラインショップです。
実店舗とECサイトで使えるポイントシステムを統一し、オフラインでもオンラインでもシームレスにお買い物を楽しめるようにしています。
実際にアイテムを使っている様子をブログ記事として配信することで購入後をイメージしやすく、読み物としても充実しています。
メルマガ配信やTwitter・Instagram・Facebookとの連携など、幅広いツールからECサイトに誘導します。
【コスメ・美容】ECサイト成功事例
女性を中心に化粧品や美容アイテムをECサイトで注文する人も増えています。
コスメブランド2社のECサイト事例を参考にしてみましょう。
ダイヤコーポレーション
株式会社ダイヤコーポレーションが運営するトータルビューティーセレクトショップ「MEGOOD BEAUTY」のオンラインショップは、華やかで可愛いものが大好きな女性に届けたいECサイトです。
Instagramをチェックするようにショッピングや美容情報を楽しめるのが特徴です。
便利な定期購入にも対応しており、本当に良いものを憧れの美容家や購入者の口コミから選びたい方に受けています。
アンジェラックス
エステサロン・アンジェラックスのオリジナルブランド「My NADESHICO」などが購入できる、オンラインショップです。
メルマガやLINEと連携してキャンペーンや最新情報を配信し、動画でも商品の魅力を伝えるなど、顧客とより近い距離での販売を行っています。
【食品】ECサイト成功事例
コロナ禍で外食の機会が減ったなどの理由からEC市場でもニーズが伸びている食品のECサイトでは、商品の魅力をいかに伝えられるかが鍵となっています。
お取り寄せブームやギフトなど、さまざまな使い方に重宝される食品系ECサイトの成功例をみてみましょう。
BAKE
全国に実店舗を持つ焼きたてチーズタルト専門店「BAKE」のオンラインショップです。
顧客一元化アプリ「Omni Hub」を導入し、POSアプリ「スマレジ」とも連携することで実店舗とECショップで顧客情報を一貫して管理できるようになりました。
実店舗と変わらない購買体験が提供できるほか、オンラインで簡単に大口注文ができるなどECサイトならではの利便性も追求します。
オリオンビール
沖縄の地ビールブランド「オリオンビール」の公式通販サイトでは、開発秘話や新商品のコンセプトストーリーなどを伝えるコンテンツが充実しています。
地元に根付いた企業としての魅力を、全国に発信できるようなサイトになっています。
【雑貨・インテリア】ECサイト成功事例
家具や雑貨などのインテリア用品も、ECサイトでの購入が一般化してきました。
雑貨店として全国に店舗を展開するFrancfrancや植物を取り扱うGreenSnapSTOREのECサイト事例を紹介しましょう。
インテリアや雑貨のECサイトは、実際に部屋へ置いた時のイメージがつきやすくなる工夫がポイントですよ。
Francfranc
全国のショッピングモールなどにテナントとして出店していることも多いFrancfrancでは、スペースを取るため実店舗では展示できない家具などもオンラインショップで販売しています。
目で見たり直接触れたりして検討できない家具などもイメージが沸きやすいよう、たくさんの画像やモデル写真などとともに紹介されているのでどんどん購買意欲をかき立てられます。
また、コーディネートのイメージとして自社スタッフだけでなく、購入者が投稿した画像なども並べているのでさまざまなシーンが想像できるよう工夫されていますよ。
GreenSnapSTORE
観葉植物や園芸用品などを販売する「GreenSnapSTORE」では、メルマガやSNS、YouTubeなどと連動し、「売れば終わり」ではない体験を提供しています。
Shopifyの機能としては、商品データを元にGoogleやFacebook、LINEなどさまざまな媒体で本当に欲しい人に広告を展開しアプローチする「dfplus.io」を導入してより効果的な集客を実現しています。
ECサイト一覧に関するよくある質問
ECサイトを一覧で紹介してきましたが、おさらいも兼ねてよくある質問にお答えしていきましょう。
これからECサイトを始めたい方は、チェックしてみてくださいね。
ECサイトの種類は?
ECサイトを始めようと思ったら、まずは大きくわけてECモールか自社ECサイトに種類がわかれることを理解しておきましょう。
まずはこちらの項目で最新のEC市場の推移や選択肢をしたうえで、検討を始めましょう。
ショッピングモール型ECサイトのおすすめは?
国内のショッピングモール型ECサイトで大手といわれるのは、主に以下の7つです。
記事内では大手ECモール一覧の売上額や費用などを紹介しているので、参考にしてくださいね。
ECサイトのプラットフォームはどこがいい?
自社でECサイトを構築する場合、おすすめの方法としては以下の2つがあります。
【ECサイト構築でおすすめのプラットフォーム】
- ショッピングカートASP :ECサイトを構築するために必要な機能がすでに用意されたサイトやページをレンタルして利用
- ECパッケージ:ECサイトを構築するために必要な機能が備わったソフトを使う
それぞれの違いやおすすめの会社は自社ECサイトのプラットフォーム一覧!の項目で解説しているのでご覧ください。
ECサイトの売上ランキングは?
今回は、国内のECサイトで2022年3月期の売上高をランキングで紹介しました。
【国内ECサイト売上額ランキング】
- Amazonジャパン(Amazon.co.jp)
- ヨドバシカメラ(ヨドバシ.com)
- ZOZO(ZOZOTOWN)
- ビックカメラ(ビックカメラ.com)
- ヤマダホールディングス(ヤマダウェブコム)
- ユニクロ
- オイシックス・ラ・大地(オイシックス)
- ジャパネットたかた
- 上新電機(Joshin webショップ)
- イオン(おうちでイオン イオンネットスーパー)
記事内の大手ECサイト一覧!売上額ランキングの項目では、ベスト30位までを紹介しているのでぜひご覧ください。
越境ECサイト一覧は?
EC市場は世界規模でみても拡大し続けており、国をまたいでの越境ECも盛り上がっています。
記事ではEC市場規模が1位~3位の中国・アメリカ・イギリス、4位の日本の次点に来る韓国の大手ECモールをそれぞれ3社紹介しました。
くわしくは、越境ECサイト一覧!海外でのEC市場も拡大中の項目をご覧ください。
まとめ
今回はECサイト市場に参入したいと考える企業や個人事業主に向けて、出店がおすすめのECモールや自社ECサイトを構築するためのプラットフォームを一覧で紹介しました。
インターネット上のショッピングモール
顧客のニーズに答え、売上が出やすいECサイトを運用するために、国内のECサイトランキングや海外の人気ECモールベスト3なども解説しています。
マイナビD2CではShopifyでのECサイト構築サポートなども行っており、大手企業のECサイト成功事例も紹介しています。
既存客の購入率の向上や新しいターゲット層の開拓のために、ぜひECサイトの運用を検討してみましょう。
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